連日の猛暑にたまりかねて、日曜日に日帰りで西伊豆町田子へ潜りに行きました。いつもと違ってトップシーズンの週末のため関東各地からのショップツアー客で溢れかえり、非常勤ガイド2名とボート3隻フル回転で捌いていました。
お天気は晴れですが多少雲も多めで、強い陽射しをさえぎってくれます。風はほぼ無風で海面はベタ凪です。一本目は沖の浮島根、2本目は田子島へ潜りました。他のゲストの方々は全員が2本で終了して帰ってしまったため、3本目は私とガイドさんの1:1で、再び沖の浮島根へ潜りました。
エントリーすると、隠れ根の周囲の水深5mくらいにはイサキの群れやニザダイの群れが集まっています。ここでは前の週にハンマーヘッドの群れの目撃情報が相次いでいたため、みな沖合からの訪問者を期待していますが、あいにく今日の海中は白濁りで透視度15mくらいしか見えません。
ー10mくらいの根の頭には、キンギョハナダイがビッシリ群れていて、カシワハナダイも混ざっています。
私を含めて4名のグループは山口さんのガイドでー30mの北の根頭まで下りました。表層では28℃あった水温も、水深20mを超えると25℃まで下がって心地よいです。スジハナダイやサクラダイも現れるものの、あいにく光ケーブルの不調のため外部ストロボが上手く光らず、撃沈。流れもほとんどないので、バラけてしまっています。
ゆっくり浅場に戻りながらケーブルの取り回しをいじって何とかストロボを復活させて、マクロ被写体を中心に撮影続行。
コガネスズメダイのチビたちが5匹。でも集まってくれないのでワンフレームに収まりません。
ツマジロモンガラの幼魚。
ノコギリハギの幼魚。毒を持つシマキンチャクフグに擬態して見た目そっくりですが、背びれ、尻びれが大きいハギ類の特徴が決め手です。
この岩の上と周囲1m以内に、オキゴンべが8匹も集まっている。体色もなんか黒っぽいし、何か繁殖関連の行動なのだろうか?ガイドさんの話では、この岩では頻繁にこんな様子が見られるという。
ホクトベラの雌。
クマノミのあくび。
浮上前にー5mでロープにつかまって安全停止していると、ミナミカマスの群れが通り過ぎました。他にもウメイロモドキが流れて行ったり、カンパチが1匹フラフラと至近距離まで寄ってきたりしましたが、もしやと期待したサメは現れませんでした。
☆ ☆ ☆
もう少し青く澄んだ潮を期待していたのにはちょっと残念でしたが、久しぶりの西伊豆町田子をじっくり楽しむことが出来ました。16時半には西伊豆町を後にして、途中函南町で夕食を取りながら、熱海・藤沢を経由して22時には川崎の自宅に戻りました。