メラミック・キャバーン・バーンから少し行ったところに、I-44のインターチェンジがありまして、そのそばに、またしても「世界最大」がありました。
「世界最大のお土産屋」って断言してますが、これは世界のあちこちのお土産屋さんが自称してそうですね。
ま、とりあえず中を見て歩きます。
コカコーラ・グッズのコーナーがステキ! ・・・ですが、これはここまで集めているからこそステキなんですよね、きっと。
ユーモアTシャツもたくさん種類がありましたが、ワタクシにはなんだかこれが妙に笑えました。
「HOW TO PICK UP CHICKS」は、俗語では「女の子のひっかけ方」ですが、直訳すると「ヒヨコの拾い上げ方」ですね。
いろいろ見て回って、安いオモチャを1点だけ買いました。
今度はステイト・ハイウェイ・CCという道で、コンウェイという街を通過、マーシュフィールドに着いてまたもI-44のインターチェンジ付近へ。
ここには「RV PARK」という、キャンピングカーなどが停まって休憩できる施設があって、そこにツーリスト・インフォメーションが併設されているのです。
で、実はワタクシの目的は、この施設の中の壁にある壁画だったのです!
これが、なかなかステキなんですよ!
メラミック・キャバーン・バーンと潰れてしまったダイアモンド・レストラン。
キューバで見たワゴンホイール・モーテルは、昔はこんな感じだったそうです。
マンガー・モスで、ワタクシがレモナさんにもらったタイプのキーチェーン!
手描き感がとてもいい感じの壁画なのですが、横に長過ぎて写真に撮ろうとすると何回もに分けなきゃいけないのです。
続いてはストラフォード。ここも小さな街です。
Googleストリートヴューでこの街を見ていて、たまたま見つけたのが「Joe's Diner」というお店なんですが、このお店のことはルート66関連のどんな資料でも見たことありませんでした。
ただ、その箱みたいな小さなたたずまいと看板がステキでしたので、写真は撮りたいと思っていたのです。
あ、でも、タイミングもちょうどいいし、どうせなら昼ご飯ここで食べますか!
たぶん、66トラベラーはあんまり来ない、地元の人達だけがお昼を食べに集まるようなお店でしょうから、よそ者としては少し緊張しつつドアを開けました。
おお、店内もかわいいじゃないですか。
ルート66はこの街のメインストリートで、このお店はそこから少し外れた立地なんですが、それでもやはりルート66演出にするのですね。
マンデー・スペシャルの中から、青い文字で書かれたチリとよくわからないサンドイッチのメニューを注文。
サンドイッチってのはハンバーガーのことだぜ、と思っていましたら、
普通にチーズをサンドしたトーストでした。
そしてボウルいっぱいのチリとクラッカー。
ハンバーガー三昧のワタクシには、このチリが目新しくてなかなか美味しかったですよ!
キッチンから出てきた店長っぽい男性(この人がジョーさん?)に、「ルート66をやってるの?」「どこから来た?」などと聞かれて、ゲストブックにサインをさせてもらいました。
どことなく「地元の店に外国のお客さんが来た!」って歓迎ムードが感じられて、うれしかったです。
喜んでいただけたなら、こちらも幸い!
そして、やっぱり、小さな街の日常のシーンに潜り込めた感じが楽しいのでした。
下道づたいにスプリングフィールドに到着しました。
やっぱりワタクシには、インターステイトでブッ飛ばすよりも下道で小さな街から街を渡り歩く方が楽しいのですね。
昨日ネオンを撮った場所で、お昼の写真もぜひ撮りましょう。
まずは「レスト・へヴン・コート」!
この日の午後は「仕事中」Tシャツに、この日がデビューのイオラニ・ヴィンテージ・アロハ。
次は、昨日の晩メシどころ「ステークンシェイク」!
