ニューメキシコ州に入って、サンホンという街をちょっと見て、とうとうやって来ました、憧れのツクムカリの街!
人口6千人程度と言いますから、マクリーンやベガよりは人が多いですが、それでも小さな街でしょう。
かつてはルート66沿いの宿場町として栄えたそうで、街の中心部を走るツクムカリ・ブールヴァードが昔のルート66。
その道をただ走っているだけで、1950年代くらいからずっとやっているようなモーテルやレストランの看板が次々に現れます。
そして、その中でも最も有名な1軒、ルート66に関するどんな本を開いても、必ずそのネオンサインを目にするという、ルート66トラベラーすべての憧れ。
それが「ブルースワローモーテル」です。
ワタクシが、ルート66に行きたい、と思うようになったのは、「ルート66で行こう!(亀井亜佐夫著)」という本を読んだのが大きかったとすでに述べましたが、この本のほぼ始まってすぐぐらいのページに、いきなり「ブルースワローモーテル」のネオンサインが現れていまして、まず最初にそれでやられてしまったのですね、ワタクシは。
うわああ、こんなネオンが、しかも田舎町に!
どんなところだ? これは、見てみたいなぁ。そして、できれば泊まって・・・。
・・・まぁしかし、それがこんなに早く実現するとは思ってもみませんでしたけどもね!
早くも感無量でありますが、なにくそ、気を確かに持て。
ステキ看板がチラホラ出てくるツクムカリBlvdを、必死に落ち着きながら進んで行きましたが、やはり「ブルースワローモーテル」が見えちゃったら、もうダメです。
気を確かに持つなんて全く無理でした!
ああ! なんて美しいんでしょう!
そして、写真ではネオンのみを見ていたわけですが、実際の街では、こういう並びになっていて、街のどの辺りに「ブルースワロー」が建ってて、なんてことを自分で体験して知る、というのにも、不思議な感動を覚えます。
そうか、こういうところにあったのか「ブルースワロー」は!
「OPEN」の表示はありましたが、ロビーのドアは開きませんでしたので、早速写真を撮ったりしていますと、またしてもバイカーカップルがモーテルの前を通り過ぎて行きました。
本当に、どこまで行っても、また会うんですね!
なおも写真を撮っていますと、モーテルの部屋が建ち並んでいる辺りから、にこやかな女性が歩いてきました。
ケヴィンにもらったパンフレットで見たケヴィンの奥さん、ナンシーでした。
ナ「おもしろいTシャツね!」
言い忘れてましたが、この日は「アメリカ人じゃない」を着ていたのでした。
そうかそうか、そのおかげで、初対面の外人さん達とスムーズに打ち解けられたのですね。
海外旅行にもオススメです、吉田ナゴヤ堂本舗のTシャツ!
ワ「自分でデザインして売ってるんです」
ナ「いいと思うわ」
ワ「部屋はありますか?」
ナ「大丈夫よ」
一緒にロビーに向かいます。
ケヴィンに会ったと言おうとすると、
ナ「ケヴィンに会ったんですって?」
おお、もう話が通じてる!
ワ「ベガとエイドリアンで会いました」
ナ「聞いたわ。彼は今、寝ているの。3番の部屋が空いてるわ。先に部屋を見てみて」
ドアを開けてもらって、中を見ます。
左半分がドアから見た部屋の図、右半分はトイレとバスのアップですよ。
ナ「この部屋でいい?」
ワ「モチロン!」
「ブルースワローモーテル」ができたのは1939年ということですから、すごい歴史の重みですよね。
さすがに建物や部屋には古びた感じがありますが、それこそが伝統のよさだと思います。
しかも、丁寧にメンテナンスされているようで、古くても汚くはないのがさすが。
ベッドカバーなんかとてもオシャレですよね!
そもそも、ここに泊まりたくて仕方なかったワタクシ、たとえどんな部屋だろうと文句なんかあるはずもありません。
大喜びで荷物を運びこんで、しばらく部屋をキョロキョロと眺め回しました。
ちなみに、お値段は60ドルでした。
さあ、落ち着いたら、ツクムカリの街を散歩です!
「ブルースワロー」はツクムカリでも東の方に建っていますので、まずは西へひたすら歩いてみました。
これまた伝統あるモーテル「モーテル・サファリ」の看板。
ラクダに乗った人の絵柄がステキですね! でも「MOTEL SAFARI」のフォントはちと味気ない気も。
これまた写真集で見たことのあった有名な壁画。
ワタクシのカメラでは1回で撮り切れませんでしたので、分けて撮ってつないだら、やっぱり上手くいきませんでした・・・。
ルート66沿いのいろんな街で、壁画を見ることが多いのですが、ツクムカリにもたくさんあるようで、モーテルでもらった観光マップの中には「壁画マップ」までありました。
メキシコ料理店「ラ・チータ」。
入口のソンブレロがステキですね!
