3日目です!
「ゆれてない?」Tシャツに、SweeTartsアロハを着ました。
朝5時過ぎに起きて、すぐに出発、途中のセブンイレブンでスパムふりかけ玉子むすびを買って食べます。
カピオラニ×カラカウアのバスストップで3番バスに乗りました。
本日の動画
そう、日立のCMでおなじみ「この木なんの木」のあるモアナルア・ガーデンに行ったのです!
いやぁ、ワタクシ、お恥ずかしいですね!
ハワイ旅行で訪ねる場所の中でも、特にベタな観光名所じゃないですか!
でも、例によってワタクシにはこういうベタが時々抜けてまして、ここも初めてだったのですね。
3番Busは街中を走った後、H1フリーウェイに乗るのですが、わりとすぐにまた降ります。
で、H1を降りてすぐのバスストップで下車。
そのままその道を、Busの進行方向へと歩きます。
フリーウェイに入る車がビュンビュン走る脇を、
「こんなとこ歩いていいの?」
と不安になりながら歩くと、やがて歩道のなくなる辺りにモアナルア・ガーデンの裏口が。
入っていって、小川にかかる橋を渡れば、そこはもう公園なのですが、橋に鎖が掛けられています。
そばにあった公園の注意書きの看板には「公園は日中だけオープン」との文字。
まだ夜が明けきっていませんでしたので、しばらく歩き回って時間をつぶしていますと、係の人が公園内を回って鎖を外しはじめました。
よし、オープンだな!
モチロン木と写真を撮りたいのですが、やはりここでの写真となると、一人だけで入りたいじゃないですか。
なので、こんなに早くやって来たのですね。
あと、午後にはこの木の葉が閉じてしまうと聞きましたので。
今さらではありますが、この木はモンキーポッド、ネムの木です。樹齢は約130年!
で、このガーデンには、いわゆる日立の樹だけでなく、同じクラスの大きさのモンキーポッドが他にもゴロゴロと・・・
・・・すいません、どれが日立さんですか・・・?
しばらく歩きまわって、ようやくそれらしいのを見つけました。
こんなことならCMをもっとちゃんと見ておくんでしたよ・・・。
たぶん、この木がそうだと思うのですが、もしも違っても問題じゃありません。
日立の樹じゃない木も、全部ステキな木なのですから!
そんじゃ、まぁ、やっぱり写真で見ていただきましょうか!
はーい、よかったですねえ! 日立の樹ですよお!
・・・いやいや! おっしゃりたいことは解りますけどね、これはやっぱりご自分の目でご覧になった方がいいと思うのですよ!
現地に行って、ナマで見るべきものです! その方が絶対感動します!
・・・え? ダメ? どうしても?
・・・わかりましたよ。どけばいいんでしょ、どけば。ちぇ。
朝早く行って、この公園を独り占め出来たのはステキだったのですが、朝早過ぎて写真に映った空がまだ青くないのが残念・・・。
ここは木の写真だけで満足して、帰り道へ向かいます。
来る時と同じ道を戻っていくのですが、降りたバスストップは西行きの時のみしか停まらないものらしく、ハイウェイを越えたところにある別のバスストップまで歩きます。
モアナルア・ガーデンへの行き方・帰り方は、日立さんのサイトに詳しく載っていますので、併せてご確認くださいね!
アフア×キコワエナというこのバスストップには、来る時に乗った3番の他、31番、32番というBusが停まるようです。
3番に乗れば、そのまま逆のルートでワイキキ方面へ帰るのですが、朝の通勤ラッシュでワイキキ方面のフリーウェイはすでに渋滞が始まっています。
あんまりその中に突っ込みたくはありません。
31番か32番が来れば、そのバスですぐ近くのカリヒ・トランジットセンター(以下トランジットセンターはTCと書きます)まで行って、そこから1番なんかに乗ればフリーウェイに乗らずにワイキキ近辺に帰れるのです。
カリヒTCもちょっと見てみたいワタクシ、できれば31・32に乗りたいのです。
でも、3番の運行は頻繁ですが、31・32は30分に1本程度。
どちらでも先に来たバスに乗ろうと思っていたのですが、実は、それほど心配していませんでした。
根拠はないのですが、こういう時はワタクシはツイてるのです。
何となく乗りたい方のバスがやって来るような気がしているのです。
果たして、やって来たのは32番!
