さあ、ルート66の旅、再開です!
セリグマンの街で夕方を迎えていたワタクシでしたが、この日の夜は、若干変わったことをすることになったのです。
まずは、コチラをご覧いただきましょうか。
<動画>
そう、約60kmほど離れたウィリアムズの街まで、ネオン狩りに行ったのですね!
何だってそんなことになってしまったのか、ちょっと遡ってご説明いたします。
前回の「放浪放浪ルート66 14」で、夕方、ネオンの灯りはじめたセリグマンの街で写真を撮っていたワタクシ。
その後、ちゃんと暗くなってから、またネオンの写真を撮るというのが、いつものネオン狩りの流れでした。
しかし、この街の規模からいって、それもすぐに終わってしまうことは明らかです。
さらに、夕方になると、ほとんどのお店がバタバタと閉めてしまいまして、この調子では、これまでいたどの街よりも静かな夜になりそうだったのです。
そうか、セリグマンは昼間が楽しい街だったのか。
これは、夜を持てあますことになりそう!
そう思ったワタクシは、昼間に通ってきたウィリアムズの街を思い出していたのでした。
これまでもずっと、ワタクシが頼りにしてきた写真本「Images of 66」の表紙は、いろんな街のネオンサインでしたが、そのうちの実に4つまでがウィリアムズの街にあるものだったのです。
昼にウィリアムズにいた時は、
「ホントなら夜までここにいて、ネオンを見たいんだけど、無理だなぁ」
としか考えていなかったのですが、セリグマンから戻って来れば、ウィリアムズのネオンも見ることができるじゃないですか!
まぁ、問題は、わざわざネオンのためだけに、往復120kmほども車を走らせるのか、ってことなんですが、まぁまぁ、目一杯楽しむためだ、細かいことは言いっこなし!
今日はドライブ距離も短かったですし、少しはキツい目に遭うくらいでないと、思い出なんか残らないって!
なぜかポジティヴにそう考えたワタクシ、さあ、そうと決まれば、急いで行動しなきゃ!
早速、晩ご飯を食べようと、夕方カッコいい看板を見ていた「カッパーカート・レストラン」へ向かったのですが・・・閉まってる!
さっきは開いてたのに、ウソでしょ? まだ夜の7時過ぎですよ?
レストラン業がディナータイムをアテにしないなんてことがあるのか!?
しかし、そんなところが、夜のセリグマンを象徴しているのかもしれませんね。
しかたないので「ロードキル・カフェ」に行ってみました。
それにしても、このお店以外には、バーくらいしかやってなかったんじゃないでしょうか?
チキンサンドイッチ。
例によって、付け合わせはコールスロウに変更してもらってます。
アイスティーのグラスは、これ、ハチミツか何かのでっかいビンでしょ!
食べ終わったら、すぐにカローラに乗り込みまして、出発!
一路、ウィリアムズへ!
・・・ってところで、冒頭の動画につながるのですね。
で、さて、バカバカしくも夜のウィリアムズに戻って来ました!
昼ご飯を食べた「クルーザーズ・カフェ66」のネオン。
これまた昼も見てました「ロッズ・ステーキハウス」の牛ネオン。
どちらもなかなかステキだと思うのですが、ぶっちゃけていってしまいますと、ウィリアムズの街でワタクシが「いいな!」と思ったネオンは、このくらいでした。
やはりお昼の看板がステキでも、ネオンが消えていたり、あるいは最初からなかったりというのが多かったような気がします。
動画で撮りたいような動きのあるネオンがなかったのも残念でした。
しかし、ウィリアムズへ行ったのは大正解!
この街がグランドキャニオン観光の拠点だというのが大きいのでしょうが、夜になっても街が賑やかなのです!
「クルーザーズ・カフェ66」では、夜もオープンエアーの席で食事を楽しんでいるお客様が多く、弾き語りのライヴも!
お土産屋さんもちゃんと開いてる店が多く、あるいはパブのような、夜に活気づくタイプのお店も何軒かあって、道行く人も結構いるのです。
今回は、セリグマンに泊まるという選択でよかったと思うのですが、次があれば、このウィリアムズに泊まってみるのも楽しそうだと思ったのでした。
セリグマンまで戻って、スパイモーテルで寝て、翌朝。
この日は結構長旅になる予定なのです。
セリグマンからキングマン、午後は山岳コースに入りまして、山あいのオートマンという街、峠を越えるといよいよカリフォルニア州に入ってニードルスという街が目的地。
まず、セリグマンからキングマンですが、この部分はI-40を離れて田舎道を走りながら、ピーチスプリングス、トラックストン、ハックべりーなどの街というよりは小さな集落みたいなのを回って行きます。
ちょっと油断してると、すぐ景色が雄大に!