ワタクシ、メキシコ料理はあまり食べたことがないような気がしますが、ぜひニューメキシコでメキシコ料理に挑戦したい!
晩ご飯はここにしましょうかね!
「コーナーストーン」というお店で、フローズンカスタードを食べました。
フローズンカスタードは、ルート66沿いの他の街に有名店があるそうですが、今回そこには行きませんので、代わりにここで食べるのです。
どういう食べ物か、知りませんでしたが、まぁ、普通のバニラアイスみたいな感じでしたよ。やや濃厚?
「ブルースワロー」まで戻りまして、今度は東の方へ。
お土産屋さん「ティーピー・キュリオス」。
ティーピーは、インディアンが住む三角錐型のテントで、それを模した入口がステキです。
ちょっと何かが足りない気がしてモヤモヤする「アパッチ・モーテル」の看板ですが、これは元は違うデザインだったのを塗り直したみたいです。
トップの牛がステキな「デルズ・レストラン」。
この牛って、同じ看板会社が作ってるんでしょうかね?
アマリロの「BIG TEXAN」のも同じような感じでしたよね。
これまたカッコいい「パロミノ・モーテル」の看板。
こっちは馬ですね。
「ブルースワロー」に戻って、また写真。
ワタクシ、変なポーズかつ足がちょん切れてますね。
部屋に戻ろうかと思ったのですが、そう言えばさっきロビーに行った時に「ブルースワロー」Tシャツなどのグッズが売っているのを見ました。
それをもう一度見てみようと思ってロビーに入ると、ケヴィンがいまして、握手。
K「来てくれた時は寝ていてすまなかった。今朝は3:30に起きてアマリロに買い出しに行ってたんだ」
ワ「有名なブルースワローに泊まることができてうれしいです!」
K「ありがとう。君が来るちょっと前に、オーストラリア夫婦もここに寄ってくれたんだ。彼らは今日中にアルバカーキまで行くそうだ」
Tシャツはブルースワローモーテルのネオン柄で、なぜかロンTしかなかったのですが、これは着るというより記念の品として購入。
部屋に戻って、しばらくすると、いよいよネオンに灯が入りまして、カメラ持ってあわてて外へ!
おおお、美しい・・・。
ネオンを実物で見て、改めて自分は今、アメリカのニューメキシコ州、ツクムカリという街にいるのだ、来てしまっているのだ、と強く思いました。
さあ、それじゃあ、他のネオンもいっぱい見てやるぞ! と車に乗り込みまして勇んで出て行ったのですが、実に残念なことに、ツクムカリの街でネオンサインが美しく輝いていたのは、ブルースワローの他にはほんの2、3軒でした。
美しいと聞いていた「ラ・チータ」や「バッカルー・モーテル」のネオンにはかなり期待していたのですが、いずれも真っ暗。
ワタクシが頼りにしているガイドブック「EZ66」には、
「2007年に嵐が来て、ツクムカリの多くの店がネオンサインを失った」
と書いてありました。
ネオンサインの修理などは、それがルート66の歴史上重要であると認められれば、ルート66アソシエーションから補助が出るそうなのですが、なかなか全部がそうというわけにはいかないみたいですね。
メキシコ料理店の「ラ・チータ」については、晩ご飯を食べるつもりでいたんですが、ネオンが消えている建物が実に暗く不気味に見えてしまいまして、ビビリ屋のワタクシは、
「閉まってるんだよね・・・そうだよね・・・」
とつぶやくと、速やかに牛が乗っかっていた「デルズ」に向かいました。
「デルズ」にも、メキシコ料理があったし、ニューメキシコでメキシコ料理というラインは譲ってないんだから、それでいいのだ!
別に、暗いお店がこわかったとか、そういうことじゃないのだ!
メキシコ料理に何にも知識がないのですが、メニューを見てみてテキトーに「Chicken Quesadilla」というのを注文。
チキンだから、とりあえず鶏肉には間違いないわけだし、そんなに無茶なものは出てこないだろう、ってわけですが、出て来たのはこういうの。
とりあえず生野菜があるのはうれしいね、と、まずはサワークリームの載ったサラダを食べまして、問題の「Quesadilla」に。
これは「ケサディーヤ」って読むのでいいんでしょうか・・・?
皮に具が挟んであるなー、というのは解るのですが、具は皮に隠されているので、内容がよく解りません。
ええい、男は度胸! やったろうじゃないの!
