YMCA東京日本語学校です

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日本語レシテーションコンテスト

2010年09月03日 | 日記
今日は全クラス合同で日本語発表会(レシテーションコンテスト)を行ないました。
各クラスごとにおぼえた詩を発表してもらいました。

トップバッターの初級1クラスは、金子みすず「わたしと小鳥と鈴と」。
大きな声で、すがすがしく、見ている人にも元気を与える発表でした。

初級2クラスもやはり「わたしと小鳥と鈴と」。
原詩にはない、クラスのみんなで考えてつけ加えてくれた部分が、とても素敵で印象に残りました。

中級1bクラスは、谷川俊太郎「朝のリレー」。
ピアノの伴奏とのバランスがとてもよく、詩の内容がきちんと伝わってきました。

中級1aクラスは、同じく「朝のリレー」。
大人数でしたが、男性、女性に分かれて声を合わせるところがピタリとそろっていて、練習の成果を感じさせました。

中級2クラスは、谷川俊太郎「生きる」。
生きることの素晴らしさを感じさせてくれる、ほんとうに素敵な発表でした。
紙を出すタイミングなど、みんなの呼吸がぴたりと合っていました。

いちばん最後を飾ったのは、上級クラスによる、茨木のり子「自分の感受性くらい」。
とても難しい言葉も出てきますが、さすが上級クラス、一つひとつの言葉をしっかり自分のものにして発表できていました。
イントネーションの特訓をした成果も十分感じられました。

その後、みんなで平井堅の「一人じゃない」を歌ってから、先生方より講評をいただきました。
校長先生によるおまけの発表(?)はいかがでしたか。

いずれのクラスもたいへん素晴らしい発表でした。
日本の詩をおぼえるのはとてもたいへんだったでしょうし、舞台の上は大いに緊張したことと思います。
でもみんなで力を合せてやり遂げることができた今日の経験は、きっと将来の皆さんの血となり肉となるものと信じています。
これからも日本語の素敵な詩や文章に出会ったら、どんどん暗誦してみてください。
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