「TAKHOMASAK」とは「TAKE HOME A SACK」つまり「袋を持って帰ってね!」って感じのキャッチフレーズ。
ギリオツ・シアターは、小さいけれどもゴージャス!
そばにあった大きな壁画もイカす!
以上でスプリングフィールドの街も抜けて、なおも進みます。
西へしばらく進んだところは、ホールタウンという小さな集落。
この街の名所「ホワイトホール・マーチャンタイル」は、アンティーク・ショップというよりも、お店自体がアンティーク!
ステキなんですが、またしてもアンティークを買う自信が出なくて、お店に入れませんでした。
街の南を走るI-44を少し越えて「ラリーズ・コレクティブルズ・コーク4U」に行ってみました。
コカコーラ・グッズのコレクションを見せてくれるお店だと聞いていたのですが、残念ながらここも潰れてました。
うおお、見たかったんだけどなぁ・・・。
さらに西へ。
パリス・スプリングスには「ゲイ・パリータ・シンクレア・ステーション」という施設が。
例によって、ガソリングッズ目白押しですが、ここは元々ガソリンスタンドだったところが一度火事に遭い、その後この物件を購入したゲイリー・ターナーという人が作り直したようです。
車を停めて、建物の方に歩いて行ってみますと、お店の前のベンチに若い男性2人とおじいさんが座って、おしゃべりの途中のようでした。
ワ「こんにちは」
と近づいてみますと、おじいさんが、
「コーラはどうじゃな? 冷蔵庫に冷えとるよ。取って来て、まぁ、ここにお座り」
と。どうやらこの人がゲイリーさんですね。
若い男性2人は、一緒に66を旅してここに立ち寄ったようで、コーラを持ってきたワタクシも交えておしゃべりは続きました。
この近くのルート66の見どころ、がテーマのようでしたが、例によって聞き取れる部分が少ないワタクシは、コーラを飲みつつ、必死に耳を傾けるのでした。
ゲイリーさんは、ここでこうして66トラベラー達とおしゃべりをするのが大好きなようですね。
やがて2人組は去って行きました。
お決まりの「どこから?」「東京です」的な会話はすでに済んでいましたから、これ以降の会話の内容が複雑になってしまうのが心配だったのですが、それを知ってか知らずか、少し眠たそうになったゲイリーさんは、
ゲ「Beatiful! It's a great day. I like today. Very Beautiful・・・」
と繰り返すのでした。
お店の中のお土産を見せてもらいまして、コーラをご馳走になったもんだから小さなバッグを買ったのですが、ゲイリーさんはものが売れることにはさほど関心がない様子でした。
余計なことをしちゃったかな、と思いまして「Thank you!」と頭を下げて、ちょっと歩いて、なおもお店の写真を撮っていますと、
ゲ「My friend , come on」
と歩き出したゲーリーさんが、もう一方の建物も見せてくれました。
建物の中をキョロキョロと見回していると、何かを取り出したゲイリーさんが、ちょこちょことペンを走らせたかと思うと、
ゲ「You can take this」
このステーションの白黒写真にサインをしてくれていたのでした!
感激して、
ワ「ありがとうございます! あのう、あなたの写真を撮らせてもらっていいですか?」
と頼んでみますと、ゲイリーさんはかぶっていた野球帽を脱いでカッコいい制帽に取り換え、さらにレトロな受話器を持ってポーズ!
カッコいい!
で、この数日後に、レバノンで買った本「ROUTE66 SIGHTINGS」をようやくゆっくり見てみて気づいたのですが、この制帽と受話器のポーズは「SIGHTINGS」の中でゲイリーさんが紹介されている写真と全く同じだったのでした!
「SIGHTINGS」をワタクシが持ってるかも、と思われたのか、それとも、写真を撮られる時はこのカッコと決めてらっしゃるのか、いずれにせよゲイリーさんのサービス精神にもう一度感激したワタクシだったのでした!