・・・。
ああっ! これ、美味い! 美味いぞお!!
あれですね、ケサディーヤってのは、メキシコのピザなんですね。
鶏肉とチーズとグリーンチリがドッサリ皮の中に入ってまして、アツアツのトロトロ。
癖がなくて、とても食べやすく、本当にピザそのままの味です。
そんなにお腹が空いていたつもりはなかったのですが、すぐに食べるのに夢中になりました。
食べてると、注文を取ってくれたウェイトレスさんが、ハチミツを添えたパンをひとつ持ってきてくれました。
明らかにワタクシの注文はすでに全部そろっていた状態で、なぜか「サービスしとくから」みたいな空気です。
な、なんで・・・?
結局、ケサディーヤに夢中になった結果、それでお腹一杯になってしまいまして、パンは持ち帰りに包んでもらうことになりました。
もしかして、失礼なことをしちゃいましたか・・・?
いや、でも、ケサディーヤは本当に美味しかったんです。
もう大好きになってしまいました。
これ以降も、食事に困ったらメキシコ料理店を探すようになりまして、何度かケサディーヤを食べましたもんね。
ネオンはちょっと残念でしたが、食事には大満足!
ブルースワローに戻って、早めにベッドに入りました。
<つづく>
人口6千人程度と言いますから、マクリーンやベガよりは人が多いですが、それでも小さな街でしょう。
かつてはルート66沿いの宿場町として栄えたそうで、街の中心部を走るツクムカリ・ブールヴァードが昔のルート66。
その道をただ走っているだけで、1950年代くらいからずっとやっているようなモーテルやレストランの看板が次々に現れます。
そして、その中でも最も有名な1軒、ルート66に関するどんな本を開いても、必ずそのネオンサインを目にするという、ルート66トラベラーすべての憧れ。
それが「ブルースワローモーテル」です。
ワタクシが、ルート66に行きたい、と思うようになったのは、「ルート66で行こう!(亀井亜佐夫著)」という本を読んだのが大きかったとすでに述べましたが、この本のほぼ始まってすぐぐらいのページに、いきなり「ブルースワローモーテル」のネオンサインが現れていまして、まず最初にそれでやられてしまったのですね、ワタクシは。
うわああ、こんなネオンが、しかも田舎町に!
どんなところだ? これは、見てみたいなぁ。そして、できれば泊まって・・・。
・・・まぁしかし、それがこんなに早く実現するとは思ってもみませんでしたけどもね!
早くも感無量でありますが、なにくそ、気を確かに持て。
ステキ看板がチラホラ出てくるツクムカリBlvdを、必死に落ち着きながら進んで行きましたが、やはり「ブルースワローモーテル」が見えちゃったら、もうダメです。
気を確かに持つなんて全く無理でした!
ああ! なんて美しいんでしょう!
そして、写真ではネオンのみを見ていたわけですが、実際の街では、こういう並びになっていて、街のどの辺りに「ブルースワロー」が建ってて、なんてことを自分で体験して知る、というのにも、不思議な感動を覚えます。
そうか、こういうところにあったのか「ブルースワロー」は!
「OPEN」の表示はありましたが、ロビーのドアは開きませんでしたので、早速写真を撮ったりしていますと、またしてもバイカーカップルがモーテルの前を通り過ぎて行きました。
本当に、どこまで行っても、また会うんですね!
なおも写真を撮っていますと、モーテルの部屋が建ち並んでいる辺りから、にこやかな女性が歩いてきました。
ケヴィンにもらったパンフレットで見たケヴィンの奥さん、ナンシーでした。
ナ「おもしろいTシャツね!」
言い忘れてましたが、この日は「アメリカ人じゃない」を着ていたのでした。
そうかそうか、そのおかげで、初対面の外人さん達とスムーズに打ち解けられたのですね。
海外旅行にもオススメです、吉田ナゴヤ堂本舗のTシャツ!
ワ「自分でデザインして売ってるんです」
ナ「いいと思うわ」
ワ「部屋はありますか?」
ナ「大丈夫よ」
一緒にロビーに向かいます。
ケヴィンに会ったと言おうとすると、
ナ「ケヴィンに会ったんですって?」
おお、もう話が通じてる!
ワ「ベガとエイドリアンで会いました」
ナ「聞いたわ。彼は今、寝ているの。3番の部屋が空いてるわ。先に部屋を見てみて」
ドアを開けてもらって、中を見ます。
左半分がドアから見た部屋の図、右半分はトイレとバスのアップですよ。
ナ「この部屋でいい?」
ワ「モチロン!」
「ブルースワローモーテル」ができたのは1939年ということですから、すごい歴史の重みですよね。
さすがに建物や部屋には古びた感じがありますが、それこそが伝統のよさだと思います。
しかも、丁寧にメンテナンスされているようで、古くても汚くはないのがさすが。
ベッドカバーなんかとてもオシャレですよね!
