Ｊ３９ボーエ・モーエンセンの作品（デンマーク）
デンマークの生協本社から彼のところに庶民のための椅子の製作依頼がありました。
〇 工場が購入したばかりの木の回転加工機を使うこと
〇 国内で調達可能な木を使うこと
戦後間もないこともあり職を求めて多くの人がコペンハーゲンに集まってきて、
住宅事情は厳しいもので家具のサイズも限定されるという背景もあり価格をおさえた
家具が求められたのです。
モーエンセンは椅子のパーツを４つに絞りました。
脚・背・座・脚間のスティックバー。
工場はタームという地方都市にあったが労働力がコペンハーゲンに
流れてしまったため人手をあまりかけずにできるように工夫されています。
座面がペーパーコードなのも町の手の空いた人が呼び集められて作業が
進み １９４７年に出来上がった椅子です。
椅子が出来上がった背景には、こんな歴史もあるんですね～。
