昼食後、再びニミッツHwy.を北西の方へふらふら、交差点で右折してワイアカミロRd.に入ります。
この通りの名前は、前回のハワイ旅行記にも出てきました。
ただし、前回歩いたのは、もう少し山側の方で、今回は逆に海側の方から上がっていく格好になります。
ディリングハムBlvd.にぶつかる手前で左折、前夜のサイミン食べ比べで来た「ディリングハム・サイミン」の裏口の前を通過して「ディリングハム・プラザ」にやって来ました。
ここは、オフィスデポやフードランド、プライスバスターズなど、チェーンの大規模なお店がいくつも集まった場所なのです。
で、ワタクシのお目当ては、
「セイバーズ」!
ワタクシの友達に、やはりハワイ好き、アロハシャツ好きの方がいまして、その人に教えてもらったお店です。
「吉田さんのようなアロハ好きは、絶対このお店に行かなきゃ!」
と、強く勧められましたので、今回は何が何でもここに来なくてはならなかったのです。
セイバーズというのは、いわゆるリサイクルショップですね。
ハワイ中のアロハシャツファンが泣く泣く手放した、貴重なアロハがゴマンとあるのだそうです!
早速お店の中に入ってみましたら・・・さすがにものすごい広さ!
アロハシャツのラックだけでも何本もあって、これはやはり、かなりの見応えがありそうです!
じゃ、じゃ、じゃ、じゃあ、ちょっと片っぱしから見てきますから!
しばしお待ちを!
(数十分経過)
・・・うーん!
おしい! 実におしいなあ!
いや、かなりいいセンいってるアロハはあるのです。
でも、やっぱりあとひとつ、
「うおおおお! これは! これは絶対買うー!」
ってなるアロハがなかったんですよね。
これはお店が悪いんじゃなくて、まずワタクシの派手アロハ好みが、非常に偏っているということ。
そして、さらには、ワタクシ自身が、好みにはメチャクチャうるさいアロハファンになっているということも大きいでしょう。
それに、ぼちぼちワタクシのアロハコレクションも枚数が多くなってきてますので、さらにワタクシの選ぶ目が厳しくなってきているのです。
まぁ、気に入る気に入らないは時の運みたいな要素もあるものですしね。
今回はたまたまワタクシの気に入るようなアロハがなかっただけで、セイバーズが注目に値するお店だというのは充分に解りました。
またハワイに来れば、見に来ることになるでしょう。
お店を教えてくれたお友達に、
「ありがとう! すごくよかった! でも、たまたま気に入ったアロハがなかったから買わなかったけど!」
と言って喜んでもらえるかは解りませんが、本当に、正直に、そうなので仕方ないのです。
それに、今思えば、同じアロハシャツ好きでも、お友達の好みは、ワタクシと比べるとおとなしいデザインだったようにも思えますし。
要するに、やっぱりワタクシの趣味が変態だというだけなんですよね。
セイバーズを後にして、今度はカリヒSt.方面へ。
再び海の方へ進んで、ニミッツHwy.を渡ります。
工場や倉庫みたいな建物の多い殺風景なエリアですが、ここにも注目すべきお店があるのです。
ほうら、出ましたよ!
テレビで一躍有名になった「エセルズ・グリル」です!
お相撲さんのイラストがかわいいですね!
ハワイでの食事に際しては、お店の雰囲気を味わうことも重視するワタクシにとって、この、アパートの軒下の空いたスペースにきっちりハマり込んだようなお店の造りも実に魅力的なのです!
ですが、やはり、今、このお店はテレビに出てブレイク中。
このタイミングでお店に入れば、どうしたって「コイツ、テレビで見て来やがったな」と思われるでしょう。
それはどうしてもシャクなので、当分このお店には入れないワタクシなのです。
で、今回は、代わりにそのすぐお向かいのお店・・・と言っていいのか、とにかくそこに用があったのです!
はい、「ミセス・チェンズ・ソイビーン・プロダクツ」ですよ!
