オメガねこ

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「露宇戦争」 と 「日米戦争」 ②

2022年04月01日 | 戦争史
 日本国民の多くは「正義は勝つ」と思っているようですが、世界の主流は「勝った方が正義」のようです。

 演説で「真珠湾攻撃」と「9.11テロ」を「露宇戦争」の例えに引用した大統領は、おそらく「勝った方が正義」と信じているようで、米国が両方で勝った事から宇国も「正義である米国」の武力支援を、表面上は期待したように見えます。

 「日米戦争」での真珠湾攻撃は軍事施設の破壊を目的にしたのだから、両者の比較自体が不適切とする意見もあるようですが、プーチン大統領は「特殊軍事作戦」の目的は「宇国の軍事施設の破壊とネオナチの排除」としているので、これが本当なら露国の主張も正しい事になります。

 つまり、「特殊軍事作戦」を戦争と定義し、万が一にも露国が勝利した場合でも、宇国大統領は「真珠湾攻撃」と同様に「露国の正義」を否定出来る伏線を用意したのかも知れません。


・満州事変(1931年);
 大清帝国末期(混乱期)に、満州地域に大陸人と半島人が大量に入植し始め、混乱を防ぐ為に日・清共に警官(憲兵)を常駐させる条約を締結する事で混乱を防ぐことが出来ました。
 しかし、日韓併合後は半島人も日本人になったにも拘わらず、中華民国側が「朝鮮人は主権者では無く、条約の対象外」と主張した事も有り、朝鮮人は満州地域で独立運動を展開しました。
 これと並行して、ソ連共産党の傀儡である中国共産党が「過去の条約の無効」を主張した為に混乱が拡大し、満州事変に繋がりました。

・通州事件(1937年);
 支那の保安隊(4千人)が北京近郊の通州で、日本軍守備隊と日本人居留民(385人)の内、半島人106人と本土人117人を虐殺した事件で、当時は「残虐な事件」として世界中で報道されたようですが、敗戦後は殆ど無視されています。

・南京事件(1937年);
 日本軍による南京陥落時に、一般市民(人口20万人)を虐殺したと世界中に報道されましたが、その証拠が見つからず一旦収束した案件で、戦後になり「南京大虐殺(被害人数30~50万人)」として復活した物語です。それ以前に起きた別の「南京事件」では、大陸人が多くの日本人や欧米人を惨殺しましたが、大きな問題にはなっていません。

・ウクライナ東部、露系住民虐殺事件(2014~2022年);
 宇国東部での露系と宇系住民の暴力抗争で、「双方合わせて1万数千人が死亡」したと言われ当時は問題視されたようですが、第三者?機関の調査では虐殺は無かったとされてます。
 一部の情報では、共にウクライナ人ではない外国人が多く含まれた集団(部隊)で、一般市民の巻き添えも有ったとされていますが、虐殺では無かった事が通説になっているようです。

・マリウポリ、
劇場爆破事件(2022年);
 3月17日、宇国のマリウポリにある劇場が攻撃され、避難していた人(千人以上)の内300人が死亡したとされる事件で、宇国は「露国の空爆で破壊された」と主張し、露国は「アゾフ連隊(宇)が爆破した」と主張しています。
 おそらく、「露宇戦争」で負けた方が犯人になると思います。


 宇国東部で起きたとされる「露系対宇系ウクライナ人の暴力事件」も、それが「虐殺」である証拠は無いとされ、今のところは「大きな暴力事件」で収まりそうです。しかし、時が過ぎると「被害者と加害者」が入れ替わる可能性もあり、問題化され大きな事件として報道されるかもしれません。

 「南京大虐殺」も、その死亡者の多くは便衣兵か、味方兵の退却や降伏を阻止するための「督戦隊」に殺された兵士ではないかと考えられています。しかし、戦わずして戦勝国になり、国連にヒョッコリ顔を出した「中共」が常任理事国になると、敗戦国の日本が加害者になりました。

 勝った方が正義で、負けると犯罪者になるのが、世界の道理です。




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