オメガねこ

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「ワクチン接種回数」と「新規陽性者数」

2021年04月08日 | 統計
 「ワクチンの100人当たりの接種回数」「直近の新規陽性確認者数(単位:千人)」の相関を調べると、


国名    :< 接種回数> 過去最多陽性者 (日付)⇒4月6日陽性者
 (減少比)

イスラエル :<112.2> 11.9( 1月27日)⇒  0.3
 (0.03)

UAE   :< 88.6>  4.0( 2月 4日)⇒  2.0
 (0.50)

チリ    :< 59.6> 14.0( 6月 6日)⇒  5.2
 (0.37)

英国    :< 56.0> 68.2( 1月 8日)⇒  2.4
 (0.04)

アメリカ  :< 50.8>300.0( 1月20日)⇒ 62.2
 (0.21)

フランス  :< 18.6>106.1(11月 2日)⇒  8.1
 (0.08)

スウェーデン:< 17.6> 32.5(12月29日)⇒ 21.8
 (0.65)

ロシア   :<  8.6> 29.5(12月24日)⇒  8.2
 (0.28)

インドネシア:<  5.0> 14.5( 1月30日)⇒  4.5
  (0.31)

韓国    :<  2.1>  1.2(12月24日)⇒  0.7
  (0.58)

日本    :<  1.1>  7.9( 1月 8日)⇒  2.6
  (0.33)

ナイジェリア:<  0.5>  2.5( 1月23日)⇒  0.1
  (0.02)

注)接種回数(2021年04月08日 更新)は100人当たりで、全員が一人2回接種すると200回になります。「イスラエル」では、2回接種した人は「100人当たり53.8人」です。「ナイジェリア」の「4月6日陽性者:0.1千人」は、実際に公表された「58人」を四捨五入しました。

 「UAE」は、恐らく接種可能な人は全員一回の接種はしていると思われ、陽性者数は2か月で半分になっています。最も有意に減少したのは「英国」で4%にまで低下していて、「日本」の陽性者数とほゞ同じなのですが人口比からすると二倍になります。しかも「接種回数」は日本の50倍でこの値です。

 「英国」と「ナイジェリア」は同様な「減少比」を示していますが、接種回数の比は100倍以上です。

 最も人口密度が高く、しかも「PCR検査」の実施率が低くても「Ct値」が高い為に、諸外国の千倍の「陽性確認精度」を誇る「日本」が最低ランクの「陽性者数」です。「感染防止対策」が緩いと言われている政府と公務員が、自ら三密会食をして「陽性者」を増やしてもこの値です。

 私には、「国別の接種回数」と「陽性者の減少比」には相関関係を見出すことは出来ません。「世界全体の接種回数:694万回」で「人口:60億人」からすると、「接種割合は最大で0.12%」になり、殆ど接種していないのと同じです。それでも、世界全体の陽性者数は「2020年12月10日:150万人」から「2021年4月6日:60万人」になり「減少比:0.4」を示していて、上記の「減少比」の平均と大差は無いように思えます。

 「英国」と「イスラエル」を見ると「ワクチン効果」が有るようにも見えますが、「ナイジェリア」と「日本」を見ると「ワクチンには意味がない」ように思えます。例えば、「ナイジェリア」の接種率が100%になっても「一日あたりの陽性者」が58人以下になるとは思えません。




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