それ見なさい! さすがワタクシ! TheBusにも愛されてるね(まだ言うか)!
そして、やっぱりワタクシは、TheBusは、この黄色基調のカラリングがカッコいいと思います。
ほんの少し走って、終点のカリヒTCへ。
ここはTheBusの重要な乗り換えターミナルであるだけでなく、カスタマーサービスのオフィスもある、いわばTheBusの総本山。
オフィスではシニア(65歳以上)や障害者の方のバスパス申請もできます。
TheBusファンのワタクシ、たくさんのバスが停まっているバス溜まりの様子や、オフィスを眺めているだけでワクワクします!
オフィスの壁には、歴代TheBusの写真も飾ってあって、大コーフン!
このバージョンは、何となく「ヒューストン・アストロズ」を思い出させます。
オフィスにいた、たぶんお客さんのおじさんの背中。
うおお、アラモアナのサテライトシティホールで以前は売ってたというTheBusTシャツじゃないですか!
ほしい・・・今はどこで売ってるの・・・?
さて、ここから1番で帰ろうと思うのですが、その前にもう1か所。
すぐ近くに「ラヴズ・ベーカリー」の工場があるみたいですので、そこも見に行きます。
ABCやフードパントリーなんかで、ここのドーナツとか買った人も多いのでは?
こんなところに工場があるのですね。
入口近くには、コンビニみたいな売店がありました。
おお、工場で働く人が食べ物を買ったりするお店なのでしょうか?
一般の人も入っちゃダメなわけではないようで、こういうのが好きなワタクシ、用もないのにずんずん入って行きました。
中は当然ラヴズ・ベーカリーの商品がずらり。
愛にあふれた棚・・・。
うれしくなって、ついドーナツを買ってしまいました。
カリヒTCに戻って1番Busに乗車、ハイウェイに乗らないので道はそれほど混んでおらず、スムーズに戻ります。
サウスキング×マッカリーで下車、朝ご飯に向かいます。
そう、今日は、ここまでが「朝飯前」の行動だったのですね!
サウスキングとベレタニアの交差点からすぐ近くの「バーツ・カフェ」。
ここは、ハワイ情報サイトで知ったお店ですが「あんなところにお店があるのか!」とワタクシも驚いた物件。
「Pollo's MARKET」というカッコいい看板の下が入口になっているのですが、
「バーツ・カフェ」なんてどこにも書いてません。
何かが「OPEN」してるってことだけはわかるんですが・・・。
ここに入るの・・・? いや、入っていいの・・・?
あまりの迫力に、入口をボンヤリ見てると、中からおばさんが出てきました。
そのままどこかへ行ってしまいましたので、入れ替わりにそーっと中へ入ってみます。
怒られたら、逃げよう。
奥の壁に貼ってある紙がメニューで、そのいちばん上に小さい字で「BERT'S CAFE」と書いてありまして、初めてここでいいんだとわかりました。
それにしても・・・何という空間・・・。
これがお店か・・・?
テレビ、食器棚、カレンダー、時計・・・この、見たことないのに、どこか記憶の隅っこをつつかれる感覚・・・。
これは、おばあちゃんの家だ!
