自主保育 ぼわキッズ

横浜市磯子区の『久良岐公園』を拠点に活動しています。当番制で預けあって子どもたちを見守っています。

私たちの「子ども」たち

2020-03-13 23:04:31 | 2019年度
今日は久良岐公園で卒会でした!!
私と娘は引っ越すので送り出されます。 


ぼわキッズを通してこんなことを思いました。

それは、私がまだピチピチな高校生だった頃。

保育の授業で、「こども」とはどう書きますか??

という先生の問に

もちろん「子供」と答えました。

すると先生は
「子供」の「供」は「お供え物」の「供」であり、「大人への供え物」ではない、こどもをひとりの人間として見なければいけない。保育を勉強するものは「子ども」と書きましょう。と。

その時は「ふ〜ん」と思ったくらいでした。


そこから数年たち私も母になりました。子育てをしてみると、子どもを「子供」として扱っていることに気付かされました。

例えば

言うことを聞かない…
やるべきことをしない…と腹を立てて。子どもを大人のペースに合わせてしまったり。

将来役に立つから…
これができればかっこいいから…って親の価値観を子どもに押し付けて、子どもの興味ないことをやらせてみたり。

親は子どものためにしてるつもりでも子どものためになっていないことって多々あるとかんじました。


一方で、ぼわキッズの子たちには選択肢がたくさんあります。

「今日ぼわに行くか?行かないか??」
から始まり

「何して遊ぼうか?」

「お弁当をいつ、どこで食べようか?」

「絵本を聞こうか?聞かないか?」

「あんころもちで手を繋ごうか?繋がないか?」

「まだ遊ぶか?帰るか?」

親は、「ぼわに行ってほしい」「絵本を聞いてほしい」「手を繋いでほしい」という思いはありますが、それができない、しないことに腹をたてることなく見守っています。
「いつかできるようになるだろう」と子どもたちを信じて待ち続けます。

子どものペースで、子どもがやりたいことをする。

これが、「子ども」を育てるってことなのだろう思ったわけです。



話を今日の卒会に戻すと…。


昼食はみんなで1品持ち寄って食べました。もちろん、「いただきます」をする前に食べちゃう子もいます。


母たちで作った「ちいさな妖精さん」というぼわキッズオリジナル紙芝居を披露しました。もちろん遊んでて見ていない子もいます。


カラーゴミ袋で衣装を作り「パプリカ」を踊りました。踊りよりスピーカーに興味のある子もいました。


最後に集合写真を撮りました。だけど全員ではありません。




自由な子どもたちのように見えますが、大人の思い通りにはいかないなが「子ども」です。

だから、これでよいのです。

これがぼわキッズのみんなで育て合った私たちの「子ども」たちです。



今年度も楽しい1年でした。来年度も楽しい1年になることを北海道から祈っています。

byこま



p.s お誕生日会もしました。3月生まれのおふたりさん、お誕生日おめでとう





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