「陳夫人の豆腐工場」って感じでしょうか? 違ってたらゴメンナサイ!
見かけは完全に町の豆腐工場みたいなところで、素人お断りの雰囲気がビンビン伝わってくるのですが、ここで豆腐プリンを買えると聞いて、訪ねて来たのでした。
しかし、それにしても、想像以上に無愛想な建物で、ちょっと気押されます。
こんなドア、開けたら怒られるんじゃないでしょうか・・・。
それでも根性を固めて、大胆にもカメラを回したまんまドアを開きましたら、やっぱり中は完全に豆腐工場です。
いかにも作業中、ジャマすんな、という感じのおじさんが出て来ましたが、カタコトで豆腐プリンを売ってくれ、という意味のことをしゃべりますと、意外とスンナリ売ってもらえました。
豆腐プリン2ドル75セント、はちみつシロップが60セント。
お釣りをくれたのは、やはり作業中の学生さんみたいな印象の女性だったのですが、小銭を受取る時にちょっと触れた彼女の手が、すごくゴワッとしていてビックリしたのでした。
学生さんみたいな外見なのに、手は完全に豆腐職人さんの手なのです!
彼女が「ミセス・チェン」なのでしょうか・・・?
そして、この豆腐プリンもやはり息を呑むデカさ! 片手で持つと、かなりズッシリきます!
憎らしい奴の後頭部に振り降ろせば、充分に「鈍器のようなもの」になると思われるデカさ・重さ・存在感!
つまり「豆腐の角に頭をぶつけて死ぬ」ことができる、そんな豆腐プリン!
ところが、完全に盲点だったのですが、こちらではスプーンはつけてくれなかったのです。
ワ「スプーンはないですか?」
と相変わらずカタコトで必死に言いましたが、どうもイマイチ通じてくれず、結局スプーンはもらえませんでした。
うおお、じゃあ、どうやってこれ食うんだ!?
仕方なく、ズッシリと重いプリンの袋を提げて、カリヒSt.、ディリングハムBlvd.を歩いて、ワイアカミロ・ショッピングセンターに。
ここにはマクドナルドがあることを、ワタクシは知っているのです。
前回は、このマクドナルドで、飲み物を買ってトイレ休憩をしたのでした。
今回はホットコーヒーを買って、ついでにスプーンをもらうことに成功しました!
2度に渡って、このマクドナルドをフル活用してます。
しかし、今度は落ち着いてプリンを食べる椅子やテーブルがないのです。
さすがにマクドナルドで豆腐プリンを食べることははばかられますので、コーヒーはテイクアウトにしてもらって、外に出ました。
再び、ディリングハムBlvd.を、今度は右手にプリン、左手にホットコーヒーの二刀流となって歩き続けます。
どなた様もどうぞお使い下さい、という感じのテーブルや椅子は全く見当たらず、結局ずいぶんディリングハムBlvd.を歩いた末にあったtheBusのバスストップでプリンを食べることにしました。
それにしても、この日は本当におやつが充実しています。
大きなプリンのフタを開けて、まずはプリンだけを食べてみますと、思ったとおり、絹ごしの豆腐そのままでした。
これ、醤油と鰹節でも十分食べられるんじゃないでしょうか。
そして、スプーンですくった穴にシロップを注ぎこんで、以降はその近くのプリンから食べていきます。
すると、これが、もう、アナタ!
はちみつシロップは甘さ控えめで、マイルドな味わいなのがいいのですが、最大のポイントは自分でシロップの量を調節できることですね。
自分なりの適度な甘さをスプーンのひとすくいごとに調整するのも楽しく、デカいプリンもドンドン減っていきました!
ただ、このバスストップの周りにはハエがいっぱいいたので、食べつつもプリンをハエから防御するという苦しい戦いになりました。
ついつい写真を撮るのも忘れてしまって、残ったのは、こんなプリンがなくなる寸前の写真だけ・・・。
ごちそうさまでした!
