テレビとうさん

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「平和な諸国民」 と 「自衛する日本」

2019年07月18日 | 国際情勢

日本国憲法前文

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日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。

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 若し、「平和を愛する諸国民」がいるとした場合、他国の核攻撃から国民を守る為に核シェルターを造るという事は、「信義に信頼して」いない事になり、憲法違反と言えます。   自衛隊も、諸国民を信頼していれば他国に対しては不要ですし、他国からの攻撃に対応する為の組織だとしたら「憲法違反」と言えます。

 自衛隊の存在が憲法違反とは言えないことは最高裁判決で明らかなので、自衛隊は自国民(の暴動)から守る為に存在する事になります。これは、「平和的な諸国民」の中に日本国民が含まれることが憲法には明記されていない事と、自衛隊には「特殊車両(戦車)」「護衛艦(空母)」「自衛隊機(戦闘機)」などの装備品がありますが、これらは戦争に使用するものは無いと主張している事から考えると、当然と言えます。

 核シェルターも同様に、自国民から政府組織を守るために核開発をして、核の暴発や使用による被害から為政者を守るためには、必要最低限の核シェルターが必要となることから、日本の核シェルター保有率「人口比0.02%」を明確に説明できます。2万人分の核シェルターがあれば、取り敢えず政府要人を守ることが出来ます。

 世界には「平和を愛さない諸国民」が一定割合いる事は明らかですが、それでも尚、「平和を愛する諸国民」を探し出して日本を守る為に「諸国民を利用する事を決意した」場合でも、同じことが言えます。

 しかし、「諸国民」が裏切った場合、大東亜戦争と同じ結果が待ち受けています。

 孫文は、日本に対して「満州人による清国を、革命によって漢民族の為の独立国にしたい。」と言って協力を要請し、蒋介石と共に革命運動を始めました。ある程度の勢力を得たのち孫文は、日本とソ連との二股外交をして、反共の蒋介石と微妙な関係になりました。孫文の死後、今度は蒋介石と親日派の汪兆銘が対立し、蒋介石は日本を裏切って毛沢東と組みました。

 日本との戦争で疲弊した蒋介石は、毛沢東に敗れましたが「孫文の夢であった漢民族の中国」は成立しました。しかし、毛沢東は「孫文の夢」を裏切り、漢民族以外の周辺諸国を侵略し「他民族との共和」と嘯いて「満州・チベット・東トルキスタン・南モンゴル」の資源の略奪を始めました。そして現在に至りますが、習近平は「南シナ海・台湾・沖縄も中国の領土」と言い始めました。

 「平和を愛する諸国民」の定義や、何処にいるのかは「昭和憲法」には明示されていませんが、「平和の為に原爆を保有する国。」「民族融和と言って領土を拡張する国。」「移民を人道的に受け入れて金儲けをする国。」等、「平和を愛する諸国民」はたくさんいますが、「日本はこの人たちを頼りに生き延びる事を決意した。」と書いてある憲法を「平和憲法」と自慢げに語る人もいます。



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