このあたりは、ルート66全線の中でも特に景色がいいと言われているところだそうですね。
間もなくグランドキャニオン・キャバーンズが見えてきました。
キャバーンズは「洞窟」ですね。
グランドキャニオンとは距離が離れている場所で、正直、なぜこんな名前なのかわからないのですが、家族連れなんかに人気の場所のようです。
洞窟近くのレストランには、子供達がいっぱいいました。
お土産屋さんの一部が、フィフティーズ・ダイナーっぽくなってまして、ベティちゃんも。
この日はたまたまTシャツが「昭和生まれ」でしたので、ベティちゃんと色がそろってます。
さらに走って、トラックストンへ。
ここでは、何と言ってもこの「フロンティア・モーテル」の看板が見たかったのです。
水色が凛々しくて爽やかな美しさ!
ですが、まぁ、モーテルの営業には期待が持てない感じですね・・・。
でも、カフェは営業してました。
このカフェ看板もステキですよね!
いい顔のマスターが指差す先に入口があります。
で、実はトラックストンには、もうひとつ見たかったものがあったのです。
古いフォード車とルート66のいろんな街の方向を指した看板、というのがそれで、いろんな写真集で見たことがあったのですが、どこにあるのか解りませんでした・・・。
残念!
さあ、次に寄ったのはハックベリー。
ハックベリー・ジェネラルストアという、これまたルート66関連の本では必ず目にするお店があるのです。
いらっしゃいませ! ガソリン、満タンですね!
アメリカの方は、とにかくこの「古いガソリンスタンドのマシン」が大好きですよね。
あちこちのルート66関連の施設で、必ずと言っていいほど見かけました。
ステッカーでいっぱいの入口ドアもステキ。
中はお馴染みのお土産屋さんでしたので、アイスクリームと水を買いました。
ハックベリーを出てしばらくのところに、アンタレスカーブという長いカーブがあるのですが、その途中にあったのが「コージーコーナー・トラックストップ」。
トラックストップの廃墟なのですが、看板がちょっとステキ。
そして、なぜか緑色の、コレジャナイ感たっぷりのモアイ(?)。
ここで、そろそろありそうだと思っていたものを、ようやく見つけました!
それは、これ。
「集合ポスト」です!
広大なアメリカの田舎ですので、郵便屋さんも一軒一軒回ってられないのですね。
郵便屋さんが来るまでに、出したい郵便物をポストに入れておくと、配達に来た時に一緒に回収してくれるそうです。
なんだか田舎らしい人情味のあるサービスですね。
ポストも高さもそれぞれまちまちなのが、いい感じです。
アンタレスカーブを曲がり切ると、道はまた真っ直ぐ。
そして、だんだん建物が多くなってきました。
間もなくキングマンの街ですね。
<つづく>
セリグマンの街で夕方を迎えていたワタクシでしたが、この日の夜は、若干変わったことをすることになったのです。
まずは、コチラをご覧いただきましょうか。
<動画>
そう、約60kmほど離れたウィリアムズの街まで、ネオン狩りに行ったのですね!
何だってそんなことになってしまったのか、ちょっと遡ってご説明いたします。
前回の「放浪放浪ルート66 14」で、夕方、ネオンの灯りはじめたセリグマンの街で写真を撮っていたワタクシ。
その後、ちゃんと暗くなってから、またネオンの写真を撮るというのが、いつものネオン狩りの流れでした。
しかし、この街の規模からいって、それもすぐに終わってしまうことは明らかです。
さらに、夕方になると、ほとんどのお店がバタバタと閉めてしまいまして、この調子では、これまでいたどの街よりも静かな夜になりそうだったのです。
そうか、セリグマンは昼間が楽しい街だったのか。
これは、夜を持てあますことになりそう!
そう思ったワタクシは、昼間に通ってきたウィリアムズの街を思い出していたのでした。
これまでもずっと、ワタクシが頼りにしてきた写真本「Images of 66」の表紙は、いろんな街のネオンサインでしたが、そのうちの実に4つまでがウィリアムズの街にあるものだったのです。
昼にウィリアムズにいた時は、
「ホントなら夜までここにいて、ネオンを見たいんだけど、無理だなぁ」
としか考えていなかったのですが、セリグマンから戻って来れば、ウィリアムズのネオンも見ることができるじゃないですか!
まぁ、問題は、わざわざネオンのためだけに、往復120kmほども車を走らせるのか、ってことなんですが、まぁまぁ、目一杯楽しむためだ、細かいことは言いっこなし!
今日はドライブ距離も短かったですし、少しはキツい目に遭うくらいでないと、思い出なんか残らないって!
なぜかポジティヴにそう考えたワタクシ、さあ、そうと決まれば、急いで行動しなきゃ!
早速、晩ご飯を食べようと、夕方カッコいい看板を見ていた「カッパーカート・レストラン」へ向かったのですが・・・閉まってる!
さっきは開いてたのに、ウソでしょ? まだ夜の7時過ぎですよ?
レストラン業がディナータイムをアテにしないなんてことがあるのか!?
しかし、そんなところが、夜のセリグマンを象徴しているのかもしれませんね。
しかたないので「ロードキル・カフェ」に行ってみました。
それにしても、このお店以外には、バーくらいしかやってなかったんじゃないでしょうか?
