吉田ナゴヤ堂本舗・店主の日記

まぬけTシャツ一本勝負!「吉田ナゴヤ堂本舗」店主がTシャツを作る! 売る! 売れない!

放浪放浪ルート66 2013の7

2013-10-08 21:51:29 | 日記
4日目! 6時起床!

朝の寒さにビックリします。

お昼は全くの真夏でして、Tシャツアロハで十分なのに、こんなに気温差が。

震えながら車に乗り込んで、セントルイス中心街へ走ります。

セントルイスと言えば、まずはやはりこれ!





ゲートウェイ・アーチです!

1965年建造、高さは192m、最大幅は192mという巨大さ。

かつては西部へ向かう開拓者達の集まる街として栄えたセントルイス。

希望を胸にミシシッピ川を越え、未開の西部を目指す人々のフロンティア・スピリットの象徴として作られたのがこのアーチなのです。

つまり「ここからが西部」ということですね!

内部は空洞になっていて、エレベーターでアーチの頂点にある展望台へと行くことができるのですが、この形の中を行くエレベーターって、どんなのだ!?

乗ってみたかったのですが、早朝のため営業していませんでした。

仕方ないので、近くのキーナー・プラザという公園に行きます。

こことゲートウェイ・アーチの間にはオールド・コートハウス、つまり旧裁判所ですね、その建物があって、写真を撮ると、



コートハウスがゲートウェイ・アーチにすっぽり収まるのです!

早朝過ぎて写真が暗いのが残念ですが、撮れてよかった!



市街散策第2弾は、昨夜近くまで行ったブッシュ・スタジアム!



おおお、美しい・・・。



スコアボードがチラ見え!

バドワイザーとカージナルスのネオンなんかは、ゲーム中に見れば、もっとずっと美しいんだろうなあ!



レジェンド選手の一人、守備の天才オジー・スミス!

これはホームゲームで1回表の守備につく時に披露していたバック宙の写真ですね!

ワタクシは、大学時代に日米野球で来日した彼のプレーを甲子園球場で見たのが自慢!



これで勢いがついて、次は当然、これも昨夜あきらめたスコットトレードセンター!



NHLのセントルイス・ブルースのホームアリーナというのは、前回も言いました。



セントルイス・ブルースは、何がカッコいいって、チーム名が名曲「セントルイス・ブルース」そのまんまだというところがカッコいい!

絶対本拠地移転しないでほしい!

(NBAに「ユタ・ジャズ」というチームがありますが、あれは元々ジャズの都ニューオーリンズでできたチームだったので「ニューオーリンズ・ジャズ」だったのです。ユタに移転したのですが、ユタには特にジャズのイメージがないのに、チーム名はそのまま。こういうのはイカンと思うのです! ・・・失礼、取り乱しました)



レジェンド選手ブレット・ハルの銅像!



大都市の観光は、混みだす前の早朝に、というのが上手く当たって、気分をよくして朝ご飯に。

交差点にチョコンと建ってる、小さな箱のような「イートライト・ダイナー」に行きたかったのです。





期待通りのお店の「小ささ」に胸躍ります! こういうの大好き!

カウンターだけの店内には、いかにも「おれはここでしか朝飯は食わん」と言わんばかりのおじさんと、どういうご職業だかはサッパリ解らない若いお姉ちゃんが、にぎやかにしゃべりながら食べてて、ワタクシは2人の間の席に着きます。



時折お店のおばちゃんも交えてのおしゃべりに、パンケーキとソーセージをオーダーしたワタクシは、まるで聞いていないふりをしていましたが、内心テンションが上がっています。

いかにも「毎日繰り返される、この街の日常」みたいなシーンに、自分が紛れ込んでいるというのが、なぜかものすごく楽しく思われるのです。



ピンボールマシンが店内にありました。

しかも、ものすごく古いぞ、これ! バックボードのフレームが木製じゃん!

調べてみますと、1961年(!)バリー作の「カンカン」というマシンでした。

フリッパーでボールを打ち返すというのではなくて、ビンゴみたいな遊び方をするもののようです。

特に「故障中」とか書いてませんでした。

遊べたのかなぁ、アレ・・・。



シンプルな朝メニュー。

マクドナルドとかでも食べるものは同じじゃん、と思いかけましたが、パンケーキがとても美味しくて少し驚きました。



大満足でお店を出て、街はずれの方に車を走らせます。

「World Largest」、つまり「世界最大の」ってのも、実にアメリカらしさとバカバカしさが同居していて心躍る言葉ですが、この旅でもいくつかの「World Largest」を目にしました。

ここにあったのは、世界最大のアモコ看板、という奴。



わはは。確かにちょっと大きさが常識外れですね。

でも、下のガソリンスタンドは「bp」という会社のものですが・・・。



その後、昨夜も走ったチップワSt.に戻りまして、また「テッド・ドリューズ・フローズンカスタード」に。





屋根からツララという演出がステキ。

「お店を訪れた有名人」リストには、カージナルスに所属していた田口壮選手の名前もありました!