<つづく>
この通りの名前は、前回のハワイ旅行記にも出てきました。
ただし、前回歩いたのは、もう少し山側の方で、今回は逆に海側の方から上がっていく格好になります。
ディリングハムBlvd.にぶつかる手前で左折、前夜のサイミン食べ比べで来た「ディリングハム・サイミン」の裏口の前を通過して「ディリングハム・プラザ」にやって来ました。
ここは、オフィスデポやフードランド、プライスバスターズなど、チェーンの大規模なお店がいくつも集まった場所なのです。
で、ワタクシのお目当ては、
「セイバーズ」!
ワタクシの友達に、やはりハワイ好き、アロハシャツ好きの方がいまして、その人に教えてもらったお店です。
「吉田さんのようなアロハ好きは、絶対このお店に行かなきゃ!」
と、強く勧められましたので、今回は何が何でもここに来なくてはならなかったのです。
セイバーズというのは、いわゆるリサイクルショップですね。
ハワイ中のアロハシャツファンが泣く泣く手放した、貴重なアロハがゴマンとあるのだそうです!
早速お店の中に入ってみましたら・・・さすがにものすごい広さ!
アロハシャツのラックだけでも何本もあって、これはやはり、かなりの見応えがありそうです!
じゃ、じゃ、じゃ、じゃあ、ちょっと片っぱしから見てきますから!
しばしお待ちを!
(数十分経過)
・・・うーん!
おしい! 実におしいなあ!
いや、かなりいいセンいってるアロハはあるのです。
でも、やっぱりあとひとつ、
「うおおおお! これは! これは絶対買うー!」
ってなるアロハがなかったんですよね。
これはお店が悪いんじゃなくて、まずワタクシの派手アロハ好みが、非常に偏っているということ。
そして、さらには、ワタクシ自身が、好みにはメチャクチャうるさいアロハファンになっているということも大きいでしょう。
それに、ぼちぼちワタクシのアロハコレクションも枚数が多くなってきてますので、さらにワタクシの選ぶ目が厳しくなってきているのです。
まぁ、気に入る気に入らないは時の運みたいな要素もあるものですしね。
今回はたまたまワタクシの気に入るようなアロハがなかっただけで、セイバーズが注目に値するお店だというのは充分に解りました。
またハワイに来れば、見に来ることになるでしょう。
お店を教えてくれたお友達に、
「ありがとう! すごくよかった! でも、たまたま気に入ったアロハがなかったから買わなかったけど!」
と言って喜んでもらえるかは解りませんが、本当に、正直に、そうなので仕方ないのです。
それに、今思えば、同じアロハシャツ好きでも、お友達の好みは、ワタクシと比べるとおとなしいデザインだったようにも思えますし。
要するに、やっぱりワタクシの趣味が変態だというだけなんですよね。
セイバーズを後にして、今度はカリヒSt.方面へ。
再び海の方へ進んで、ニミッツHwy.を渡ります。
工場や倉庫みたいな建物の多い殺風景なエリアですが、ここにも注目すべきお店があるのです。
ほうら、出ましたよ!
テレビで一躍有名になった「エセルズ・グリル」です!
お相撲さんのイラストがかわいいですね!
ハワイでの食事に際しては、お店の雰囲気を味わうことも重視するワタクシにとって、この、アパートの軒下の空いたスペースにきっちりハマり込んだようなお店の造りも実に魅力的なのです!
ですが、やはり、今、このお店はテレビに出てブレイク中。
このタイミングでお店に入れば、どうしたって「コイツ、テレビで見て来やがったな」と思われるでしょう。
それはどうしてもシャクなので、当分このお店には入れないワタクシなのです。
で、今回は、代わりにそのすぐお向かいのお店・・・と言っていいのか、とにかくそこに用があったのです!
はい、「ミセス・チェンズ・ソイビーン・プロダクツ」ですよ!