いや、ワタクシのおばあちゃんの家がこうだったというわけじゃないのですが、この生活感の現れ方がどこかワタクシに「おばあちゃん」をイメージさせるのですね。
この、雑然とした空気感・・・。
新聞や雑誌が山積みになってたり、戸棚に脱ぎっぱなしのスニーカーが転がってたり、見てると不快な気分になる人もいるであろうゴチャゴチャぶりなのですが・・・。
なぜかワタクシは嫌いになれないのです・・・。
カレンダーが「福」とでっかく書かれた奴でしたので、中国系の方のお店なのでしょうかね。
ボーゼンと立ち尽くして、部屋を眺めていますと、おばさんが戻って来ました。
テーブルについて、食べると決めていた「ブレックファスト・スペシャル」を注文。
トーストに何かを塗ってるおばさん。
どこを見ても雑然としています。
昨日の「パイオニア・サルーン」もイスとテーブルが全部バラバラでしたが、あそこは全体でバランスがとれてて、バラバラでありながらもセンスが統一されてる感じがありました。
ここには、それはありません。
とにかく何でもかんでもがゴチャッと溜まっているのです。
そして、ワタクシは、なんだかうれしくなってしまっています。
この変な空間が、気に入ってしまったのですね。
正直、ワタクシは、例えばハワイに来て、普段は行かないような一流のレストランに着飾って出かけて、キミの瞳に乾杯、みたいなカッコつけ方には興味がありません。
しかし、こういう地元の人しか行かないような、生活感のあるところに入り込んで、いかにも「慣れたもんだぜ」という態度で食事をする、なんていうのも、そういうのとはまた違ったカッコのつけ方であり、そういうカッコのつけ方なら、ぜひやってみたいのです。
このお店の生活感は、ここに暮らす人の「本音」みたいなものをワタクシに感じさせてくれまして、そういうお店にたまたま来れたことがうれしい気がするのでした。
で、ブレックファスト・スペシャル。
お皿にはご飯が2スクープと、スクランブルエッグ(目玉焼きなども選べます)、ポーチュギース・ソーセージ(こちらもスパムなどが選べます)。
こういうメニューは朝食として一般的なようで、ハワイのマクドナルドにも、このタイプの朝マックメニューがあるそうです。
これにほんのり甘いトースト(マーマレードか?)、コーヒーがついて3.95ドル。安い!
料理を運んできてくれたおばさんが、隣のテーブルで何か事務仕事を始めまして、そのそばで朝飯を食べて行くというのも、実に「気の遣われてなさ」が心地よいと思うのです。
そんなところも「おばあちゃんの家」っぽいですね。
飯は美味しかったですが、こういう朝ご飯は、正直どこで食べても、料理にそんなに違いはないと思います。
でも、そんな中、このお店で食べることができてよかった!
レスポの中に5ドル札があったので、
「Keep a Change(お釣りはとっといて)」
と言います。
この言葉だけは、前よりずいぶんスンナリ出てくるようになった気がします。
つまり、残りの1ドルちょっとがチップということになるのですが、気持ちとしてはもう少し弾みたいところ。
でもまぁ、お札で払って、このぐらいのお釣りだと、それをチップに、というのが一般的でスマートな態度でしょう。
「Thank you!」
と言われて、初めておばさんの笑顔を見ましたが、かえって申し訳ない気持ちも・・・。
ともかく、今回も美味しいお店、楽しいお店、たくさん入りましたが、このお店はワタクシにとってある意味、今回最も大きなインパクトを残したお店だったと言えるでしょう。
さらに、近くの「ワイオラ・シェイブアイス」で朝シェイブアイス!
朝7時半からやってるんですね!
すでにお客さんが集まり始めてるのがスゴイ。
当然のアズキボウル一択です。
今回ここまで毎日違うシェイブアイスを食べてますが、やはりワタクシの中でワイオラのアズキボウルは別格です。
氷のグズッとした塊の感じは、本当に他のお店にはないものなのですよ!
もう、シェイブアイスじゃなくて、アズキボウルという食べ物なんだくらい言いたい気分。
Tシャツも購入。
ワイオラさんのグッズもTシャツなどいろいろあるのですが、正直グッズについては、これまでは例えばノースの「マツモト・シェイブアイス」なんかに水を開けられている感じでした。
今回のこの柄は、ワイオラさんの楽しげな雰囲気があるのがいい感じだと思います。
いやぁ、今年もワイオラさんは相変わらずすばらしいのでした!
