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早春の伊豆大島ダイビング、1日目

2023-03-30 16:33:35 | SCUBA diving
 陸は桜が満開で、晴れてポカポカ陽気です。水温は17℃~18℃とまだ冷たいですが、澄んだ海中にも明るい陽射しが差し込んで、とても気持ちの良いダイビングです。
 
 1日目の一本目は、Poseidon SE7ENリブリーザー装備で、有馬さんのガイドで秋の浜のアサヒの根へ向かいました。目当ては写真の子、ゲッコウスズメダイ Chromis tingting の幼魚です。体長は3cmほど。水深44mの岩の陰で、有馬さんが見つけてくれました。
 
 しかしここで問題発生。潜水してからここまでの18分間で、希釈ガスが異常に減っているんです。希釈ガス(空気)を入れた3Lタンクは潜水開始時には200気圧以上あったものが、この時点で通常なら160気圧くらい残っているべきところ、既に残り80気圧。手元の表示盤には浮上の指示が出ています。ただしリブリーザーからOpen Circuitに切り替えての緊急浮上を指示する表示ではないので、そのまま落ち着いて、ただしフィッシュウォッチングは注視して安全な浮上速度の範囲内でエキジット地点を目指して一目散に浮上を開始しました。
 
 しかし問題はまだ続きました。通常リブリーザーでは浮上している間は希釈ガスはほとんど~全く減らないのですが、今回は浮上中でもどんどん希釈ガスが減ってゆき、水深10mまで戻った時点で残り20気圧になっていました。それでも、ここまで戻ってくれば安心。というのも、万が一リブリーザーの動作に異常が発生しても、水深10mより浅ければ酸素中毒で突然意識を失う危険はなくなるからです。幸い酸素は100気圧ほどと十分に残っており、しかも希釈ガスとは別に予備の3L空気タンクも携行しているので、まだ岸までは距離がありますが念のため予備の空気タンクに切り替えて水面を泳いで戻りました。
 

 クラブハウスに戻ってリブリーザー器材を入念に点検しましたが問題はなく、休憩時間の間に希釈ガス・シリンダーを再びフル充填してもらって、2本目は木村君のガイドで最大深度を22mに抑えて慎重に様子を見ながら潜ってきました。ハナタツのペア、チシオコケギンポ、アオボシミドリガイ、ヤスジニセモチノウオなどを見せてもらいましたが、途中でカメラのバッテリーが切れてしまって写真はなし。


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