吉田ナゴヤ堂本舗・店主の日記

まぬけTシャツ一本勝負!「吉田ナゴヤ堂本舗」店主がTシャツを作る! 売る! 売れない!

放浪放浪ルート66 2013の2

2013-10-02 12:31:24 | 日記
起床は6時!

さあ、今日から本格的にルート66の旅が始まりますよ!

でも、まだ今日も空模様がスッキリしないのがイマイチですけども・・・。

65ドルは高いよなあ、と思っていたシカゴランド・モーテルですが、フロントに鍵を返しに行きますと、なぜか5ドル帰って来ました。

実質60ドルか。まぁ、それでも安いとは言えませんけどね。

車に乗り込んで、いよいよ出発! ・・・ですが、まずはもう一度シカゴの中心街へ。

ルート66トラベラーの間では有名なお店「ルー・ミッチェルズ」で朝食を食べたいのです。



おおお、カッコいいなぁ・・・。

「アメリカでいちばん美味しい朝食を出す店」とまで言われる実力派なんだそうですよ。

早速入店!

カウンターの席に通されまして、まずはコーヒーを飲みながらメニューを見ます。

最初はパンケーキとかにしようと思っていたのですが、メニューに「エッグ・ベネディクト」があるのを見て、それに決定!

「エッグ・ベネディクト」は、よくハワイ旅行に行かれた方のブログなどで「美味しい朝食」として登場していましたが、イマイチどういうものだか解っていませんでした。

待ってると、隣の席にアメリカでは珍しい線の細いタイプのイケメンが座りました。

ずいぶん気さくな方のようで、それが当然、って感じで話しかけられました。


イ「旅行してるのかい?」

ワ「そうです。東京から。ルート66を旅するんです」

イ「僕は妻とNY~シアトルを3週間かけて旅したことがあるよ」

ワ「それは楽しかったでしょうね! いいなあ」


モチロン、今回も会話は「このようなものであったはず」という記憶で必死に補って書いてますよ!

ベネちゃん、来ましたー!



おお、美味しそう! ってか、まず見た目が美しい!

イングリッシュマフィンにハムまたはベーコンとポーチドエッグ、それにオランデーズソースをかけて作られるそうですが、どっちみちオランデーズソースなんてワタクシにはどういうものだかわかりません。

早速食べてみましたが、こんなもん、そりゃマズいわけがないですよね。

うんまああああい!!

夢中で食べ進みます。

あ、でもね、ひとつ疑問なのですが、これってナイフとフォークで食べるわけですけど、下のイングリッシュマフィンまでナイフで切るものなんでしょうか?

切りづらいし、力を入れるとグチャッ! って飛び散って大惨事になりそう・・・。

手づかみってのも難しそうだし・・・。

まぁ、何とか大惨事にはならずに食べることができました。

隣のイケメンは、フライパンから巨大に盛り上がったオムレツを注文、半分も食べずに納得したようで、席を立ちました。

一旦、レジで支払った後、席に戻って来てチップの数ドルを食器のそばに置いて、ウェイトレスさんに「ここ置いとくよ」って声をかけて店を出て行きました。

なるほどな、とすかさず観察するワタクシ。

大いに満足してお店を出ると、お店の前のジャクソンAve.という道を歩き始めました。

この道の東の端がルート66の東の終点なのです。



シカゴの街は、街中に鉄道が走っています。

アメリカの都市では、珍しいことでしょうかね。



ジャクソンAve.東の端、ルート66のENDサイン。

このまま真っ直ぐ進むと、公園があってその先が五大湖のひとつミシガン湖です。

それにしても、この写真は暗過ぎですね・・・。

で、ジャクソンAve.は東行きの一方通行ですので、ここからルート66だよ、というBEGINサインは、少し北のアダムズAve.にあるのです。



こちらは、なかなかよい一枚!

ワタクシ、本日は「Yayaちゃんアロハ」に「止まると死ぬ」Tシャツです。



さあ、車に戻って、いよいよルート66を走りだしますよ!

まずは来た道を戻って、I-55(Iはインターステイト、つまり高速道路のことです)でジョリエットという街を目指します。

その途中の出口を降りたところにあるのが、





「デルレア・チキンバスケット」。

1946年からこの場所でフライドチキンを販売しているお店だそうです。

看板がやっぱりステキですよね!

下の写真は、イリノイ州のロードサイドアトラクションであることを示すプレートなのですが、しまった、ルー・ミッチェルズにもプレートがあったはずなのに、撮り忘れた!

このプレートは全て集める、と思って来たのに、最初の1個でこのザマですよ!

