年末から新年にかけて「武漢ウイルス感染者」の拡大が止まらないと報道されていますが、ここでは「PCR検査数」と「陽性者(感染者とは限らない)」を比較しようと思います。
日付 検査数 陽性数 陽性確認率(%)
12/26 32,677 3,694 11.3(土)
12/27 11,963 2,399 20.0(日)
12/28 74,383 2,383 3.2
12/29 24,850 3,595 14.5
12/30 21,069 3,845 18.2
12/31 39,575 4,322 10.1
1/ 1 25,072 3,106 12.4
1/ 2 8,746 3,045 34.8(土)
1/ 3 20,291 3,127 15.4(日)
1/ 4 84,383 3,302 3.9
1/ 5 88,446 4.885 5.5
1/ 6 73,967 5,946 8.0
1/ 7 81,400 7,537 9.3
1/ 8 63,373 7,844 12.4
1/ 9 35,730 7,278 20.4(土)
1/10 24,502 6,090 24.9(日)
(参照データは「東洋経済オンライン編集部」ですが、「特段の事情」で入国する外国人の場合は入国時には検査されないので、外国で感染しても「日本での陽性確認者」に含まれる可能性があります。参考までに、去年の「空港検疫の陽性者数」で外国人が日本人を上回った5月~12月の「空港検疫総陽性者数 1,745人」の内「外国籍は64%の 1,119人」です。)
「PCR検査数」が平日より土・日曜日に少なくなるのは過去のデータ上でも明らかで、検査数が少なければ「陽性確認率」が高くなる傾向があります。休みの土日に「PCR検査」をする理由は、「風邪症状のある患者」を検査しない訳にはいかないからだと思われます。そして平日には「クラスター対策」としてローラー作戦で検査をするのですが、当然ながら「陽性者数」は然ほど増えません。
つまり、「土日の陽性者」は例年で言われていた「患者」が多く、「平日の陽性者」は単に陽性が確認された人が多いと云う事です。この特性を利用すれば(しないとは思いますが)、「PCR検査数」を調整することで「陽性数」や「陽性率」を自在に変えることが可能になります。
今年になって最初の頃は感染者数が「伸びなやんだ」のですが、1月4日以降に検査数を一気に増やしたこともあり、何とか「隠れた陽性者」を見つけることに成功しました。これも、医療関係者の努力の賜物です。覆面パトカーでの「陰ながらの努力」によって「スピード違反者」を大量に取り締まることが、交通事故を減らす効果が有る事に似ているのかも知れません。
素人の私がここで気付くことは、「陽性者数」が「PCR検査数」に比例していない事です。1月2日が顕著で、陽性率が34.8%となっていて、これは恐らく正月三が日の土日には「発症者」を中心に検査していて、「クラスター対策」としての「無症状者」の検査数が少なかったことが窺われます。
これは、「武漢肺炎」以前の医療体制での「無症状者は感染者ではない」とした常識的な医療体制に近いと言えます。例年の様に、風邪に罹り体調不良になって病院に通う人のみを検査対象にすれば「インフルエンザ陽性率」が40%くらいになっても不思議は有りません。若しもその時に「インフルエンザ・クラスター対策」として「濃厚接触者」を検査すれば陽性率は20%くらいに下がり、更に「患者数」を増やしたい誘惑に駆られ、検査対象を周辺の「無症状者」にまで拡げても、「陽性者」はあまり増えず「陽性率」は10%以下になると思います。
過去の「インフルエンザ感染」の場合は、コロナ「陽性者」と違って症状も出やすいので、「陽性率」は新型コロナ以上になると思われます。「風邪に罹り症状を訴える人」は例年1,000万人以上いますが、今回の「武漢肺炎」では症状のない人も含めた「陽性者数」でも、約1年間で30万人程度です。
インフルエンザの「PCR検査」で「武漢ウイルス」と同じ増幅率(Ct値40:理論値で採取検体の1兆倍)で判断した場合は、恐らく50%以上の「陽性率」になると思われますが、インフルエンザウイルスの検査増幅率が解らないので正確な事は言えません。例年のインフルエンザの場合は「迅速診断キットによる検査」が主流の様なので、検証の為にインフルエンザウイルスのPCR検査で、増幅倍率による精度確認を公表してもらいたいと思います。
