吉田ナゴヤ堂本舗・店主の日記

まぬけTシャツ一本勝負!「吉田ナゴヤ堂本舗」店主がTシャツを作る! 売る! 売れない!

放浪放浪ルート66 2013の12

2013-10-14 21:45:06 | 日記
6日目はラス前の日。

当然の6時起きで、慣れはしましたが、またもすごく寒い朝です。

さあ、今日こそは、車で前の日の続きをやるべく、来た道を戻らなくてはいけません。

遠い道をひたすら走って、オクラホマ州からカンザスを経てミズーリ州・ジョプリンまで戻りました。

まずひとつ目のポイントは「コロネルズ・パンケーキハウス」でしたので、これは朝ご飯にちょうどいいや、と思っていましたら、



当たり前、と言わんばかりに潰れていました! うぬぅ・・・。



次いで寄った「ウッディズ・ウッドファイアー・ピッツァ」は、まだ開店前。

い、いいんだ、ここはコーラと店のロゴ看板が撮りたかっただけだから・・・。

結局、朝ご飯は、ガソリンスタンドで買った「ハニー・バン」という渦巻きドーナツと熱いコーヒーになりました。



「ハニー・バン」は、ワタクシの贔屓菓子パン。

前回2011年の時も買って食べてましたし、今回ここまででも食べました。

ガソリンスタンドでは、必ず売ってるのです。





広い公園にあった「ジョプリン・ミュージアム・コンプレックス」。

博物館がいろいろとあるんでしょうが、モチロンまだ開館前でした。

ロードサイドアトラクション看板だけのために、写真を撮るだけで終了。



ジョプリンの街を離れて、ちょっと細いオールド・ルート66に入り込み、ミズーリ州とカンザス州の州境に着きました。

ここには、



「パドック・リカー」という酒屋さんと、



「ステートライン・バー」という飲み屋、酒にかかわる2軒のお店があるのです。

「ステートライン・バー」は、どうやら名前が変わってるようですが、そんなのやだ! 

ここのことは「ステートライン・バー」と呼びたい!

昔アメリカには禁酒法という法律がありましたが、ステートラインの向こうのカンザス州は、その昔州憲法で飲酒を禁止した最初の州だったそうで、きっとこの「ステートライン・バー」には、夜ごとアルコールを求めて州境を越えてきたカンザスの酒飲み達が集っていたに違いないのです。

だから「ステートライン・バー」という名前にこそ、この店の歴史・意義が感じられるのです。

ちなみにこの日のワタクシは、アメリカ旅行には欠かせない「アメリカ人じゃない」Tシャツに、ミントグリーンのハワイビーチめぐりアロハ。



さあ、いよいよこの旅で3つ目の州、カンザス州に入りますよ!

・・・とは言うものの、実はカンザス州のルート66というのは・・・



ハッキリ言ってこんな感じ!

広い州の南東部のほんの隅っこをかすめるだけ、という通り方でして、ルート66全長2347マイル(3755km)の中のたった13.2マイル(約21.2km)しかないのです。

車で30分も走れば通り抜けてしまうという、実にちっぽけなひと区切りなのですが、だからっておもしろ味がないのかと言うと、モチロンそんなことはないのですよ!

例えばカンザス州に入って最初の街・ガリナなんかはとても楽しみでした。



州境すぐにあった看板がカワイイ!

街に入って最初に寄ったのは「4 Women on the route」というお土産とカフェのお店だったのですが、



「Cars on the Route66」に名前が変わったんでしょうかね?

中にはメルバさんという明るい女性の店員さんが。


メ「映画の『カーズ』は観た?」

ワ「ええ、モチロン!」

メ「このお店にはメーターがいるのよ! ぜひ一緒に写真を撮ってね!」

ワ「ありがとう!」


ってことで、人気者メーターと写真!



ここも壁画の多い街のようで、ダウンタウンに車を停めて壁画狩りを。



このペプシは、写真集で見たことがあったように思うのですが、その隣に、



マウンテンデューも描かれてたのは知りませんでした。





ガリナのチェンバー・オブ・コマース(商工会議所?)がロードサイド・アトラクションになってました。

これは建物とかよりも、公園のことを指してるみたいですね。



またもペプシ壁画。

他にもいくつかペプシがありましたが、なぜガリナはこんなにペプシ贔屓なんでしょうか?

ルート66とメインストリートがぶつかる交差点の角には、



この偉大な壁画の公園がありました。



さあ、それでは、ガリナのメインディッシュ「ガリナ・マイニング・アンド・ヒストリカル・ミュージアム」に行ってみましょうか!



かつては炭鉱の街として栄えたガリナの歴史や文化に触れることができる施設・・・とは言うものの、ワタクシはどうも歴史がイマイチだし、ちょっとお勉強過ぎておもしろくないかなぁ、と思っていたのですが、どっこい、これが楽しかったのです!

入ってみますと、受付にいた黄色いTシャツに白ひげ、熊みたいに大きなおじさんが迎えてくれました。



ビルさんです。

この方の説明を聞きながら館内を回ったのですが、例によって英語がほとんど聞き取れません。

でも、優しくてどことなくユーモアがあるビルさんの語り口は、聞いてるだけで楽しくて、また意味がわからなくても言ってることはなんとなくわかる、というのが不思議と多かったのでした。



1944年と表記のある古い集合写真。


ビ「昔のカメラでこういう長い写真を撮るには、カメラを横にゆっくり動かしながら撮ったんだよ。

  だから、こういう写真だとよく、右の方と左の方に同じ人物が映っていることがあるんだ。

  お調子ものが、カメラを動かしている間に、人の後ろを走ってもう一度映っているんだ」


本当に、右端と左端に同じ人が映っててビックリ!



スピード違反などで捕まえた犯人のバストアップを撮影する道具。

木の部分を胸に当てて写真を撮ると、顔の下に「ルート66にて確保」という説明文がつくというわけです。

モチロン数字部分は、捕まえた道に合わせて変えることができるのですね。

ちょっとビックリした重い石と小銭仕分け機を動画でご紹介!



その他、古い車やテレビカメラ、いろんな絵や写真、個人のライターのコレクションなど、ほぼ何でもありの状態でいろんなものが展示されていまして、お勉強がキライなワタクシでもとてもおもしろかったです。

例によって、思ったより長い時間いてしまったミュージアムでした!



ところで、ガリナというこの街の名前が、ワタクシにはとても気になりました。

かつて炭鉱で栄えて、現在は人口も少なくなってしまった、という街の横顔に「ガリナ」という音の感じがとても似合う気がするのです。

(とは言え、思ってたほど「ゴーストタウン」って感じではなかったんですけども)

「ガリ」が、強くも寂しい感じで、それを柔らかく「ナ」で受けて、「ガリナ」と短くまとまっているのが美しくすら感じられます。

試しに、この街が「ポンティアック」とか「レキシントン」だと思ったら、これはもう、目も当てられないほど似合わないですよね。

「ガリナ」。とてもしっくりくる。

こんな感覚、例によってワタクシだけでしょうか・・・?



またも、マキシマの運転席に戻って、次の街へ。



カンザス州は別名「サンフラワー・ステイト」。

ルート66の標識もカンザスではヒマワリなのです。



有名な「オールド・リバートン・ストア」で、水のペットボトルを買いました。



白いアーチが美しいレインボーブリッジ。

ここから南下して、バクスタースプリングスの街を目指します。


<つづく>

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