年老いても自分の見せ方にキチンとこだわりを持っているゲイリーさんのような歳のとり方を、ワタクシもしたいものだなぁ・・・。
<つづく>
「世界最大のお土産屋」って断言してますが、これは世界のあちこちのお土産屋さんが自称してそうですね。
ま、とりあえず中を見て歩きます。
コカコーラ・グッズのコーナーがステキ! ・・・ですが、これはここまで集めているからこそステキなんですよね、きっと。
ユーモアTシャツもたくさん種類がありましたが、ワタクシにはなんだかこれが妙に笑えました。
「HOW TO PICK UP CHICKS」は、俗語では「女の子のひっかけ方」ですが、直訳すると「ヒヨコの拾い上げ方」ですね。
いろいろ見て回って、安いオモチャを1点だけ買いました。
今度はステイト・ハイウェイ・CCという道で、コンウェイという街を通過、マーシュフィールドに着いてまたもI-44のインターチェンジ付近へ。
ここには「RV PARK」という、キャンピングカーなどが停まって休憩できる施設があって、そこにツーリスト・インフォメーションが併設されているのです。
で、実はワタクシの目的は、この施設の中の壁にある壁画だったのです!
これが、なかなかステキなんですよ!
メラミック・キャバーン・バーンと潰れてしまったダイアモンド・レストラン。
キューバで見たワゴンホイール・モーテルは、昔はこんな感じだったそうです。
マンガー・モスで、ワタクシがレモナさんにもらったタイプのキーチェーン!
手描き感がとてもいい感じの壁画なのですが、横に長過ぎて写真に撮ろうとすると何回もに分けなきゃいけないのです。
続いてはストラフォード。ここも小さな街です。
Googleストリートヴューでこの街を見ていて、たまたま見つけたのが「Joe's Diner」というお店なんですが、このお店のことはルート66関連のどんな資料でも見たことありませんでした。
ただ、その箱みたいな小さなたたずまいと看板がステキでしたので、写真は撮りたいと思っていたのです。
あ、でも、タイミングもちょうどいいし、どうせなら昼ご飯ここで食べますか!
たぶん、66トラベラーはあんまり来ない、地元の人達だけがお昼を食べに集まるようなお店でしょうから、よそ者としては少し緊張しつつドアを開けました。
おお、店内もかわいいじゃないですか。
ルート66はこの街のメインストリートで、このお店はそこから少し外れた立地なんですが、それでもやはりルート66演出にするのですね。
マンデー・スペシャルの中から、青い文字で書かれたチリとよくわからないサンドイッチのメニューを注文。
サンドイッチってのはハンバーガーのことだぜ、と思っていましたら、
普通にチーズをサンドしたトーストでした。
そしてボウルいっぱいのチリとクラッカー。
ハンバーガー三昧のワタクシには、このチリが目新しくてなかなか美味しかったですよ!
キッチンから出てきた店長っぽい男性(この人がジョーさん?)に、「ルート66をやってるの?」「どこから来た?」などと聞かれて、ゲストブックにサインをさせてもらいました。
どことなく「地元の店に外国のお客さんが来た!」って歓迎ムードが感じられて、うれしかったです。
喜んでいただけたなら、こちらも幸い!
そして、やっぱり、小さな街の日常のシーンに潜り込めた感じが楽しいのでした。
下道づたいにスプリングフィールドに到着しました。
やっぱりワタクシには、インターステイトでブッ飛ばすよりも下道で小さな街から街を渡り歩く方が楽しいのですね。
昨日ネオンを撮った場所で、お昼の写真もぜひ撮りましょう。
まずは「レスト・へヴン・コート」!
この日の午後は「仕事中」Tシャツに、この日がデビューのイオラニ・ヴィンテージ・アロハ。
次は、昨日の晩メシどころ「ステークンシェイク」!
「TAKHOMASAK」とは「TAKE HOME A SACK」つまり「袋を持って帰ってね!」って感じのキャッチフレーズ。
ギリオツ・シアターは、小さいけれどもゴージャス!
