吉田ナゴヤ堂本舗・店主の日記

まぬけTシャツ一本勝負!「吉田ナゴヤ堂本舗」店主がTシャツを作る! 売る! 売れない!

放浪放浪ルート66 5.アマリロ「BIG TEXAN」

2011-08-29 01:13:00 | 日記
ルート66を旅して、アマリロに着いたなら、何としても寄りたい、寄らねばならないのが、レストラン「BIG TEXAN」!

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うわあ、写真集とかで見てた、あの看板だあ!

そして、ここの名物が、

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1時間以内に72ozのステーキを食べ切ったらタダ、というチャレンジなのです。

72ozは、約2キロ! ゴクリ・・・。

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「BIG TEXAN」は、I-40沿いにあって、黄色い建物はとてもよく目立ちます。

まだ晩ご飯には早過ぎる時刻でしたが、構わず車を乗り入れます。

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「BIG TEXAN」にはモーテルもあるのですね。

数部屋ずつカラフルに色分けされて、それぞれが別のホテルという演出。

モーテルのオフィスで部屋をお願いしますが、ここはさすがに高かった!

69ドルは、この旅で泊まったモーテルの最高値!

「121」号室、と言われて行ってみますと、写真のカラフルな建物とは別棟で、奥まったところにありました。

部屋に入ろうとすると、メンテナンス係のプロレスラーみたいなメガネ、スキンヘッドの男性が、


メ「そこはダメだ。ドアをペイントし直す。フロントでそこだと言われたのか?」

ワ「ええ」

メ「電話して聞いてやる。ちょっと待ってろ」


結果、ワタクシの部屋は2階の「222」号室になりました。

メンテ係さんにドアを開けてもらって、部屋に入ると、


メ「フロントでルームキーを交換してきてやる」


わざわざルームキーを持ってきてくれました。

ぶっきらぼうな感じかと思ったのですが、とても親切な人だったのです。

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部屋はさすがにキレイで、木の匂いがしてきそうな荒削りな感じがいかにもテキサス風。

レストラン「BIG TEXAN」のメニューが置いてあって「旅の記念にどうぞお持ち帰りください」と。

こういうのがあると、わざわざ「BIG TEXAN」のモーテルに泊まってよかったと思えますね!

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モーテルにはプールがあることも多いのですが、ここのプールは、またも出ましたテキサス州の形!

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・・・なるべくそう見えるように撮ったつもりなんですが・・・解りにくいですか・・・。



まだ晩ご飯は食べませんが、レストランに向かいます。

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牛とワタクシ。

ワタクシはカウボーイですので、この後もなるべくたくさんの牛の写真を撮りますよ!

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またもテキサス型!

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Free 72oz Steakにワタクシも挑戦!

レストランに併設されたギフトショップが充実してて楽しかったのですが、ここでこの旅初めてアロハシャツを購入!

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ルート66の名所、名看板が色とりどりに描かれている楽しいデザイン!

このうちのいくつかは、この後登場しますよ!

「BIG TEXAN」の看板も当然登場しているのですが、実物よりややイケメンに描かれてる!?



この後、ちょっとアマリロの街へ車で出かけまして、アンティークショップが並ぶ通りなどを散策してきました。

で、夜。

満を持して「BIG TEXAN」に向かいます!

お店は大人気で、少々待たされたのですが、その間もバーがあったり子供向けの射的場があったりして、退屈させません。

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72ozの実物大モデルもありました!

これを1時間で食べるなんて・・・。

順番が来て、席に案内してもらいますと、広い店内は絶妙にガヤガヤしていまして、ウェイトレスはカウガール、聴こえ来るのはカントリー、いや、何とも言えぬ陽気なこと!

<動画>

店内中央部の一段高くなったところが、Free 72oz Steakと挑戦者の戦いのステージです!

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見てみると、残り時間はもうあと2分ちょいという数字なのに、挑戦者は完全にダラケ切って微動だにしません。

ははあ、と思いました。

野郎、調子に乗って72ozに挑戦したのはいいけど、やっぱり食べ切れなかったんだな。

ふふふ、愚か者め・・・。

安心してよそ見をしていますと、突然すごい拍手が沸き起こりました。

ダラケ切っていたはずの挑戦者は、今や満面の笑みで右手を高々と上げているのです。

バカな! 実はチャレンジに成功していただと!

おおお、Free 72oz Steakの成功者をナマで見ちゃった・・・。



そして、ワタクシのステーキがいよいよ登場!

ワタクシが注文したのは、サーロインステーキの21oz Lone Star Cutという奴。

72ozと比べると3分の1にも満たないサイズです。

このぐらい、いくらおっさんになって食べる量が減ってるワタクシだって食べられるでしょ?

・・・と思っていたのですが、いざ運ばれて来たのを見ますと、

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・・・え? 21ozでこんなにあるの・・・? ウソだろ・・・?

もうこの瞬間、勝負がついていたのですね。

いや、その後もワタクシは、懸命に頑張って食べました!

しっかりした歯ごたえがあって、噛み切るのにアゴが疲れるようなお肉でしたが、これこそが本場のステーキだと思うのです。

シンプルな味付けですが、いかにも肉を食っているという感じで、美味しいのです。

文句を言うようなことは、何もありません。

しかし、まぁ、やはり、さすがに、この量はちょっと・・・。

結局、食べ切れませんでした。

72ozを食っちゃう人もいるのに! いくら何でも情けない!



食べてると隣の席のじいさんばあさん2人ずつのうち、メガネのじいさんがワタクシに話しかけてきました。


じ1「どこから来たんだい?」

ワ「日本の東京からです」

じ1「サヨナラ、アリガト」


明るいじいさんのようです。

じいさんはその後も何事か冗談を言って、自分で笑っています。

例によって理解がおぼつかないながらも、合わせて「えへへ」と笑うワタクシでしたが、真面目そうなじいさんその2が、


じ2「彼の言うことを笑っちゃダメだ」


じいさん1のジョークは差別的、あるいは失礼な冗談だったのでしょうかね。

じいさんばあさん4人衆は、ワタクシより先に店を出て行ったのですが、去り際に真面目なじいさんその2がワタクシの方に来ました。


じ2「私も昔日本に行ったんだ。1967年さ」

ワ「僕は産まれてませんでした」

じ2「何年に生まれたんだい?」

ワ「1970年です。・・・寿司を食べましたか?」


会話が終わってしまうのはもったいないと思って、あわてて付け足したのですが、どうにもチープな話題ですね。


じ2「食べた。それから・・・あれは何だっけ・・・そうだ、ヤキトリも食べた」


握手をして真面目じいさんと別れました。

なんだか、真面目じいさんの温かい人柄がうれしかったです。



ステーキには大惨敗を喫しましたが、「BIG TEXAN」は食べることだけに留まらない楽しいお店で、大満足でした!



<つづく>

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