mariの自然さんぽ

道ばた・近所の山・公園などの植物、動物を探してふらふらと散歩。

観音崎

2020-07-26 22:51:31 | 日記
今日は梅雨の晴れ間をぬって観音崎の方まで足を延ばしてきました。
途中空の色が急に変わり、雷鳴が聞こえてきてヒヤヒヤしましたが、観音崎はかろうじて雨雲の下にはならなかったようで、濡れずにすみました。
連休最後のお天気とあって海岸はBBQを楽しむ人で賑わっていましたが、林の方は静か。

まずはシダ達が出迎えてくれました。





○ミゾシダ(ヒメシダ科)だと思われます。
シダ類はあまり詳しくはないので間違っていたらごめんなさい。



○ミツデウラボシ(ウラボシ科)
ミツデウラボシは名前の通り、葉が3つに分かれるのでつけられた名前らしいのですが、実際は3つに裂けないこの写真のようなものから5裂するものまで様々なものがあるそう。



○コモチシダ(シシガシラ科)



これも名前の通りですね。😄



ちょっと怖いかな。



○キケマン(キンポウゲ目ケシ科キケマン属)
もう終わりかけですが、随分頑張って咲いてくれているようです。





○クサノオウ(キンポウゲ目ケシ科クサノオウ属)
こちらも本来なら
3〜5月くらいが花期らしいのですが、今年は遅いのかしら。





○ムラサキニガナ(キク目キク科ムラサキニガナ属)
よく見るとピンクの(ムラサキニガナですが、、、)綺麗なお花です。背がとても高くなる印象で、180センチくらいになるものもあるそうです。


そして、、、今回一番の対面がこちら!





ギボウシ?と思ったらオオバコでした!
私はこんなに大きなオオバコは初めてだったので、家に帰り早速調べてみたところ
トウオオバコ(シソ目オオバコ科オオバコ属)というオオバコらしいのです。
海の近くの湿った草地に生える多年草らしいのですが、まだまだびっくりする出会いはあるのですね。

そして、本当に終わりかけだったのですが、二本だけタシロランが咲いていてくれました!😆



○タシロラン(クサスギカズラ目ラン科トラキチラン属)準絶滅危惧種
菌類(ヒトヨタケ科?)と共生する一年草の腐生植物で、光合成はせず、暗く湿気のある林床に育成します。







少し遠くで咲いていたのでうまく撮れなかったのですが、背の高い方のタシロランは下の方では結実しているようでした。種子は非常に小さく軽くて風で飛ばされやすいようです。

来年もまた沢山のタシロランが育つと良いです。