吉田ナゴヤ堂本舗・店主の日記

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ピンボールが帰って来た

2011-11-24 21:34:34 | 日記
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夏にルート66からラスベガス、という旅をやらかしまして、最後にたどり着いたラスベガスでワタクシがいの一番に行ったのが「PINBALL HALL OF FAME」でした。

平屋建てのそっけない建物の中に、新旧のピンボールマシンがビッシリと並ぶという、村上春樹の「1973年のピンボール」的世界のゲームセンターでして、いやぁ、アレは楽しかった!

結局ラスベガスに滞在した数日間は、ほぼ毎日ここに通っては、懐かしいピンボールマシンで遊んでいたのでした。

で、それ以来、ワタクシの中でしばらくは眠っていた状態のピンボールという遊びが帰って来たような気がしています。

早い話が、ピンボールのマイブームが再燃しているという状態なのですね。



とは言え、様々な事情からピンボール自体がもはや過去の遺物となりつつありまして、現在ではゲームセンターでも滅多に見かけなくなったものです。

せっかくピンボールをやりたい気持ちが戻って来ていても、これではどうしようも・・・と思っていたのですが、いろいろとピンボールについて調べるうちに、ほんの偶然から「PINBALL HALL OF FAME THE WILLIAMS COLLECTION」というPS3の海外ソフトを見つけてしまったのです。



「WILLIAMS」というのは、ワタクシが特にファンであったピンボールのブランドでして、そこがかつて世に送り出したピンボールマシン、つまり70年代から90年代というピンボールの円熟期に実在した機種ばかり13種をプレステ3の中に再現しました、というソフト。

うおおお、そんなものがあったのか、と叫びまして、ただちにおなじみの通販サイトさんで注文、すぐに到着、それ以来プレステ3がピンボール専用マシンと化しております。

おもしろーい! 超おもしろーい! もうサイコーッ!!



まさにラスベガスで遊んで来たばかりの、ワタクシの贔屓マシン「FUNHOUSE」が収録されているだけで「買い!」だったのですが、その他にも「WHIRLWIND」や「TAXI」と、昔実機で遊んだ台に久々に触れることができたのは感動モノでしたし、ワタクシの中でピンボールの時代が一旦去った後に世に出て、90年代を代表するマシンと評価された「MEDIEVAL MADNESS」を知ることができたりと、おもしろいだけじゃなくて歴史的資料としても意義深いソフト!

こういうゲームソフトは出ないのかな、いろいろな権利の問題で難しいのかな、と思っていたのですが、なあんだ、ちゃんと出てるんじゃん!

グラフィックばかりを追い求めて、肝心の内容がスッカスカのものが多い昨今のゲームに納得行かないことが多い時代遅れのゲームファンであるワタクシにとっては、こういうものこそ現代の高性能ハードの使い道として理想的なのですよ。

ピンボールマシンというのは、ビデオゲームと比べますとムキ出しの機械である部分が多く、その多くの仕掛けはゴムだったりバネだったりによるところが大きいので、どうしても時期とともに壊れがちになるという欠点もあるのですが、ゲームの中でやれば、そういった点も気になりません。

常に万全のコンディションでゲームができるのですね。

当時は知らなかったマシンや、あまり遊ばなかったマシンについても、今やこのソフトでガンガン遊んでいますので、ルールなども掴めてきました。

ピンボールマシンというのは、当然ながらそれぞれに独自のルールを持っているわけですので、それらをより把握することで、さらにプレイを工夫する楽しみが深まっていくのですね。

昔は、


「どうも見かけがイケスカン」


などと思って、特にプレイするでもなかったマシンでも、実際に触れてみてルールを把握してみますと、それはそれで魅力を持っているのだということに気づかされたりします。

ううん、第一印象はイマイチでも、好きになっちゃうのなんて、ほんのちょっとしたキッカケなのですね・・・。

・・・まぁ、中には、いくらやってみても、どうもオレとはソリが合わんみたいだな、というマシンもないではないのですが!



ラスベガスの「PINBALL HALL OF FAME」では、家族連れなんかが遊びに来ていたりして、お嬢ちゃんやお母さんも普通にピンボールをプレイしているのを見まして、ワタクシには衝撃でした。

日本では、もはや一部のマニアしか知らないものが、こんなにも普通に遊ばれている・・・。

正直、うらやましい、と思ってしまいました。

アメリカでは、今でもピンボール大会が催されていたりして、まだまだこの世界が「生きている」もののようですので、願わくはまずこのソフトも大ヒットしてくださいますように。

そして、ぜひともこのソフトの続編が出てほしいものです。

まだまだ他のブランドにも、そしてWILLIAMSにも、プレステで再現してほしいピンボールマシンはゴマンとあるのですから!



ところで、ラスベガスの「PINBALL HALL OF FAME」と、このゲームソフト、名前がモロにカブっているのですが、偶然なんでしょうかね・・・?

それとも何かの意味が・・・?

ワタクシ、このソフトのことを「ほんの偶然から」見つけた、と先ほど言いましたが、これはハッキリ言ってラスベガスの旅行記を書いていた時に「PINBALL HALL OF FAME」で検索してみて、たまたまその結果にこのソフトも上がって来たので、


「ん? 何じゃコリャ?」


と思って、数秒後に


「うおおおおお!」


ってなったというのが、真相だったのです。

いや、たまたま見つけることが出来て、本当によかったですけども・・・。

ちょっとでもタイトルが違っていたら、未だにこのソフトのことを知らなかったはずですからね・・・。

そう思うと、ちょっと複雑なんですけども・・・。

まぁ、今は遊べてるから結果オーライってことでいいか!


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