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スウェーデン国王、孫5人を王族から排除 その心は

2019年10月10日 | 日記

スウェーデン国王、孫5人を王族から排除したという。
したがって、行事を行う義務も免除されるという。

理由は?
なんとなんと経費削減、つまりは国民の税負担を軽減するためという。ここ
王位継承権第一位の長女の子、2人は対象外である。

随分と思い切った措置である。

スウェーデンといえば社会保障制度の整った幸福度の高い国との認識だったので
意外に感じた。
高齢化で若年層の減少が深刻な問題になっている先進国では、子だくさんというのは
いい見本ではなどと安易に見ていたが、なかなかそううまくはいかないのであろうか。

しかし、よく考えると、高福祉=高負担である。
また、寛容な移民政策についても、最近では見直しがなされている。

よほどの危機感だったのであろう。

英国でも、チャールズ皇太子が王族の縮小を考慮しているらしい。
ハリー王子・メーガン妃夫妻の子アーチー王子については王族としない考えもあるらしい
と何かで読んだ記憶がある。

そもそも、ヨーローパの大衆政党の躍進は大量移民の流入によって一般大衆の生活の安全
(経済的を含む)が脅かされる危機感が背景にある。
ゆとりがなくなっているということだ。

スウェーデンは高福祉・高負担で世界の最先端を走っていた。
それが限界にきたということなのではないだろうか?

身をもって模範を示したというところか。
王室の存続にもかかわるからであろう。

戦後の民主主義モデルに大きな流れの変化が起こっているということではないだろうか?

                                  

       彫刻(アルメニア首都エレバン・カスケードの広場)

 

 



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