再び「ハワイの愛車」CALIBERに跨って、さあ、戻るぞワイキキへ!
急いでいるのは、次の予定ってわけではなくて、明るいうちに何とか運転を終えたいというビビり根性です。
99号線・カメハメハ・ハイウェイで、ドールプランテーション前も通過、ワヒアワの街もすっ飛ばして、この辺りでH2に乗るつもりが、車線を寄れずに入口をスルー。
結局ミリラニの街からH2に乗りました。
間もなくリーワード・コミュニティカレッジあたりのジャンクションでH1東行きへチェンジ。
・・・しかし・・・この辺からツラくなってきました・・・。
この日も早起きして朝から慣れない運転、カエナではデコボコ道を3時間以上もトレッキング。
ハワイではいつも早起きですので、日本では乗り物で寝られないワタクシも、TheBusに乗るとスグに寝入ってしまいます。
そう、眠くなってきたのです!
まったくもう、行きはあれ程ガッチガチに緊張して必死に運転していたというのに、ちょっと慣れたらもうこれか!
時刻は夕方になって来てまして、ワイキキ行きのH1も混雑しています。
軽めの渋滞にも行き当たりました。
そんな中、どんどんマブタが重くなってきているのです!
これはヤバい!
「あーもーアレだ! いいか、絶対『眠い』なんて口にするなよ? 言ったら最後、眠いのを認めることになるからな?
いやいや! 全然平気! そんなそんな! ハワイで眠いなんてことあってたまるかよ!
眠くなんかありません。眠くないっ! 」
無理に大声を上げて、少しでも眠気を散らそうという作戦ですが、結局「眠い眠い」を連呼してしまっています。
必死で自分の顔にビンタを張り、膝をつねって、いやもう、これ何て言う拷問なの?
流れては止まりのダラダラ渋滞で、休憩をとるわけにもいかず、あー、もうダメ、もう死ぬ、許してー、とうわ言が出始めた頃、ようやく「WAIKIKI→」の看板が現れて、H1を降りました。
いやもう、ホント、ヤバかったー。
ドライバーのみなさん、休憩は早めにとりましょう!
プナホウ・ストリートから、ちょいと曲がってカラカウア・アヴェニュー。
ここまで来たらもう着いたも同然です!
カラカウア・アヴェニューからダラーのお店に入るには、一旦道を外れてアラワイ・ブールバードまで行ってから、戻って来なければいけません。
最後まで慎重にダラーのお店に乗りいれますと、ガレージ係のお兄ちゃんが近寄って来ました。
これはアレですね、どんなに問題なくても「キズだ」とか「ヘコミだ」とか因縁をつけられて、追加料金を請求されるという・・・
「オフィス」
とひとこと言って、お兄ちゃんは、ワタクシに紙を渡したのでした。
え、もういいの・・・?
レンタカーって、返すのもホント思ってたより手続きが楽ですね!
オフィスでは、もうスッカリ忘れてた預け入れの50ドルも帰ってきました。あったね、そんなものも!
スタッフさんに、
「It was a wonderful day! Thank you!」
と告げて、ワタクシのドッキドキ初レンタカー大作戦は、無事終了したのでした!
今回は、たった1日のレンタルで、ガソリンも入れずに返していいよというプランを利用していたのですが、次回は給油にも挑戦ですかね!
ホテルの部屋に戻ってちょっと休みますが、車を降りた途端、ちっとも眠くなくなってるんですから、全くワタクシの身体ってどうなってるの!
ブラブラ出かけまして、おなじみゲームコーナーでピンボール「エルヴァイラ」を数ゲーム。
そろそろ晩ご飯にしようかということで、クヒオアヴェニューから42番バスに乗って、パキ×モンサラットへ。
昨日お昼を食べた「ダイヤモンドヘッド・マーケット&グリル」のすぐ近くなんですが、そっちの方へ歩くとすぐにあるのが・・・
「パイオニア・サルーン」です!
写真は、昨日お昼の前に足を延ばして撮っておいたのです! ダンドリいい!
「開拓者の酒場」って、なぜかハワイでウエスタン風のネーミングですが、ワタクシもアロハシャツに麦わらのカウボーイ・ハットというカッコですので、このお店にピッタリ! ・・・かな?
日本人さん経営のプレートランチのお店で、豊富なメニューは一般的なプレートランチだけではなく、カツ丼、うな丼、カレーなども!
