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今回も心に残る言葉をいくつか紹介致します。
前回の松下幸之助さん、今回の本田宗一郎さんの言葉は、名言だらけで、経営者ならもちろん会社関係の方、事業されてる方などで知らない人はいないと思いますが、いつになっても心にジーンとくる、特に今回の本田宗一郎さんの言葉は、本人の喋り声で聞かれるのがベスト、下手な落語家より笑いあり、心にささります。
●失敗が人間を成長させると、私は考えている。失敗のない人なんて、本当に気の毒に思う。
●成功者は、例え不運な事態に見舞われても、この試練を乗り越えたら、必ず成功すると考えている。そして、最後まで諦めなかった人間が成功しているのである。
●独創的な新製品をつくるヒントを得ようとしたら、市場調査の効力はゼロとなる。大衆の知恵は決して創意などはもっていないのである。大衆は作家ではなく、批評家なのである。
●かけがえのない「若さ」も、それを自覚していなければ、豚に真珠、猫に小判で、あってなきに等しい。
●チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ。
●もったいないようだけど、捨てることが、一番巧妙な方法だね。捨てることを惜しんでるヤツは、いつまでたってもできないね。
●会社のために働くな。自分が犠牲になるつもりで勤めたり、物を作ったりする人間がいるはずない。だから、会社のためなどと言わず、自分のために働け。
●一番大事なのは読み書きそろばんじゃなくて、人間的なもの、これが一番必要だったんです。ただ単に試験がないだけでね。これは人間として一番大事なことなの。人間を尊重する。これを間違えて、今では読み書きとか、覚えているということだけが一番偉く感じるようになってきちゃって、人間というものを忘れてやしませんか、と僕は言いたい。
●自分の力の足りなさを自覚し、知恵や力を貸してくれる他人の存在を知るのもいい経験である。
●社長なんて偉くも何ともない。課長、部長、包丁、盲腸と同じだ。要するに命令系統をはっきりさせる記号に過ぎない。
●新しいことをやれば、必ず、しくじる。腹が立つ。
だから、寝る時間、食う時間を削って、何度も何度もやる。
●進歩とは反省の厳しさに正比例する。
●何でも出来る人はかわいそうだ、人に聞かないからね。人に聞くということは、相手を尊重すること
●自分の得意なものがあるなら、その得意なもので、やはり身を立てる事を、何でも学校でできたからって永遠にそれが大人になって事業をやって、よその人と付き合って愛され、そして、成功するかって、また別です。私みたいに落第寸前のやつだってどうにか生きてるんですからね、低空飛行ばかりやったんですから。得意なものをやると同時に他のものも全部取らないと、この子はいい子じゃないって言うんですよ。こんな馬鹿なことありますかい、かお形が違うように人は皆、得意不得意がある。その得意で、みんな楽しく暮らす。みんな同じだったらね、困っちゃうなこれ。
私みたいに字は下手だ、嫌いだけれど、ものを作って出来るって人も、学校はひとつも認めてないんですよ。字がうまいとか知ってるってだけは認めて、根底が器用で何でもできるって言う事は、先生、全然点がつけてないんだなこれ。こんな馬鹿な成績がありますかい。要するに個人個人を大切にする。よって来たるところの人権を尊重する基本であるのです。何でも型通りに教えなきゃいけない、おかしい!