そばにあった大きな壁画もイカす!
以上でスプリングフィールドの街も抜けて、なおも進みます。
西へしばらく進んだところは、ホールタウンという小さな集落。
この街の名所「ホワイトホール・マーチャンタイル」は、アンティーク・ショップというよりも、お店自体がアンティーク!
ステキなんですが、またしてもアンティークを買う自信が出なくて、お店に入れませんでした。
街の南を走るI-44を少し越えて「ラリーズ・コレクティブルズ・コーク4U」に行ってみました。
コカコーラ・グッズのコレクションを見せてくれるお店だと聞いていたのですが、残念ながらここも潰れてました。
うおお、見たかったんだけどなぁ・・・。
さらに西へ。
パリス・スプリングスには「ゲイ・パリータ・シンクレア・ステーション」という施設が。
例によって、ガソリングッズ目白押しですが、ここは元々ガソリンスタンドだったところが一度火事に遭い、その後この物件を購入したゲイリー・ターナーという人が作り直したようです。
車を停めて、建物の方に歩いて行ってみますと、お店の前のベンチに若い男性2人とおじいさんが座って、おしゃべりの途中のようでした。
ワ「こんにちは」
と近づいてみますと、おじいさんが、
「コーラはどうじゃな? 冷蔵庫に冷えとるよ。取って来て、まぁ、ここにお座り」
と。どうやらこの人がゲイリーさんですね。
若い男性2人は、一緒に66を旅してここに立ち寄ったようで、コーラを持ってきたワタクシも交えておしゃべりは続きました。
この近くのルート66の見どころ、がテーマのようでしたが、例によって聞き取れる部分が少ないワタクシは、コーラを飲みつつ、必死に耳を傾けるのでした。
ゲイリーさんは、ここでこうして66トラベラー達とおしゃべりをするのが大好きなようですね。
やがて2人組は去って行きました。
お決まりの「どこから?」「東京です」的な会話はすでに済んでいましたから、これ以降の会話の内容が複雑になってしまうのが心配だったのですが、それを知ってか知らずか、少し眠たそうになったゲイリーさんは、
ゲ「Beatiful! It's a great day. I like today. Very Beautiful・・・」
と繰り返すのでした。
お店の中のお土産を見せてもらいまして、コーラをご馳走になったもんだから小さなバッグを買ったのですが、ゲイリーさんはものが売れることにはさほど関心がない様子でした。
余計なことをしちゃったかな、と思いまして「Thank you!」と頭を下げて、ちょっと歩いて、なおもお店の写真を撮っていますと、
ゲ「My friend , come on」
と歩き出したゲーリーさんが、もう一方の建物も見せてくれました。
建物の中をキョロキョロと見回していると、何かを取り出したゲイリーさんが、ちょこちょことペンを走らせたかと思うと、
ゲ「You can take this」
このステーションの白黒写真にサインをしてくれていたのでした!
感激して、
ワ「ありがとうございます! あのう、あなたの写真を撮らせてもらっていいですか?」
と頼んでみますと、ゲイリーさんはかぶっていた野球帽を脱いでカッコいい制帽に取り換え、さらにレトロな受話器を持ってポーズ!
カッコいい!
で、この数日後に、レバノンで買った本「ROUTE66 SIGHTINGS」をようやくゆっくり見てみて気づいたのですが、この制帽と受話器のポーズは「SIGHTINGS」の中でゲイリーさんが紹介されている写真と全く同じだったのでした!
「SIGHTINGS」をワタクシが持ってるかも、と思われたのか、それとも、写真を撮られる時はこのカッコと決めてらっしゃるのか、いずれにせよゲイリーさんのサービス精神にもう一度感激したワタクシだったのでした!
年老いても自分の見せ方にキチンとこだわりを持っているゲイリーさんのような歳のとり方を、ワタクシもしたいものだなぁ・・・。
<つづく>