そして、お値段がとにかく安い! たいていのメニューは6ドルから8ドル程度なのです。
お店に入ってすぐのカウンターで注文、持ち帰ってもいいし店内でも食べられるというスタイルなのですが、ワタクシが入店してカウンターに着くと、お店のお姉さんがワタクシの「止まると死ぬ」Tシャツにバカウケ!
あんまりバカウケでしたので、厨房から店主さんも飛び出して来て、店主さんもバカウケ!
何だ何だ、このお店は!
店主さんもお姉さんも、メチャクチャ明るい人たちのようで、幸いナゴヤ堂が気に入っていただけた様子。
ワタクシもお店の写真を例によってたくさん撮りましたが、店主さんにも写真を撮られたりしました。
何だ何だ、このお店は!
店内、こんな感じです。
残念ながら入口は、あの西部劇でよく見るスウィングドアって奴ではなかったのですが、天井にはフライファンが回ってましたし、鹿の頭の骨とか、それっぽいアイテムも。
そして、なぜか招き猫!?
イスとテーブルが、それぞれバラバラってのも味があってステキです。
ワタクシは、窓から外がよく見える、このソファを独占!
特等席じゃないですか!
ソファが予想通り、よく沈む!
・・・で、何だっけ? ああ、メシね。
危うく目的を忘れるところでしたが、メシが出て来てみると、当然と言いますか、今度はメシがすごいのです!
グリルチキン・プレートのワサビソース、ご飯は玄米です。6ドル!
安いから、量は少なめかと思ったのですが、食べ応えバッチリ!
そして、やはり日本人料理人の手によるものだからか、味付けが「よくわかってる」感じなのです!
うまああい!
よく考えたら、ワタクシお昼もチキンだったのですが、全く問題ナシ!
食べてる間もお客さんが引っ切り無しの人気店でした。
何だ何だ、このお店は!
食べ終わった後も、お姉さんとTシャツのことだの、お店のことだの、いろいろしゃべりました。
お姉さんの使ってるレスポが、ワタクシのとお揃いということも判明!
ナゴヤ堂サイトのこともご案内させていただきました。
「パイオニア・サルーン」のみなさま、見てますかー?
また行きますよー!
で、食後はすぐ向かい側の小さなショッピングセンターみたいなお店の集まりへ。
ここには「ダイヤモンドヘッド・コーヴ・ヘルスバー」というお店があるのです。
流行からもはや定番へと定着した「アサイボウル」ですが、このお店もアサイボウルではかなり有名ですよね。
去年ワタクシが食べたのは「ラニカイ・ジュース」でしたが、以前はラニカイとコーヴの2店ぐらいでしかアサイボウルは食べられなかったとか。
今や、ハワイではスタバでもメニューに加わってるというから、爆発的な広まり方ですよね。
ですが、今日のワタクシの目的は「カヴァ」という飲み物。
ハワイ語では「アヴァ」というようですね。
カヴァはコショウ科の木で、その根を乾燥させ、粉状にして水に混ぜたというもの。
椰子の実の器で、これを飲みます。
いかにもハワイの伝統文化って感じですね!
で、肝心の味ですが、これを飲んだという旅行者の方のブログなんかをいくつか読んで回ったのですが、そのすべてに共通して、
「マズい」
と書かれていました!
「見た目も味も泥水」とか「靴の裏の味」とか、もう言いたい放題です。
しかし、靴の裏はなめたことありませんが「靴の裏の味」ってのは、実に感じが伝わる表現じゃありませんか!
このカヴァは、ポリネシアの人々が儀式の際に飲むもので、アルコール分は含まれていませんが、酩酊作用があるのだとか。
お酒は興奮する作用がありますが、カヴァは逆にリラックス効果があるそうで、最初口が痺れてきて、それがだんだん身体全体に広がっていき、とてもリラックスして楽しい気分になるらしいです。
ポリネシアの人々曰く「酒は悪魔の水、カヴァは平和の水」。なるほど。
お酒がアッパー系で、カヴァはダウナー系の酔いというわけですね。
で、やはり、これは経験してみたくなるわけですよ。
もうスッカリ夜で一応ホテルには帰らなくちゃいけないので、ダウナーがばっちりキマッちゃって、動きたくなくなっちゃったりしたら困りますが、まぁ、1杯くらいなら、そこまでにはなるまいて。
男は度胸! そして好奇心!