チキンサンドイッチ。
例によって、付け合わせはコールスロウに変更してもらってます。
アイスティーのグラスは、これ、ハチミツか何かのでっかいビンでしょ!
食べ終わったら、すぐにカローラに乗り込みまして、出発!
一路、ウィリアムズへ!
・・・ってところで、冒頭の動画につながるのですね。
で、さて、バカバカしくも夜のウィリアムズに戻って来ました!
昼ご飯を食べた「クルーザーズ・カフェ66」のネオン。
これまた昼も見てました「ロッズ・ステーキハウス」の牛ネオン。
どちらもなかなかステキだと思うのですが、ぶっちゃけていってしまいますと、ウィリアムズの街でワタクシが「いいな!」と思ったネオンは、このくらいでした。
やはりお昼の看板がステキでも、ネオンが消えていたり、あるいは最初からなかったりというのが多かったような気がします。
動画で撮りたいような動きのあるネオンがなかったのも残念でした。
しかし、ウィリアムズへ行ったのは大正解!
この街がグランドキャニオン観光の拠点だというのが大きいのでしょうが、夜になっても街が賑やかなのです!
「クルーザーズ・カフェ66」では、夜もオープンエアーの席で食事を楽しんでいるお客様が多く、弾き語りのライヴも!
お土産屋さんもちゃんと開いてる店が多く、あるいはパブのような、夜に活気づくタイプのお店も何軒かあって、道行く人も結構いるのです。
今回は、セリグマンに泊まるという選択でよかったと思うのですが、次があれば、このウィリアムズに泊まってみるのも楽しそうだと思ったのでした。
セリグマンまで戻って、スパイモーテルで寝て、翌朝。
この日は結構長旅になる予定なのです。
セリグマンからキングマン、午後は山岳コースに入りまして、山あいのオートマンという街、峠を越えるといよいよカリフォルニア州に入ってニードルスという街が目的地。
まず、セリグマンからキングマンですが、この部分はI-40を離れて田舎道を走りながら、ピーチスプリングス、トラックストン、ハックべりーなどの街というよりは小さな集落みたいなのを回って行きます。
ちょっと油断してると、すぐ景色が雄大に!
このあたりは、ルート66全線の中でも特に景色がいいと言われているところだそうですね。
間もなくグランドキャニオン・キャバーンズが見えてきました。
キャバーンズは「洞窟」ですね。
グランドキャニオンとは距離が離れている場所で、正直、なぜこんな名前なのかわからないのですが、家族連れなんかに人気の場所のようです。
洞窟近くのレストランには、子供達がいっぱいいました。
お土産屋さんの一部が、フィフティーズ・ダイナーっぽくなってまして、ベティちゃんも。
この日はたまたまTシャツが「昭和生まれ」でしたので、ベティちゃんと色がそろってます。
さらに走って、トラックストンへ。
ここでは、何と言ってもこの「フロンティア・モーテル」の看板が見たかったのです。
水色が凛々しくて爽やかな美しさ!
ですが、まぁ、モーテルの営業には期待が持てない感じですね・・・。
でも、カフェは営業してました。
このカフェ看板もステキですよね!
いい顔のマスターが指差す先に入口があります。
で、実はトラックストンには、もうひとつ見たかったものがあったのです。
古いフォード車とルート66のいろんな街の方向を指した看板、というのがそれで、いろんな写真集で見たことがあったのですが、どこにあるのか解りませんでした・・・。
残念!
さあ、次に寄ったのはハックベリー。
ハックベリー・ジェネラルストアという、これまたルート66関連の本では必ず目にするお店があるのです。
いらっしゃいませ! ガソリン、満タンですね!
アメリカの方は、とにかくこの「古いガソリンスタンドのマシン」が大好きですよね。
あちこちのルート66関連の施設で、必ずと言っていいほど見かけました。
ステッカーでいっぱいの入口ドアもステキ。
中はお馴染みのお土産屋さんでしたので、アイスクリームと水を買いました。
ハックベリーを出てしばらくのところに、アンタレスカーブという長いカーブがあるのですが、その途中にあったのが「コージーコーナー・トラックストップ」。
トラックストップの廃墟なのですが、看板がちょっとステキ。
そして、なぜか緑色の、コレジャナイ感たっぷりのモアイ(?)。
ここで、そろそろありそうだと思っていたものを、ようやく見つけました!
それは、これ。
「集合ポスト」です!
広大なアメリカの田舎ですので、郵便屋さんも一軒一軒回ってられないのですね。
郵便屋さんが来るまでに、出したい郵便物をポストに入れておくと、配達に来た時に一緒に回収してくれるそうです。
なんだか田舎らしい人情味のあるサービスですね。
ポストも高さもそれぞれまちまちなのが、いい感じです。
アンタレスカーブを曲がり切ると、道はまた真っ直ぐ。
そして、だんだん建物が多くなってきました。
間もなくキングマンの街ですね。
<つづく>