ネオンもステキでしたが、昼に見てもカッコいい看板!

ワタクシ、本日は「日曜日の悪魔」Tシャツに洋梨アロハ。

ナゴヤ堂のTシャツで、長旅中も曜日感覚バッチリ(実にさりげない宣伝)!

なお、お店は開いてなかったので「コンクリート」の愛称で知られるフローズンカスタードを食べることはできませんでした!

またか! でも、もうなんか慣れた!



この後、カークウッドという郊外の街を少し眺めてから「ミュージアム・オブ・トランスポーテイション」へ行きました。

要するに「のりもの博物館」ですね。

日曜日は11時からのオープンということで、1時間弱も駐車場で待つハメになりましたが、やはりこういうところは小さなお子様を連れたご家族が多く、開館前からにぎわっています。



サーカストレイン関連の展示がステキ!



思わず鉄道関連に気を取られて忘れそうになりましたが、自動車の展示のコーナーには、今は亡き「コーラルコート・モーテル」を復元した展示がありまして、ここにはこれを見に来たんでした。

その後しばらくI-44を走って、また下道のルート66を行きます。

途中、通りかかった「レッドシダー・イン・レストラン」はひと目で潰れてると解りました。



ロードサイドアトラクションの看板も見当たりません。

ルート66沿いで歴史があることを売り物に、今でも繁盛しているお店もある一方で、やはりこうして時代の流れに押し流されようとしているお店も多く、その違いがどこにあるのかは、ワタクシには難しいのですが、ううん、さすがにロードサイドアトラクションに選ばれた(この選定は2003年だったと何かで読みました)ところぐらいは、なんとか残っていってもらいたいものです・・・。

さらに進んでグレーサミットと呼ばれる辺り。

ここには写真集で見たステキな看板があるのですよ。



ああっ、これも劣化してる・・・。



(Daytona責任編集「ROUTE66 & US HIGHWAY」より)

以前はこういう姿だったはずなのに・・・!

いや、そりゃ、ダイアモンドレストランが潰れたのは知ってますし、看板なんだからお客様のために紛らわしい情報は与えないようにするってのは解るんですけども、これくらいの看板になれば、その歴史的・文化的・芸術的価値の面も考慮するくらいの動きがあってもバチは当たらないんじゃないでしょうか!?

だってね、



この看板も近くにあって、これもステキだったんですが、これに書かれてる「ダイアモンド・イン・モーテル」だって、もう潰れてるんでしょう?

だったら、あっちだけ律儀に外すことないと思うんですよ・・・。

両看板の近くに、ガーデンウェイ・モーテルがあって、結構家族連れさんとかがいて繁盛してるようでした。



屋根についた「GARDENWAY」の文字が誇らしげでいい!

それにしても、この辺は周りに何もないところなのに、よく繁盛してるなぁというのと、ここに泊まったら晩ご飯はどうするんだろう、というのがワタクシの疑問ではありますが。

さらに、少し行ったところにあった「サンセット・モーテル」も、看板がステキだというので注目していたら、建物もキレイになってて、これまた繁盛している様子。



クドいようですが、ここに泊まったら晩ご飯は・・・?



次の入口からまたI-44に乗ってしばらく進みます。

さて、ちょっと前にメラミック・キャバーンの宣伝をしてる納屋の話をしましたが、間もなくそのメラミック・キャバーンへの最寄り出口があるわけです。

当然、ここにもメラミック・キャバーン・バーンがあるわけですよ!





そしてワタクシは、メラミック・キャバーンをどうするのか、という問題になるわけですが・・・。

・・・ええ、やっぱり、特に興味が出ないということでして・・・。

ただ、I-44の出口付近には「ジェシー・ジェームス・ワックス・ミュージアム」と「アンティーク・トイ・ミュージアム」の2つがあるというので、出口は降りてみました。





しかし、ここでも・・・ぜひ見たかったアンティーク・トイ・ミュージアムはなぜか閉まってましてガッカリ。

ワックス・ミュージアムというのは、蝋人形が並んでいるところでしょうから、それほど興味ナシ。

ま、看板さえ押さえればいいや、ってレベルでした。



さっさと車に戻って、次はバーボンという街。

ここで外せないのは給水塔です。

これまでも通り過ぎる街ごとに給水塔がありました。

形や色が街それぞれに違ってて楽しいのですが、たいていはタンクに街の名前が書いてあるのです。

で、この街の場合は、それが「BOURBON」と書いてあるということで、まるでバーボン・ウィスキーがタンクの中に入っているように見えるという、ま、それだけのことなんですけどもね。



探してみると「BOURBON」と書かれた給水塔は3つもありましたが、ここでは中でもいちばん古そうで形がちょっとおもしろいコイツを見ていただきましょう。



さあ、そんなところで、今日もまた昼ご飯の時間になってきました。



<つづく>

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