<つづく>
「ゆれてない?」Tシャツに、SweeTartsアロハを着ました。
朝5時過ぎに起きて、すぐに出発、途中のセブンイレブンでスパムふりかけ玉子むすびを買って食べます。
カピオラニ×カラカウアのバスストップで3番バスに乗りました。
本日の動画
そう、日立のCMでおなじみ「この木なんの木」のあるモアナルア・ガーデンに行ったのです!
いやぁ、ワタクシ、お恥ずかしいですね!
ハワイ旅行で訪ねる場所の中でも、特にベタな観光名所じゃないですか!
でも、例によってワタクシにはこういうベタが時々抜けてまして、ここも初めてだったのですね。
3番Busは街中を走った後、H1フリーウェイに乗るのですが、わりとすぐにまた降ります。
で、H1を降りてすぐのバスストップで下車。
そのままその道を、Busの進行方向へと歩きます。
フリーウェイに入る車がビュンビュン走る脇を、
「こんなとこ歩いていいの?」
と不安になりながら歩くと、やがて歩道のなくなる辺りにモアナルア・ガーデンの裏口が。
入っていって、小川にかかる橋を渡れば、そこはもう公園なのですが、橋に鎖が掛けられています。
そばにあった公園の注意書きの看板には「公園は日中だけオープン」との文字。
まだ夜が明けきっていませんでしたので、しばらく歩き回って時間をつぶしていますと、係の人が公園内を回って鎖を外しはじめました。
よし、オープンだな!
モチロン木と写真を撮りたいのですが、やはりここでの写真となると、一人だけで入りたいじゃないですか。
なので、こんなに早くやって来たのですね。
あと、午後にはこの木の葉が閉じてしまうと聞きましたので。
今さらではありますが、この木はモンキーポッド、ネムの木です。樹齢は約130年!
で、このガーデンには、いわゆる日立の樹だけでなく、同じクラスの大きさのモンキーポッドが他にもゴロゴロと・・・
・・・すいません、どれが日立さんですか・・・?
しばらく歩きまわって、ようやくそれらしいのを見つけました。
こんなことならCMをもっとちゃんと見ておくんでしたよ・・・。
たぶん、この木がそうだと思うのですが、もしも違っても問題じゃありません。
日立の樹じゃない木も、全部ステキな木なのですから!
そんじゃ、まぁ、やっぱり写真で見ていただきましょうか!
はーい、よかったですねえ! 日立の樹ですよお!
・・・いやいや! おっしゃりたいことは解りますけどね、これはやっぱりご自分の目でご覧になった方がいいと思うのですよ!
現地に行って、ナマで見るべきものです! その方が絶対感動します!
・・・え? ダメ? どうしても?
・・・わかりましたよ。どけばいいんでしょ、どけば。ちぇ。
朝早く行って、この公園を独り占め出来たのはステキだったのですが、朝早過ぎて写真に映った空がまだ青くないのが残念・・・。
ここは木の写真だけで満足して、帰り道へ向かいます。
来る時と同じ道を戻っていくのですが、降りたバスストップは西行きの時のみしか停まらないものらしく、ハイウェイを越えたところにある別のバスストップまで歩きます。
モアナルア・ガーデンへの行き方・帰り方は、日立さんのサイトに詳しく載っていますので、併せてご確認くださいね!
アフア×キコワエナというこのバスストップには、来る時に乗った3番の他、31番、32番というBusが停まるようです。
3番に乗れば、そのまま逆のルートでワイキキ方面へ帰るのですが、朝の通勤ラッシュでワイキキ方面のフリーウェイはすでに渋滞が始まっています。
あんまりその中に突っ込みたくはありません。
31番か32番が来れば、そのバスですぐ近くのカリヒ・トランジットセンター(以下トランジットセンターはTCと書きます)まで行って、そこから1番なんかに乗ればフリーウェイに乗らずにワイキキ近辺に帰れるのです。
カリヒTCもちょっと見てみたいワタクシ、できれば31・32に乗りたいのです。
でも、3番の運行は頻繁ですが、31・32は30分に1本程度。
どちらでも先に来たバスに乗ろうと思っていたのですが、実は、それほど心配していませんでした。
根拠はないのですが、こういう時はワタクシはツイてるのです。
何となく乗りたい方のバスがやって来るような気がしているのです。
果たして、やって来たのは32番!
