久しぶりに家内と二人で一泊ドライブに出かけた。今回の目的地は、静岡県舘山寺温泉でふぐ料理を食べること。しかし、前日には夕方から関東地方一帯に雪が降り、冬用タイヤの用意がない我が家のクルマで出かけられるか、ヤキモキさせられた。幸い雪は夜遅くには止んで、朝から良く晴れて気温も上がり、交通情報を見る限り東名高速には雪による交通規制は解除されていた。ところが、朝10時に自宅を出発して横浜町田ＩＣから東名高速に入ってしばらくすると、御殿場ＩＣ手前で事故のため渋滞６ｋｍの情報が入ってきた。しかも、その渋滞の距離は次第に伸びて、秦野中井ＩＣを過ぎた頃には渋滞９ｋｍ、１２０分という渋滞情報が表示されていた。大井松田ＩＣと御殿場ＩＣの間は２車線ずつ２本のルートに分かれているが、そのうち１本の右ルートは昨夜の雪以来通行止めが続いていて通れない。そこで急遽、大井松田ＩＣで一般道に降りて、箱根を越えるルートに迂回することにした。高速道路上で２時間も渋滞に嵌って止まっているくらいなら、多少遅くても走れて、途中で美味しいお店でお昼にするほうがマシだ。幸い箱根越えのルートも雪による交通規制は解除されているらしい。この判断は結局正しかったようで、途中渋滞もなく約１時間半で沼津港に到着し、お昼にした。
沼津港の海鮮市場の中で、比較的空いていた「ふみ野」というお店に入って、家内は海鮮丼、私は生サクラエビと釜揚げシラスとネギトロが載った「ふみ野丼」を注文した。どちらも酢飯どんぶりに刺身など各材料を切って並べるだけで、すぐに出てきても良さそうなものだが、キッチンはよほど人手がないらしく、ずいぶん待たされた。しかし、出てきた海鮮丼とふみの丼の味とボリュームには満足で、とても美味しかった。
お腹がいっぱいになったところで、沼津ＩＣから再び東名高速に乗り、一路浜名湖を目指した。富士川までは右手に雪化粧した富士山が間近に見られ、家内も喜んでいたが、由比海岸を過ぎる辺りから浜松西Ｉまで１時間弱、隣で気持ちよさそうに居眠りしていた。まだ十分早い時間なので、途中シャレたカフェでもないかとキョロキョロしながら運転していたが、結局そのようなお店は見つからないまま、４時前に目的地舘山寺温泉のホテルに到着した。チェックインして部屋に通されて、お茶を一服してから、ホテルに隣接する舘山寺を廻る遊歩道を１時間ほど散策していると、ちょうど日没の時間となって、ホテル前の湖岸から浜名湖の対岸に沈む美しい夕陽を眺めることができた。
夕方の散歩で十分にお腹が空いたところで、お目当てのふぐ料理の夕食だ！
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このほかにも刺身御作り、うなぎ蒲焼、海老と野菜の天ぷら、クラムチャウダー、デザートが付いて、お腹一杯、大満足のお料理でした。