日付 検査数 陽性数 陽性確認率(%)
12/26 32,677 3,694 11.3(土)
12/27 11,963 2,399 20.0(日)
12/28 74,383 2,383 3.2
12/29 24,850 3,595 14.5
12/30 21,069 3,845 18.2
12/31 39,575 4,322 10.1
1/ 1 25,072 3,106 12.4
1/ 2 8,746 3,045 34.8(土)
1/ 3 20,291 3,127 15.4(日)
1/ 4 84,383 3,302 3.9
1/ 5 88,446 4.885 5.5
1/ 6 73,967 5,946 8.0
1/ 7 81,400 7,537 9.3
1/ 8 63,373 7,844 12.4
1/ 9 35,730 7,278 20.4(土)
1/10 24,502 6,090 24.9(日)
(参照データは「東洋経済オンライン編集部」ですが、「特段の事情」で入国する外国人の場合は入国時には検査されないので、外国で感染しても「日本での陽性確認者」に含まれる可能性があります。参考までに、去年の「空港検疫の陽性者数」で外国人が日本人を上回った5月~12月の「空港検疫総陽性者数 1,745人」の内「外国籍は64%の 1,119人」です。)
「PCR検査数」が平日より土・日曜日に少なくなるのは過去のデータ上でも明らかで、検査数が少なければ「陽性確認率」が高くなる傾向があります。休みの土日に「PCR検査」をする理由は、「風邪症状のある患者」を検査しない訳にはいかないからだと思われます。そして平日には「クラスター対策」としてローラー作戦で検査をするのですが、当然ながら「陽性者数」は然ほど増えません。
つまり、「土日の陽性者」は例年で言われていた「患者」が多く、「平日の陽性者」は単に陽性が確認された人が多いと云う事です。この特性を利用すれば(しないとは思いますが)、「PCR検査数」を調整することで「陽性数」や「陽性率」を自在に変えることが可能になります。
今年になって最初の頃は感染者数が「伸びなやんだ」のですが、1月4日以降に検査数を一気に増やしたこともあり、何とか「隠れた陽性者」を見つけることに成功しました。これも、医療関係者の努力の賜物です。覆面パトカーでの「陰ながらの努力」によって「スピード違反者」を大量に取り締まることが、交通事故を減らす効果が有る事に似ているのかも知れません。
素人の私がここで気付くことは、「陽性者数」が「PCR検査数」に比例していない事です。1月2日が顕著で、陽性率が34.8%となっていて、これは恐らく正月三が日の土日には「発症者」を中心に検査していて、「クラスター対策」としての「無症状者」の検査数が少なかったことが窺われます。
これは、「武漢肺炎」以前の医療体制での「無症状者は感染者ではない」とした常識的な医療体制に近いと言えます。例年の様に、風邪に罹り体調不良になって病院に通う人のみを検査対象にすれば「インフルエンザ陽性率」が40%くらいになっても不思議は有りません。若しもその時に「インフルエンザ・クラスター対策」として「濃厚接触者」を検査すれば陽性率は20%くらいに下がり、更に「患者数」を増やしたい誘惑に駆られ、検査対象を周辺の「無症状者」にまで拡げても、「陽性者」はあまり増えず「陽性率」は10%以下になると思います。
過去の「インフルエンザ感染」の場合は、コロナ「陽性者」と違って症状も出やすいので、「陽性率」は新型コロナ以上になると思われます。「風邪に罹り症状を訴える人」は例年1,000万人以上いますが、今回の「武漢肺炎」では症状のない人も含めた「陽性者数」でも、約1年間で30万人程度です。
インフルエンザの「PCR検査」で「武漢ウイルス」と同じ増幅率(Ct値40:理論値で採取検体の1兆倍)で判断した場合は、恐らく50%以上の「陽性率」になると思われますが、インフルエンザウイルスの検査増幅率が解らないので正確な事は言えません。例年のインフルエンザの場合は「迅速診断キットによる検査」が主流の様なので、検証の為にインフルエンザウイルスのPCR検査で、増幅倍率による精度確認を公表してもらいたいと思います。
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