テレビとうさん

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「ワクチン接種率」 と 「死亡率」 ⑧

2022年02月08日 | 統計
 「国・地域別の累計接種回数一覧(2月3日)」で、「追加接種率」区間の「死亡率」の平均を表にしました。

追加接種率;追加接種割合の区分。
国数   ;追加接種率の区分に入る国の数。
感染率  ;各国の百万人当たりの新規陽性者数の7日移動平均の単純平均。
死亡率  ;   〃      新規死亡者数     〃      。
致死率  ;死亡率 ÷ 感染率。(%)

追加接種率(%):国数 : 感染率  :死亡率:致死率 (注1
 0~ 1未満 :102: 351  :1.0:0.28
 1~10 〃 : 20: 674  :4.3:0.64
10~20 〃 : 13: 937  :3.8:0.41
20~30 〃 : 17:1435  :3.4:0.24
30~40 〃 : 10:1988  :2.7:0.14
40~50 〃 : 10:2009  :2.5:0.12
50~60 〃 : 15:3063  :3.1:0.10
60~80 〃 :  4:3390  :3.1:0.09
80   以上 :  0:   -  : - : -

世界 : -  : - : 402.6:1.3:0.32

インド: 0.9:  1: 148.2:0.8:0.54
南ア : 1.0:  1:  54.0:2.3:4.26
日本 : 4.8:  1: 633.1:0.4:0.06
台湾 :23.1:  1:   2.4:0.0:0.00
ペルー:23.1:  1:1149.9:7.1:0.62
中国 :23.6:  5:   0.0:0.0:-   (注2
米国 :26.7: 50:1165.2:7.4:0.64(注3
瑞典 :39.5:  1:3531.1:3.7:0.10(注4
芬蘭土:45.4:  1: 947.7:3.0:0.32(注5
諾威 :50.4:  1:3619.1:0.7:0.02(注6
韓国 :52.7:  1: 361.4:0.4:0.11(注7
英国 :55.7:  4:2885.5:5.7:0.20(注8
丁抹 :61.3:  1:7816.0:3.4:0.04(注9

注1)これは、傾向を見る「単純平均」なので、「加重平均」とは違い実数は逆算できません。「7日移動平均の加重平均」は有料会員限定の公開となりますww

注2)「中国」は、中共支配地域(満州、南モンゴル、東トルキスタン、チベットと中国本土の5ヶ国)の値です。また、濃厚接触者は自宅の出入り口を溶接される為、自宅で餓死した場合は感染死亡に計数されないと思われ、参考にはならない参考値です。

注3)「米国」は、50Statesと WashingtonD.C.を合わせて1ヶ国として扱っています。

注4)スェーデン
注5)フィンランド
注6)ノルウェー

注7)「韓国」には、北韓国は含まれていません。

注8)「英国」は、北アイルランドとグレートブリテン(イングランド、ウェールズ、スコットランド)の4ヶ国連合を1ヶ国として扱った値です。

注9)デンマーク


 オミクロン種(現在は新型コロナの変異株とされている)には「BA.1~3」の三種類が「亜種」として確認されています。最初に南アで確認されたのが「BA.1」で、その後「BA.2]に変異し病原性は同程度ですが感染力は2倍くらいではないかとされています。

 丁抹(デンマーク)では、この「BA.2」が猛威を振るっていて、感染率の割には死亡率が低く、何より「致死率の低さ」が特徴的です。

 「追加接種率(3回接種)」が1%未満の国の「感染率」「死亡率」が低い事から、3回目の接種は今一度熟考が必要だと思います。10%以上になると「死亡率」には有意な差が無いように見えます。

 「60%~80%未満」の区間では「致死率」が低いのですが、これは「ワクチン接種300万回(一人3回)で30人」が既に死んでいて重症化した人もその10倍以上いるとされているので、比較は難しいかもしれません。しかし、「追加接種率が高ければ感染率が大きくなり、致死率が小さくなる」ことを考慮する必要があると思われます。

 日本の致死率は0.06%です。例年の
「季節性インフルエンザ」の場合は統計上、例年1千万人が感染し「致死率は0.1%」なので、10万回接種で一人が死亡するワクチンを接種するかどうかの目安になると思います。



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