このお店のメニューでは「アヴァ」と書かれていて、1杯5ドル。
カウンターにいたお姉さんが椰子の実を手渡してくれました。
おーっ、これはこれは・・・。
なぁるほど、確かに見た目は泥水ですね。
味の方もそうなんだろうなぁ。
おい、誰がこんなバカなものを飲むんだって? え、おれ? おーいおい、止めてくれよ、冗談ばっかり・・・。
別に誰も見ていないのですが、やっぱりこういう場合の設定としては「ダマされて飲まされる」あるいは「罰ゲーム」って感じがピッタリでしょう。
まぁ、これは味を楽しむものではありませんし、一気飲みするのがいいみたいですね。
その方が「効く」らしいし、底の丸い椰子の実で飲ませるというのも、途中で置けないように、ということみたいですね。
(このお店では、途中で置けるように、コップ置きが一緒に出されます)
えー、ホントにおれが飲むの?
・・・何でしょうね、この、最初から「マズい」と解ってるものを飲む感じってのは・・・。
ええい、やったるわい!
いざ、参る!
いやぁ・・・これ・・・どう言ったらいいのか・・・。
確かに、コショウの仲間ってのは、何となくわかる気がします。
味はまぁ、確かにみなさんのおっしゃる通りですね。靴の裏ですね。
味だけだったら、誰もわざわざ飲まねえよ、というものです。
でも、これも慣れると美味しく感じられるのかな・・・?
で、ビックリしました。
飲み終わるとすぐに、口の中が痺れる感じがあったのですよ!
アレですね、歯を抜く時にやる麻酔の感じ。
舌とか下あごとかの感覚がなくなって、その部分が自分の身体じゃないかのように感じる、アレ。
何杯か飲むと、これが身体中に広がるというわけですね。
試してみたい気もするんですが・・・一人だし、怖いし・・・。
まぁ、体調にどういう影響があるかもわかりませんので、一応体験までってことで、これでお店を出てホテルに帰って寝ました。
うむ、とりあえずポリネシア文化のほんの一部でしたが、経験させてもらえましたね!
またしても貴重な体験でしたね!
※ Wikipedia「カバ」の項目によりますと、
「カバは現在のところ南太平洋諸島域、その他の多くの国々で規制されておらず合法である。
しかしカバの成分を抽出し製造されたサプリメント剤による、重篤な肝臓障害を含む健康被害が欧米諸国で発生しており、医薬品として規制管理されつつある。
日本でも厚生労働省が2002年11月28日付けで、販売監視強化の通達を都道府県に出している。」
とのことです。
カヴァを飲んでみようという方は、くれぐれも自己責任でお願いします!
<つづく>
急いでいるのは、次の予定ってわけではなくて、明るいうちに何とか運転を終えたいというビビり根性です。
99号線・カメハメハ・ハイウェイで、ドールプランテーション前も通過、ワヒアワの街もすっ飛ばして、この辺りでH2に乗るつもりが、車線を寄れずに入口をスルー。
結局ミリラニの街からH2に乗りました。
間もなくリーワード・コミュニティカレッジあたりのジャンクションでH1東行きへチェンジ。
・・・しかし・・・この辺からツラくなってきました・・・。
この日も早起きして朝から慣れない運転、カエナではデコボコ道を3時間以上もトレッキング。
ハワイではいつも早起きですので、日本では乗り物で寝られないワタクシも、TheBusに乗るとスグに寝入ってしまいます。
そう、眠くなってきたのです!
まったくもう、行きはあれ程ガッチガチに緊張して必死に運転していたというのに、ちょっと慣れたらもうこれか!
時刻は夕方になって来てまして、ワイキキ行きのH1も混雑しています。
軽めの渋滞にも行き当たりました。
そんな中、どんどんマブタが重くなってきているのです!
これはヤバい!
「あーもーアレだ! いいか、絶対『眠い』なんて口にするなよ? 言ったら最後、眠いのを認めることになるからな?
いやいや! 全然平気! そんなそんな! ハワイで眠いなんてことあってたまるかよ!
眠くなんかありません。眠くないっ! 」
無理に大声を上げて、少しでも眠気を散らそうという作戦ですが、結局「眠い眠い」を連呼してしまっています。
必死で自分の顔にビンタを張り、膝をつねって、いやもう、これ何て言う拷問なの?
流れては止まりのダラダラ渋滞で、休憩をとるわけにもいかず、あー、もうダメ、もう死ぬ、許してー、とうわ言が出始めた頃、ようやく「WAIKIKI→」の看板が現れて、H1を降りました。
いやもう、ホント、ヤバかったー。
ドライバーのみなさん、休憩は早めにとりましょう!
プナホウ・ストリートから、ちょいと曲がってカラカウア・アヴェニュー。
ここまで来たらもう着いたも同然です!
