喜寿から始まる

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人生100年時代とは自分を知ること

2019年10月06日 | 日記

歳をとってくると、何かをしているとき、ふと、そういえばと昔のことが思い出される。

歳をとりすぎると、単なる思い出でしかない。
現代の76歳にとっては、そうではない。

そういえば昔もそうだったな。
変わっていないなと。

アッと閃く。
それが自分なんだ。本当の自分だ。
そういう人間だったんだ。
と気づく。

第二の人生が始まり落ち着き始めた75歳ころになって初めて、第一の人生の締めくくりが
すむのかもしれない。
そして、自分の人生でありながら、やや切り離して距離を置いて見えるようになるに違いない。
懐かしさ、慈しみの気持ちで大切な宝物を扱うように・・
「後期」高齢者とはそういうことだ。

人生60年、70年では生きるだけだった。最後の10年、20年はだらだらとした残りだった。
人生100年は、第一の人生の棚卸で終わりではなくなった。
そのあとにも、有意義な人生が続きうるのではないか。
見つけた本当の自分として、納得して、悟って、本当の自分の人生を送るということではないか。

それが幸せかどうかはわからない。
でも、わからないよりわかった方がはるかに気持ちがいいに決まっている。

 

※バイカル湖の深海に棲む魚(バイカル博物館)の写真に「ひとりで生きる」(伊集院氏)の
新聞広告のキャッチを貼り付けたもの。
勿論、お遊びである。引用したいのは2行目、3行目。1行目、4行目についてはクレスチョンマーク。
※バイカル湖は世界一透明度の高い湖である。1000種以上の固有生物が生息しているという。
その雰囲気を楽しみたかった。残したかった。

 



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