流山線各駅停歩３

「鰭ヶ崎」。

来る前に、流山線のことをいろいろ調べていたのですが、駅の名前だけならダントツで気に入ったのが、この「ひれがさき」です。

実にローカル線っぽい駅名じゃないですか！

珍しい漢字が使われていて、読み方が難しい。

地方へ行くと、必ずそういう独特の地名にめぐり会いますよね！

地元の人だけはスンナリ読めて、


「え？　これってそんな難しい字だったの？」


なんて言われちゃいそうな。

いやぁ、知らない街を旅してる気になっちゃうなあ！



だって、例えば、この「鰭ヶ崎」駅が、山手線にあるなんてこと、ありえないじゃないですか。

渋谷－原宿－鰭ヶ崎－新宿、なんてこと、絶対あっちゃいけないわけでしょう！

なんだか字面も音も、どこかの漁師街って感じですが、流山は海に面してません。

どうしてこういう地名になったのでしょうね？

ちなみに、鰭ヶ崎駅の近くには、鰭ヶ崎小学校もあるようです。

やっぱり「ひれしょう」って呼ばれるんでしょうか・・・？

バカな妄想がどんどん広がって楽しい気分、しまいには、


「ヒレが先なら、ロースは後か」


などとワケのわからないダジャレを思いつきつつ、駅を目指します。



駅のすぐそばにあった、なんだかやたらと過剰な和菓子屋さん「伊勢屋」さん。

「激・流山せんべい」とは！？

回転焼きとか大判焼きとかいう、あの、例のあんこの入った奴を食べたいと思ったのですが、イマイチお店の人がいるのかいないのかわからず、あきらめました。



駅舎もバツグンのローカル線ムードですね！

なんだか哀愁を感じてしまいます。



そして、またも駅名表示。

左のゴシック体も軽快でいいですが、やはり右のこげ茶の奴がステキですね。

もうワタクシ、こんな字が書けるようになりたいとすら思い始めています！



で、ここまではずっと沿線を歩いてきたのですが、ここで急に一駅だけ流山線に乗ってみることにしますよ！

そして、乗車の前後を動画に収めましたよ！



そして、よくよく振り返ってみますと、ここまで電車の写真が全くありませんでしたので、あわてて載せておきます。

まず「青空」号。



そして、ワタクシが乗った「なの花」号。





さあ、平和台駅に降りてみましょう。



駅名表示は、なぜか急にブルーになってました。

フォントも丸ゴシックですね。

こげ茶の奴は、ちょっと古びてて、これまた実に似つかわしい感じ。



平和台駅は、昔は「赤城台」駅といったそうです。

駅前にはイトーヨーカドーがあって、車もたくさん通っています。

さっきまでからすると、急に都会に来た気分。


＜つづく＞