それ見なさい! さすがワタクシ! TheBusにも愛されてるね(まだ言うか)!
そして、やっぱりワタクシは、TheBusは、この黄色基調のカラリングがカッコいいと思います。
ほんの少し走って、終点のカリヒTCへ。
ここはTheBusの重要な乗り換えターミナルであるだけでなく、カスタマーサービスのオフィスもある、いわばTheBusの総本山。
オフィスではシニア(65歳以上)や障害者の方のバスパス申請もできます。
TheBusファンのワタクシ、たくさんのバスが停まっているバス溜まりの様子や、オフィスを眺めているだけでワクワクします!
オフィスの壁には、歴代TheBusの写真も飾ってあって、大コーフン!
このバージョンは、何となく「ヒューストン・アストロズ」を思い出させます。
オフィスにいた、たぶんお客さんのおじさんの背中。
うおお、アラモアナのサテライトシティホールで以前は売ってたというTheBusTシャツじゃないですか!
ほしい・・・今はどこで売ってるの・・・?
さて、ここから1番で帰ろうと思うのですが、その前にもう1か所。
すぐ近くに「ラヴズ・ベーカリー」の工場があるみたいですので、そこも見に行きます。
ABCやフードパントリーなんかで、ここのドーナツとか買った人も多いのでは?
こんなところに工場があるのですね。
入口近くには、コンビニみたいな売店がありました。
おお、工場で働く人が食べ物を買ったりするお店なのでしょうか?
一般の人も入っちゃダメなわけではないようで、こういうのが好きなワタクシ、用もないのにずんずん入って行きました。
中は当然ラヴズ・ベーカリーの商品がずらり。
愛にあふれた棚・・・。
うれしくなって、ついドーナツを買ってしまいました。
カリヒTCに戻って1番Busに乗車、ハイウェイに乗らないので道はそれほど混んでおらず、スムーズに戻ります。
サウスキング×マッカリーで下車、朝ご飯に向かいます。
そう、今日は、ここまでが「朝飯前」の行動だったのですね!
サウスキングとベレタニアの交差点からすぐ近くの「バーツ・カフェ」。
ここは、ハワイ情報サイトで知ったお店ですが「あんなところにお店があるのか!」とワタクシも驚いた物件。
「Pollo's MARKET」というカッコいい看板の下が入口になっているのですが、
「バーツ・カフェ」なんてどこにも書いてません。
何かが「OPEN」してるってことだけはわかるんですが・・・。
ここに入るの・・・? いや、入っていいの・・・?
あまりの迫力に、入口をボンヤリ見てると、中からおばさんが出てきました。
そのままどこかへ行ってしまいましたので、入れ替わりにそーっと中へ入ってみます。
怒られたら、逃げよう。
奥の壁に貼ってある紙がメニューで、そのいちばん上に小さい字で「BERT'S CAFE」と書いてありまして、初めてここでいいんだとわかりました。
それにしても・・・何という空間・・・。
これがお店か・・・?
テレビ、食器棚、カレンダー、時計・・・この、見たことないのに、どこか記憶の隅っこをつつかれる感覚・・・。
これは、おばあちゃんの家だ!
