マルセル ミュールを新鮮に聞かせてもらってます⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

2020-07-06 23:17:00 | 日々



17歳の時に上京し、最初に住んだ街は東京都調布市国領町→現在は八雲台

今はありませんが京王線布田駅近くの武蔵野音楽学院という音楽専門学校に通っていました

北海道帯広から来たという1つ年上の友達と親しくなり、その人はサックスを吹き、サックスの知識や情報量の多さに自分はいつも驚かされていました。ある日、調布駅近くのお宅まで遊びにいき、サックス奏者の録音物がたくさん…
その時、この友達が羨ましすぎて…
帰り際に今まで聞いたことのないマルセルミュールのソロアルバムを録音したカセットテープを手渡してくれたのでした✨✨✨✨
最終電車は終わっていたので、自宅まで歩き…
4畳半一間と小さな台所、トイレ共同、目の前が銭湯という自分のアパートにたどり着いた時には、空は明るくなり、とても眠かったこと覚えています💦
いざ寝ようとしたら…先程聞かせてもらったサックスの演奏が忘れられず頭の中をグルグルまわるのでした

先程いただいたマルセルミュールのカセットを少しだけ聞いて眠ろう…

…とんでもないもの聞いてしまった‼️

寝れるわけがないどころか感激のあまり嬉しくて何度も何度もリピートして聞いてしまった👍✨✨✨
寝れるわけないでしょ…🥺

クレストンのソナタ、モーリスのプロヴァンスの風景、デュボワのディヴェルティスマン、グラナドスのゴエスカス、トマジのジラスィオン、ボザのカプリス、ボノーのカプリス

それまでクラシックのサックス奏者の演奏は、ビゼーの「アルルの女」オケの中で吹くサックスソロ…カラヤン指揮ベルリンフィルでサックスはダニエルデファイエ、ドビュッシーのラプソディでサックスはジャン=マリーロンデックス、プロコフィエフの「キージェ中尉」サックスはフレデリックヘムケ…
ソロの曲は全く知らなかった😭
後にその友達から、ユージンルソーのコンチェルトアルバムを聞かせてもらい、イベール、グラズノフ、デュボワのコンチェルト、ソプラノサックスで演奏のヴィラ=ロボスのファンタジアを聞かせてもらい完全にサックスの虜になってしまいました⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

そのあと、どんどん新しいことを知り、いろんなことを仕入れることに夢中になり、気がつくと年月が経っていました

新しいことに目を向けることは現在進行形ですが、楽譜をしっかり読むということは、何回も吹いた曲でも新しい発見があり、自分自身が見落としていたことがたくさんあることに気がつく
恥ずかしい💦

以前に比べれば、音楽を楽譜を深く読んでいく面白さを感じる

そんな時に聞いたマルセルミュールは心に染みる👍✨✨✨✨

あのとき、マルセルミュールを聞いた衝撃が蘇ってきたかのように、でも、あの時とは全く違う聞き方をしているはず、でも、今、とても新鮮に聞かせてもらっています

当然、数々の作曲家と会っていた人ですし…

録音技術や楽器の発展途上、奏法、色んな問題がある中でこの素晴らしい演奏

表面的なものを追っかけている時は気がつかなかった…💦

大切なものが見えなかった…


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