カラカウア・アヴェニューからダラーのお店に入るには、一旦道を外れてアラワイ・ブールバードまで行ってから、戻って来なければいけません。
最後まで慎重にダラーのお店に乗りいれますと、ガレージ係のお兄ちゃんが近寄って来ました。
これはアレですね、どんなに問題なくても「キズだ」とか「ヘコミだ」とか因縁をつけられて、追加料金を請求されるという・・・
「オフィス」
とひとこと言って、お兄ちゃんは、ワタクシに紙を渡したのでした。
え、もういいの・・・?
レンタカーって、返すのもホント思ってたより手続きが楽ですね!
オフィスでは、もうスッカリ忘れてた預け入れの50ドルも帰ってきました。あったね、そんなものも!
スタッフさんに、
「It was a wonderful day! Thank you!」
と告げて、ワタクシのドッキドキ初レンタカー大作戦は、無事終了したのでした!
今回は、たった1日のレンタルで、ガソリンも入れずに返していいよというプランを利用していたのですが、次回は給油にも挑戦ですかね!
ホテルの部屋に戻ってちょっと休みますが、車を降りた途端、ちっとも眠くなくなってるんですから、全くワタクシの身体ってどうなってるの!
ブラブラ出かけまして、おなじみゲームコーナーでピンボール「エルヴァイラ」を数ゲーム。
そろそろ晩ご飯にしようかということで、クヒオアヴェニューから42番バスに乗って、パキ×モンサラットへ。
昨日お昼を食べた「ダイヤモンドヘッド・マーケット&グリル」のすぐ近くなんですが、そっちの方へ歩くとすぐにあるのが・・・
「パイオニア・サルーン」です!
写真は、昨日お昼の前に足を延ばして撮っておいたのです! ダンドリいい!
「開拓者の酒場」って、なぜかハワイでウエスタン風のネーミングですが、ワタクシもアロハシャツに麦わらのカウボーイ・ハットというカッコですので、このお店にピッタリ! ・・・かな?
日本人さん経営のプレートランチのお店で、豊富なメニューは一般的なプレートランチだけではなく、カツ丼、うな丼、カレーなども!
そして、お値段がとにかく安い! たいていのメニューは6ドルから8ドル程度なのです。
お店に入ってすぐのカウンターで注文、持ち帰ってもいいし店内でも食べられるというスタイルなのですが、ワタクシが入店してカウンターに着くと、お店のお姉さんがワタクシの「止まると死ぬ」Tシャツにバカウケ!
あんまりバカウケでしたので、厨房から店主さんも飛び出して来て、店主さんもバカウケ!
何だ何だ、このお店は!
店主さんもお姉さんも、メチャクチャ明るい人たちのようで、幸いナゴヤ堂が気に入っていただけた様子。
ワタクシもお店の写真を例によってたくさん撮りましたが、店主さんにも写真を撮られたりしました。
何だ何だ、このお店は!
店内、こんな感じです。
残念ながら入口は、あの西部劇でよく見るスウィングドアって奴ではなかったのですが、天井にはフライファンが回ってましたし、鹿の頭の骨とか、それっぽいアイテムも。
そして、なぜか招き猫!?
イスとテーブルが、それぞれバラバラってのも味があってステキです。
ワタクシは、窓から外がよく見える、このソファを独占!
特等席じゃないですか!
ソファが予想通り、よく沈む!
・・・で、何だっけ? ああ、メシね。
危うく目的を忘れるところでしたが、メシが出て来てみると、当然と言いますか、今度はメシがすごいのです!
グリルチキン・プレートのワサビソース、ご飯は玄米です。6ドル!
安いから、量は少なめかと思ったのですが、食べ応えバッチリ!
そして、やはり日本人料理人の手によるものだからか、味付けが「よくわかってる」感じなのです!
うまああい!
よく考えたら、ワタクシお昼もチキンだったのですが、全く問題ナシ!
食べてる間もお客さんが引っ切り無しの人気店でした。
何だ何だ、このお店は!
食べ終わった後も、お姉さんとTシャツのことだの、お店のことだの、いろいろしゃべりました。
お姉さんの使ってるレスポが、ワタクシのとお揃いということも判明!
ナゴヤ堂サイトのこともご案内させていただきました。
「パイオニア・サルーン」のみなさま、見てますかー?
また行きますよー!
