学門駅から次の紀伊御坊駅までは、あっという間に歩いてしまいました。
特に見どころもナシ。
学門駅を見て、紀州鉄道の駅はだいたいこんな感じなのかな、と思ったところに、紀伊御坊駅が立派でビックリ。
それもそのはずで、この駅には紀州鉄道の事務所があるのです。
Tシャツなどのグッズも販売されてたり、沿線風景の写真が展示されてたりと、ファンにはたまらない空間でした。
でっかい鏡がありましたので、思わず写真を。
不自然な点は全くない80周年記念のプレート。
・・・90周年の時はどうするつもりなのでしょう・・・?
写真はモチロン「キハ600系」の最後の車両「603」が映ったものがほとんどで、ますます603に乗ってみたい気持ちが高まりました。
そして、この駅には、その603が置いてあるのです!
やっと会えましたね。
どうですか! これが去年まで、現役で走っていたのですよ!
クリーム色と深緑の、古くささの中にも絶妙な美意識を感じさせるカラリング!
真四角の几帳面な窓!
どことなくおじさんっぽいユーモラスな表情!
まるで宇宙船の入口みたいな、重厚なデザインのドア!
窓の上の眉毛みたいな小窓は、何のためのものなのでしょうか?
「603」とか「紀州鉄道」のマークが誇らしげで、何となく涙を誘われます!
ああああ! 乗りたかったなあああ!
床が板張りだったんですって!
乗り込んだらミシリと音がしたんですって!
ドアはなかなか閉まらなくて、閉まりきらないまま走り出してしまうこともあったんですって!
ラジエーターからは水が漏れているので、終点の西御坊駅では、運転手さんがジョウロで車両に水を入れるという光景が時々見られたんですって!
ああああ! ああああ! 乗ってみたかったなあああ、603!!
何で去年来なかったかなあああ! 何であと1年頑張ってくれなかったかなあああ!
せっかくここまで来たのになああ! 遅すぎたんだなあ! 夏休みが1年ほど遅すぎたなあああああ!
そこに停まっている603が、今にも動きだしそうなだけに、とても切なくなってきてしまいまして、ほとんど半泣きで紀伊御坊駅を後にします。
次の市役所前駅までもすぐに着きました。
まっすぐな線路を目を凝らしてよく見ますと、次の終点西御坊駅やそこに停まっている電車まで何とか見えます。
もはや駅のシンプルさには驚かなくなっているワタクシですが、ホームになぜか自転車が置いてあったのには、なんだか笑わされました。
駅の備品なの? それとも誰かが置いて行っちゃったの?
さあ、もうあとひと駅。
見えてるくらいですので、終点の西御坊駅までもすぐなのですが、この区間は線路のキワキワまで民家が迫っているところがあって見ものです。
ね、すごいでしょ?
玄関出たら、即線路です。
このすだれの下から、ボールがころころ、なんて転がりだしてきたら・・・。
怖っ!
ついに終点・西御坊駅に到着しました!
紀州鉄道の駅の中では、この西御坊が断トツでワタクシの好み!
ああああ、この駅を見ちゃいますと、やはり603がここに停まってる姿を見てみたかった、と思わされます!
そして、ダイドーさんはとても大好きな飲料メーカーさんなのですが、この風景の中に真っ白い自販機ってのは、さすがにあまりにもブチ壊し過ぎると思います・・・。
何とかなりませんでしょうか!
終着駅と言えば、このバッテンマーク。
ワタクシ、なぜかこのマークが好きでして、この時も思わず撮ってしまいました。
そして、柵がある向こうにも、まだ線路が続いているのがお解りいただけると思います。
実は、紀州鉄道には、さらにその先に「日高川駅」というそもそもの終着駅があったそうなのですね。
西御坊~日高川間は、1989年に廃止されたそうなのですが、これを見てるとまだ駅の跡地とかあるんじゃないかと思えてきませんか?
ようし、いっちょ、行ってみるか!
次回、「紀州鉄道最果て、幻の終着駅を追え」!