またI-55に戻りますが、ジョリエットRd.への降り口を降り損なって、次の出口まで行ってしまいます。

次の出口から一般道で戻って来たのですが、その道が途中で解らなくなって、大いに迷いました。

全くの偶然から、何とかジョリエットRd.にたどり着きましたが、気分は早くもヘトヘトです。

ジョリエットの街に入る直前に「Kicks on 66 park」という公園がありました。



これは入口にあった「リッチ&クリーミィ」というアイスクリーム屋さん。

かなり見づらい写真ですが、屋根にブルースブラザーズがいます。

ジョリエットの街へ。

ここでは、まず「ジョリエット・ヒストリカルミュージアム」に行かねばなりません。

歴史にはあんまり興味がないのですが、ルート66にまつわる展示とギフトショップがあるそうなのです。



入口看板がすばらしい!

ルート66関連の写真集などでもよく目にする看板です。

中に入ると、案内人のおじいさんがいて、館内を見せてくれました。


「この辺にルート66関連の展示がある。で、その後、ジョリエットの歴史のムービーがあって、歴史関連の展示も見ることができる」


という説明で、まずはルート66展示を見ます。

見てるとおじいさんが戻って来て


「ムービーを見るかい?」


映像室に案内されると、スクリーンが降りてきて12分間のムービー。

見終わるとスクリーンが自動で上がりまして、その向こうの扉が開いて歴史資料の展示室へ!

なんというか、ものすごい気合いが入ってます。

この辺で何となくわかりましたが、ルート66は言わば人集めで、本当に見せたいのは街の歴史の方なんでしょうね。

歴史資料の展示も豪華でなかなかおもしろかったですけども。

ギフトショップで本を2冊買いました。

前回のルート66でも大いに頼りにした「EZ66」というガイドブックの最新版3rd Editionと「ROUTE66 Lost & Found」という本。

ミュージアムを出て、リアルト・スクエア・シアターを見に行きました。

1926年、つまりルート66と同じ年にできたのだそうです。



建物がド迫力!



ジョリエットは以上で、車に戻ってまた進みます。

そろそろ昼ご飯の時間ですが、そのためにと狙っていたお店が、次のウィルミントンの街にバッチリあるのです!

さすが、ワタクシ、イカす!

じゃあ、張り切って行ってみましょう!

ウィルミントンにある「ローンチングパッド・ドライヴイン」です!



ここは、このロケットを手にした「ジェミニ・ジャイアント」が立っているのが有名。

ワタクシも彼に会えるのを楽しみにしてましたので、満足!

さあ、じゃあ、お店で昼ご飯を食べようかなぁ。



あ、あれ・・・?

「Launching Pad Drive In」の文字もところどころ抜け落ちて、お店の中が暗い・・・。

潰れてますね、こりゃ!

ルート66沿いでも、いろんなお店ができたり潰れたりしているのは前回も見てきましたが、まさかこんな有名なお店が潰れているとは思いませんでした。

仕方なく、次の街・ブレイドウッドに進みます。

ここにもドライヴインがありますので、昼ご飯はそっちにするとして・・・でも、そこだって潰れてるかもしれないし・・・。

心配しながら行ってみますが、大丈夫!

ブレイドウットの「ポルカ・ドット・ドライヴイン」はちゃんとやってました!





オールスター勢ぞろいでお出迎え!

ここではグリルチキン・サンドイッチを注文。



フレンチフライがあまり好きでないワタクシですが、この時はチーズがけを頼んだところ、これは目先が変わって美味しかったです。



ガードナーという街で「2cell jail」という、ま、古い牢屋ですね、それを見てから、次いでやって来たのはドワイトという街。

小さな街なんですが、駅前が移動式の遊園地になっていて、それなのに誰もいない、というシュールな体験ができました。

なんだったんだろう・・・?



ここで、今回初めての給油。

昨日レンタカー屋さんのお兄さんがやってくれたのを見よう見まねで給油口をつついてみますが、ビクともしません。

あれー? なんで開かないの?

何度もやっていると、近くで給油していたお兄さんが見かねて来てくれました。


兄「車の中にボタンがあるんじゃないか?」

ワ「それがないんです。プッシュオープンだって言われました」

兄「そうなのか。わからないな」


いろいろやってると、不意に開きました。

もう、万事がこんな調子でして、いちいち人に迷惑をかけながら旅をすることになるのです・・・。

ちなみに、全体の4分の3がなくなったくらいで給油しましたが、それでだいたい50ドルでした。

もう一度ドワイトの街で「アンブラー・ベッカー・テキサコ」という古いガソリンスタンドをレストアした施設へ。



現在はヴィジターズセンターになっているとのことでしたが、閉まってました。

この近くにあると本で見た、コンテナを積み上げたコーヒーショップもなくなってました。

見たかったのに・・・。



さあ、今日はこの後、なんとかポンティアックという街まで行くつもりなのです。

もう少し、進まないと!


<つづく>


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