昨日の続きです。
最初のクシャミ一回で100ヶのウイルスを放出し、マスクがその90%を捕獲する時に、捕獲されるウイルスは90ヶです。次回からクシャミによるウイルスの供給が無かったと考え、2回目以降のクシャミでマスクに付着したウイルスの内10%がマスクから引き離されると考えると、2回目に残るのは81ヶで、3回では72.9ヶ、・・・、n回目には(Vn)ヶとして、
Vn=100X(0.9)^n
と、なります。44回目には1ヶ(以下)になり、無限回では0に収束します。ここで、2回目以降のクシャミでもウイルスが必ず100ヶ放出されると仮定し、マスクに供給される個数と引き離される個数とが釣り合う「回数目」を計算します。マスクにN回目で付着している総ウイルス量をS(N)とし、
S(N)
=100x(0.9)^1+100x(0.9)^2+100x(0.9)^3+.....+100x(0.9)^N
=Σ【n=1~N】(100X0.9^n)
です。ここで、マスクに900ヶのウイルスが付着した時に次のクシャミで100ヶ追加される事から、1000ヶの10%である100ヶがマスクを通してウイルスが飛散される事が分かります。つまり、マスク着用時にウイルスの飛散量が100ヶとなる量は、
S(N)=900
です。
公式 Σ【k=m~n】A・R^(k-1)=A[R^n-R^(m-1)]/(R-1) を利用します(但し、|R|<1)。
A=100
R=0.9
S(N)の初項は 100x(0.9)^1 から、(m=2)なので
S(N)
=900
=100X[(0.9^n)-0.9]/(0.9-1)
を解くと、
0.9^n-0.9=-0.9
0.9^n=0
となり、n=無限大 です。つまり、マスクに付着するウイルスの数は900ヶが最大値になり、クシャミを無限回する必要があります。
実は、収束する等比級数の最大値を求める公式も有って、
Σ【n=1~∞】A・R^(n-1)=A/(1-R)
から、
100/(1-0.9)=1000
で、最初に着用するマスクは新品なので付着ウイルスが0ヶである事から、初項の(n=1)の時の100ヶを差し引くと最大 S(∞) は同じく900ヶになります。
試しに10回(k=2~11)と、20回(k=2~21)のクシャミをした場合は、
S(10)
=100X[(0.9^11)-0.9]/-0.1
≒1000X(0.9-0.31)
=590
S(20)≒790・・・(900ヶを超える事は無い)
で、11回目は69ヶ、21回目は89ヶのウイルスを撒き散らす事になります。マスクを着用しない場合は100ヶなので、11回目で31%、21回目でも11%ほど感染を防ぐ効果があるようですが、累積飛散ウイルス数は「マスク無し」よりも最大で 900ヶ 少ないだけです。何故なら、この 900ヶ は、上記の条件でのマスクに付着する最大数だからです。
これは、マスクでの「富岳」によるクシャミのシュミレートを参考に10%を利用したのですが、会話時は判りません。恐らく、息をする限り「ウイルスの透過率」には大差はないような気もします。
何れにしても、喉から排出されるウイルスの数量(A)に差があっても、呼吸の回数によるマスク装着の有無と他人に対する感染率は、21回以上呼吸をしたマスクには11%以下の差しか無い事が証明されます。また、マスクの捕獲率(R)を変えても、マスクの最大付着量が変わるだけなので、一定回数の呼吸後には「マスク効果」は殆ど無くなります。
この11%以下の防護確率に賭けるかどうかは、あなた次第です。
最初のクシャミ一回で100ヶのウイルスを放出し、マスクがその90%を捕獲する時に、捕獲されるウイルスは90ヶです。次回からクシャミによるウイルスの供給が無かったと考え、2回目以降のクシャミでマスクに付着したウイルスの内10%がマスクから引き離されると考えると、2回目に残るのは81ヶで、3回では72.9ヶ、・・・、n回目には(Vn)ヶとして、
Vn=100X(0.9)^n
と、なります。44回目には1ヶ(以下)になり、無限回では0に収束します。ここで、2回目以降のクシャミでもウイルスが必ず100ヶ放出されると仮定し、マスクに供給される個数と引き離される個数とが釣り合う「回数目」を計算します。マスクにN回目で付着している総ウイルス量をS(N)とし、
S(N)
=100x(0.9)^1+100x(0.9)^2+100x(0.9)^3+.....+100x(0.9)^N
=Σ【n=1~N】(100X0.9^n)
です。ここで、マスクに900ヶのウイルスが付着した時に次のクシャミで100ヶ追加される事から、1000ヶの10%である100ヶがマスクを通してウイルスが飛散される事が分かります。つまり、マスク着用時にウイルスの飛散量が100ヶとなる量は、
S(N)=900
です。
公式 Σ【k=m~n】A・R^(k-1)=A[R^n-R^(m-1)]/(R-1) を利用します(但し、|R|<1)。
A=100
R=0.9
S(N)の初項は 100x(0.9)^1 から、(m=2)なので
S(N)
=900
=100X[(0.9^n)-0.9]/(0.9-1)
を解くと、
0.9^n-0.9=-0.9
0.9^n=0
となり、n=無限大 です。つまり、マスクに付着するウイルスの数は900ヶが最大値になり、クシャミを無限回する必要があります。
実は、収束する等比級数の最大値を求める公式も有って、
Σ【n=1~∞】A・R^(n-1)=A/(1-R)
から、
100/(1-0.9)=1000
で、最初に着用するマスクは新品なので付着ウイルスが0ヶである事から、初項の(n=1)の時の100ヶを差し引くと最大 S(∞) は同じく900ヶになります。
試しに10回(k=2~11)と、20回(k=2~21)のクシャミをした場合は、
S(10)
=100X[(0.9^11)-0.9]/-0.1
≒1000X(0.9-0.31)
=590
S(20)≒790・・・(900ヶを超える事は無い)
で、11回目は69ヶ、21回目は89ヶのウイルスを撒き散らす事になります。マスクを着用しない場合は100ヶなので、11回目で31%、21回目でも11%ほど感染を防ぐ効果があるようですが、累積飛散ウイルス数は「マスク無し」よりも最大で 900ヶ 少ないだけです。何故なら、この 900ヶ は、上記の条件でのマスクに付着する最大数だからです。
これは、マスクでの「富岳」によるクシャミのシュミレートを参考に10%を利用したのですが、会話時は判りません。恐らく、息をする限り「ウイルスの透過率」には大差はないような気もします。
何れにしても、喉から排出されるウイルスの数量(A)に差があっても、呼吸の回数によるマスク装着の有無と他人に対する感染率は、21回以上呼吸をしたマスクには11%以下の差しか無い事が証明されます。また、マスクの捕獲率(R)を変えても、マスクの最大付着量が変わるだけなので、一定回数の呼吸後には「マスク効果」は殆ど無くなります。
この11%以下の防護確率に賭けるかどうかは、あなた次第です。
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