「陳夫人の豆腐工場」って感じでしょうか? 違ってたらゴメンナサイ!
見かけは完全に町の豆腐工場みたいなところで、素人お断りの雰囲気がビンビン伝わってくるのですが、ここで豆腐プリンを買えると聞いて、訪ねて来たのでした。
しかし、それにしても、想像以上に無愛想な建物で、ちょっと気押されます。
こんなドア、開けたら怒られるんじゃないでしょうか・・・。
それでも根性を固めて、大胆にもカメラを回したまんまドアを開きましたら、やっぱり中は完全に豆腐工場です。
いかにも作業中、ジャマすんな、という感じのおじさんが出て来ましたが、カタコトで豆腐プリンを売ってくれ、という意味のことをしゃべりますと、意外とスンナリ売ってもらえました。
豆腐プリン2ドル75セント、はちみつシロップが60セント。
お釣りをくれたのは、やはり作業中の学生さんみたいな印象の女性だったのですが、小銭を受取る時にちょっと触れた彼女の手が、すごくゴワッとしていてビックリしたのでした。
学生さんみたいな外見なのに、手は完全に豆腐職人さんの手なのです!
彼女が「ミセス・チェン」なのでしょうか・・・?
そして、この豆腐プリンもやはり息を呑むデカさ! 片手で持つと、かなりズッシリきます!
憎らしい奴の後頭部に振り降ろせば、充分に「鈍器のようなもの」になると思われるデカさ・重さ・存在感!
つまり「豆腐の角に頭をぶつけて死ぬ」ことができる、そんな豆腐プリン!
ところが、完全に盲点だったのですが、こちらではスプーンはつけてくれなかったのです。
ワ「スプーンはないですか?」
と相変わらずカタコトで必死に言いましたが、どうもイマイチ通じてくれず、結局スプーンはもらえませんでした。
うおお、じゃあ、どうやってこれ食うんだ!?
仕方なく、ズッシリと重いプリンの袋を提げて、カリヒSt.、ディリングハムBlvd.を歩いて、ワイアカミロ・ショッピングセンターに。
ここにはマクドナルドがあることを、ワタクシは知っているのです。
前回は、このマクドナルドで、飲み物を買ってトイレ休憩をしたのでした。
今回はホットコーヒーを買って、ついでにスプーンをもらうことに成功しました!
2度に渡って、このマクドナルドをフル活用してます。
しかし、今度は落ち着いてプリンを食べる椅子やテーブルがないのです。
さすがにマクドナルドで豆腐プリンを食べることははばかられますので、コーヒーはテイクアウトにしてもらって、外に出ました。
再び、ディリングハムBlvd.を、今度は右手にプリン、左手にホットコーヒーの二刀流となって歩き続けます。
どなた様もどうぞお使い下さい、という感じのテーブルや椅子は全く見当たらず、結局ずいぶんディリングハムBlvd.を歩いた末にあったtheBusのバスストップでプリンを食べることにしました。
それにしても、この日は本当におやつが充実しています。
大きなプリンのフタを開けて、まずはプリンだけを食べてみますと、思ったとおり、絹ごしの豆腐そのままでした。
これ、醤油と鰹節でも十分食べられるんじゃないでしょうか。
そして、スプーンですくった穴にシロップを注ぎこんで、以降はその近くのプリンから食べていきます。
すると、これが、もう、アナタ!
はちみつシロップは甘さ控えめで、マイルドな味わいなのがいいのですが、最大のポイントは自分でシロップの量を調節できることですね。
自分なりの適度な甘さをスプーンのひとすくいごとに調整するのも楽しく、デカいプリンもドンドン減っていきました!
ただ、このバスストップの周りにはハエがいっぱいいたので、食べつつもプリンをハエから防御するという苦しい戦いになりました。
ついつい写真を撮るのも忘れてしまって、残ったのは、こんなプリンがなくなる寸前の写真だけ・・・。
ごちそうさまでした!
<つづく>