で、食後はすぐ向かい側の小さなショッピングセンターみたいなお店の集まりへ。
ここには「ダイヤモンドヘッド・コーヴ・ヘルスバー」というお店があるのです。
流行からもはや定番へと定着した「アサイボウル」ですが、このお店もアサイボウルではかなり有名ですよね。
去年ワタクシが食べたのは「ラニカイ・ジュース」でしたが、以前はラニカイとコーヴの2店ぐらいでしかアサイボウルは食べられなかったとか。
今や、ハワイではスタバでもメニューに加わってるというから、爆発的な広まり方ですよね。
ですが、今日のワタクシの目的は「カヴァ」という飲み物。
ハワイ語では「アヴァ」というようですね。
カヴァはコショウ科の木で、その根を乾燥させ、粉状にして水に混ぜたというもの。
椰子の実の器で、これを飲みます。
いかにもハワイの伝統文化って感じですね!
で、肝心の味ですが、これを飲んだという旅行者の方のブログなんかをいくつか読んで回ったのですが、そのすべてに共通して、
「マズい」
と書かれていました!
「見た目も味も泥水」とか「靴の裏の味」とか、もう言いたい放題です。
しかし、靴の裏はなめたことありませんが「靴の裏の味」ってのは、実に感じが伝わる表現じゃありませんか!
このカヴァは、ポリネシアの人々が儀式の際に飲むもので、アルコール分は含まれていませんが、酩酊作用があるのだとか。
お酒は興奮する作用がありますが、カヴァは逆にリラックス効果があるそうで、最初口が痺れてきて、それがだんだん身体全体に広がっていき、とてもリラックスして楽しい気分になるらしいです。
ポリネシアの人々曰く「酒は悪魔の水、カヴァは平和の水」。なるほど。
お酒がアッパー系で、カヴァはダウナー系の酔いというわけですね。
で、やはり、これは経験してみたくなるわけですよ。
もうスッカリ夜で一応ホテルには帰らなくちゃいけないので、ダウナーがばっちりキマッちゃって、動きたくなくなっちゃったりしたら困りますが、まぁ、1杯くらいなら、そこまでにはなるまいて。
男は度胸! そして好奇心!
このお店のメニューでは「アヴァ」と書かれていて、1杯5ドル。
カウンターにいたお姉さんが椰子の実を手渡してくれました。
おーっ、これはこれは・・・。
なぁるほど、確かに見た目は泥水ですね。
味の方もそうなんだろうなぁ。
おい、誰がこんなバカなものを飲むんだって? え、おれ? おーいおい、止めてくれよ、冗談ばっかり・・・。
別に誰も見ていないのですが、やっぱりこういう場合の設定としては「ダマされて飲まされる」あるいは「罰ゲーム」って感じがピッタリでしょう。
まぁ、これは味を楽しむものではありませんし、一気飲みするのがいいみたいですね。
その方が「効く」らしいし、底の丸い椰子の実で飲ませるというのも、途中で置けないように、ということみたいですね。
(このお店では、途中で置けるように、コップ置きが一緒に出されます)
えー、ホントにおれが飲むの?
・・・何でしょうね、この、最初から「マズい」と解ってるものを飲む感じってのは・・・。
ええい、やったるわい!
いざ、参る!
いやぁ・・・これ・・・どう言ったらいいのか・・・。
確かに、コショウの仲間ってのは、何となくわかる気がします。
味はまぁ、確かにみなさんのおっしゃる通りですね。靴の裏ですね。
味だけだったら、誰もわざわざ飲まねえよ、というものです。
でも、これも慣れると美味しく感じられるのかな・・・?
で、ビックリしました。
飲み終わるとすぐに、口の中が痺れる感じがあったのですよ!
アレですね、歯を抜く時にやる麻酔の感じ。
舌とか下あごとかの感覚がなくなって、その部分が自分の身体じゃないかのように感じる、アレ。
何杯か飲むと、これが身体中に広がるというわけですね。
試してみたい気もするんですが・・・一人だし、怖いし・・・。
まぁ、体調にどういう影響があるかもわかりませんので、一応体験までってことで、これでお店を出てホテルに帰って寝ました。
うむ、とりあえずポリネシア文化のほんの一部でしたが、経験させてもらえましたね!
またしても貴重な体験でしたね!
※ Wikipedia「カバ」の項目によりますと、
「カバは現在のところ南太平洋諸島域、その他の多くの国々で規制されておらず合法である。
しかしカバの成分を抽出し製造されたサプリメント剤による、重篤な肝臓障害を含む健康被害が欧米諸国で発生しており、医薬品として規制管理されつつある。
日本でも厚生労働省が2002年11月28日付けで、販売監視強化の通達を都道府県に出している。」
とのことです。
カヴァを飲んでみようという方は、くれぐれも自己責任でお願いします!
<つづく>