いや、ワタクシのおばあちゃんの家がこうだったというわけじゃないのですが、この生活感の現れ方がどこかワタクシに「おばあちゃん」をイメージさせるのですね。
この、雑然とした空気感・・・。
新聞や雑誌が山積みになってたり、戸棚に脱ぎっぱなしのスニーカーが転がってたり、見てると不快な気分になる人もいるであろうゴチャゴチャぶりなのですが・・・。
なぜかワタクシは嫌いになれないのです・・・。
カレンダーが「福」とでっかく書かれた奴でしたので、中国系の方のお店なのでしょうかね。
ボーゼンと立ち尽くして、部屋を眺めていますと、おばさんが戻って来ました。
テーブルについて、食べると決めていた「ブレックファスト・スペシャル」を注文。
トーストに何かを塗ってるおばさん。
どこを見ても雑然としています。
昨日の「パイオニア・サルーン」もイスとテーブルが全部バラバラでしたが、あそこは全体でバランスがとれてて、バラバラでありながらもセンスが統一されてる感じがありました。
ここには、それはありません。
とにかく何でもかんでもがゴチャッと溜まっているのです。
そして、ワタクシは、なんだかうれしくなってしまっています。
この変な空間が、気に入ってしまったのですね。
正直、ワタクシは、例えばハワイに来て、普段は行かないような一流のレストランに着飾って出かけて、キミの瞳に乾杯、みたいなカッコつけ方には興味がありません。
しかし、こういう地元の人しか行かないような、生活感のあるところに入り込んで、いかにも「慣れたもんだぜ」という態度で食事をする、なんていうのも、そういうのとはまた違ったカッコのつけ方であり、そういうカッコのつけ方なら、ぜひやってみたいのです。
このお店の生活感は、ここに暮らす人の「本音」みたいなものをワタクシに感じさせてくれまして、そういうお店にたまたま来れたことがうれしい気がするのでした。
で、ブレックファスト・スペシャル。
お皿にはご飯が2スクープと、スクランブルエッグ(目玉焼きなども選べます)、ポーチュギース・ソーセージ(こちらもスパムなどが選べます)。
こういうメニューは朝食として一般的なようで、ハワイのマクドナルドにも、このタイプの朝マックメニューがあるそうです。
これにほんのり甘いトースト(マーマレードか?)、コーヒーがついて3.95ドル。安い!
料理を運んできてくれたおばさんが、隣のテーブルで何か事務仕事を始めまして、そのそばで朝飯を食べて行くというのも、実に「気の遣われてなさ」が心地よいと思うのです。
そんなところも「おばあちゃんの家」っぽいですね。
飯は美味しかったですが、こういう朝ご飯は、正直どこで食べても、料理にそんなに違いはないと思います。
でも、そんな中、このお店で食べることができてよかった!
レスポの中に5ドル札があったので、
「Keep a Change(お釣りはとっといて)」
と言います。
この言葉だけは、前よりずいぶんスンナリ出てくるようになった気がします。
つまり、残りの1ドルちょっとがチップということになるのですが、気持ちとしてはもう少し弾みたいところ。
でもまぁ、お札で払って、このぐらいのお釣りだと、それをチップに、というのが一般的でスマートな態度でしょう。
「Thank you!」
と言われて、初めておばさんの笑顔を見ましたが、かえって申し訳ない気持ちも・・・。
ともかく、今回も美味しいお店、楽しいお店、たくさん入りましたが、このお店はワタクシにとってある意味、今回最も大きなインパクトを残したお店だったと言えるでしょう。
さらに、近くの「ワイオラ・シェイブアイス」で朝シェイブアイス!
朝7時半からやってるんですね!
すでにお客さんが集まり始めてるのがスゴイ。
当然のアズキボウル一択です。
今回ここまで毎日違うシェイブアイスを食べてますが、やはりワタクシの中でワイオラのアズキボウルは別格です。
氷のグズッとした塊の感じは、本当に他のお店にはないものなのですよ!
もう、シェイブアイスじゃなくて、アズキボウルという食べ物なんだくらい言いたい気分。
Tシャツも購入。
ワイオラさんのグッズもTシャツなどいろいろあるのですが、正直グッズについては、これまでは例えばノースの「マツモト・シェイブアイス」なんかに水を開けられている感じでした。
今回のこの柄は、ワイオラさんの楽しげな雰囲気があるのがいい感じだと思います。
いやぁ、今年もワイオラさんは相変わらずすばらしいのでした!
<つづく>