昔は百姓は「生かさず殺さず」だった。
もっというと「百姓は、天下の根本なり。是を治める法あり。(中略)
百姓は、財の余らぬように、不足なきように治むる事、道なり。」
だったという。
江戸時代のお話。
現代では、百姓は「庶民」と読みかえる必要がある。
勿論、天下は「国や自治体」と読みかえる。
治める者は政治家や役人に代わっている。
が、現在の庶民は「生かさず殺さず」である。
政治家やお役人が都合のいいように制度をいじっている。
制度・仕組みは変わっても、支配する者と支配される者の
関係はちっとも変っていないのだ。