絶対見てくれよな!
<つづく>
特に見どころもナシ。
学門駅を見て、紀州鉄道の駅はだいたいこんな感じなのかな、と思ったところに、紀伊御坊駅が立派でビックリ。
それもそのはずで、この駅には紀州鉄道の事務所があるのです。
Tシャツなどのグッズも販売されてたり、沿線風景の写真が展示されてたりと、ファンにはたまらない空間でした。
でっかい鏡がありましたので、思わず写真を。
不自然な点は全くない80周年記念のプレート。
・・・90周年の時はどうするつもりなのでしょう・・・?
写真はモチロン「キハ600系」の最後の車両「603」が映ったものがほとんどで、ますます603に乗ってみたい気持ちが高まりました。
そして、この駅には、その603が置いてあるのです!
やっと会えましたね。
どうですか! これが去年まで、現役で走っていたのですよ!
クリーム色と深緑の、古くささの中にも絶妙な美意識を感じさせるカラリング!
真四角の几帳面な窓!
どことなくおじさんっぽいユーモラスな表情!
まるで宇宙船の入口みたいな、重厚なデザインのドア!
窓の上の眉毛みたいな小窓は、何のためのものなのでしょうか?
「603」とか「紀州鉄道」のマークが誇らしげで、何となく涙を誘われます!
ああああ! 乗りたかったなあああ!
床が板張りだったんですって!
乗り込んだらミシリと音がしたんですって!
ドアはなかなか閉まらなくて、閉まりきらないまま走り出してしまうこともあったんですって!
ラジエーターからは水が漏れているので、終点の西御坊駅では、運転手さんがジョウロで車両に水を入れるという光景が時々見られたんですって!
ああああ! ああああ! 乗ってみたかったなあああ、603!!
何で去年来なかったかなあああ! 何であと1年頑張ってくれなかったかなあああ!
せっかくここまで来たのになああ! 遅すぎたんだなあ! 夏休みが1年ほど遅すぎたなあああああ!
そこに停まっている603が、今にも動きだしそうなだけに、とても切なくなってきてしまいまして、ほとんど半泣きで紀伊御坊駅を後にします。
次の市役所前駅までもすぐに着きました。
まっすぐな線路を目を凝らしてよく見ますと、次の終点西御坊駅やそこに停まっている電車まで何とか見えます。
もはや駅のシンプルさには驚かなくなっているワタクシですが、ホームになぜか自転車が置いてあったのには、なんだか笑わされました。
駅の備品なの? それとも誰かが置いて行っちゃったの?
さあ、もうあとひと駅。
見えてるくらいですので、終点の西御坊駅までもすぐなのですが、この区間は線路のキワキワまで民家が迫っているところがあって見ものです。
ね、すごいでしょ?
玄関出たら、即線路です。
このすだれの下から、ボールがころころ、なんて転がりだしてきたら・・・。
怖っ!
ついに終点・西御坊駅に到着しました!
紀州鉄道の駅の中では、この西御坊が断トツでワタクシの好み!
ああああ、この駅を見ちゃいますと、やはり603がここに停まってる姿を見てみたかった、と思わされます!
そして、ダイドーさんはとても大好きな飲料メーカーさんなのですが、この風景の中に真っ白い自販機ってのは、さすがにあまりにもブチ壊し過ぎると思います・・・。
何とかなりませんでしょうか!
終着駅と言えば、このバッテンマーク。
ワタクシ、なぜかこのマークが好きでして、この時も思わず撮ってしまいました。
そして、柵がある向こうにも、まだ線路が続いているのがお解りいただけると思います。
実は、紀州鉄道には、さらにその先に「日高川駅」というそもそもの終着駅があったそうなのですね。
西御坊~日高川間は、1989年に廃止されたそうなのですが、これを見てるとまだ駅の跡地とかあるんじゃないかと思えてきませんか?
ようし、いっちょ、行ってみるか!
次回、「紀州鉄道最果て、幻の終着駅を追え」!
絶対見てくれよな!
<つづく>