そもそも、ここに泊まりたくて仕方なかったワタクシ、たとえどんな部屋だろうと文句なんかあるはずもありません。
大喜びで荷物を運びこんで、しばらく部屋をキョロキョロと眺め回しました。
ちなみに、お値段は60ドルでした。
さあ、落ち着いたら、ツクムカリの街を散歩です!
「ブルースワロー」はツクムカリでも東の方に建っていますので、まずは西へひたすら歩いてみました。
これまた伝統あるモーテル「モーテル・サファリ」の看板。
ラクダに乗った人の絵柄がステキですね! でも「MOTEL SAFARI」のフォントはちと味気ない気も。
これまた写真集で見たことのあった有名な壁画。
ワタクシのカメラでは1回で撮り切れませんでしたので、分けて撮ってつないだら、やっぱり上手くいきませんでした・・・。
ルート66沿いのいろんな街で、壁画を見ることが多いのですが、ツクムカリにもたくさんあるようで、モーテルでもらった観光マップの中には「壁画マップ」までありました。
メキシコ料理店「ラ・チータ」。
入口のソンブレロがステキですね!
ワタクシ、メキシコ料理はあまり食べたことがないような気がしますが、ぜひニューメキシコでメキシコ料理に挑戦したい!
晩ご飯はここにしましょうかね!
「コーナーストーン」というお店で、フローズンカスタードを食べました。
フローズンカスタードは、ルート66沿いの他の街に有名店があるそうですが、今回そこには行きませんので、代わりにここで食べるのです。
どういう食べ物か、知りませんでしたが、まぁ、普通のバニラアイスみたいな感じでしたよ。やや濃厚?
「ブルースワロー」まで戻りまして、今度は東の方へ。
お土産屋さん「ティーピー・キュリオス」。
ティーピーは、インディアンが住む三角錐型のテントで、それを模した入口がステキです。
ちょっと何かが足りない気がしてモヤモヤする「アパッチ・モーテル」の看板ですが、これは元は違うデザインだったのを塗り直したみたいです。
トップの牛がステキな「デルズ・レストラン」。
この牛って、同じ看板会社が作ってるんでしょうかね?
アマリロの「BIG TEXAN」のも同じような感じでしたよね。
これまたカッコいい「パロミノ・モーテル」の看板。
こっちは馬ですね。
「ブルースワロー」に戻って、また写真。
ワタクシ、変なポーズかつ足がちょん切れてますね。
部屋に戻ろうかと思ったのですが、そう言えばさっきロビーに行った時に「ブルースワロー」Tシャツなどのグッズが売っているのを見ました。
それをもう一度見てみようと思ってロビーに入ると、ケヴィンがいまして、握手。
K「来てくれた時は寝ていてすまなかった。今朝は3:30に起きてアマリロに買い出しに行ってたんだ」
ワ「有名なブルースワローに泊まることができてうれしいです!」
K「ありがとう。君が来るちょっと前に、オーストラリア夫婦もここに寄ってくれたんだ。彼らは今日中にアルバカーキまで行くそうだ」
Tシャツはブルースワローモーテルのネオン柄で、なぜかロンTしかなかったのですが、これは着るというより記念の品として購入。
部屋に戻って、しばらくすると、いよいよネオンに灯が入りまして、カメラ持ってあわてて外へ!
おおお、美しい・・・。
ネオンを実物で見て、改めて自分は今、アメリカのニューメキシコ州、ツクムカリという街にいるのだ、来てしまっているのだ、と強く思いました。
さあ、それじゃあ、他のネオンもいっぱい見てやるぞ! と車に乗り込みまして勇んで出て行ったのですが、実に残念なことに、ツクムカリの街でネオンサインが美しく輝いていたのは、ブルースワローの他にはほんの2、3軒でした。
美しいと聞いていた「ラ・チータ」や「バッカルー・モーテル」のネオンにはかなり期待していたのですが、いずれも真っ暗。
ワタクシが頼りにしているガイドブック「EZ66」には、
「2007年に嵐が来て、ツクムカリの多くの店がネオンサインを失った」
と書いてありました。
ネオンサインの修理などは、それがルート66の歴史上重要であると認められれば、ルート66アソシエーションから補助が出るそうなのですが、なかなか全部がそうというわけにはいかないみたいですね。
メキシコ料理店の「ラ・チータ」については、晩ご飯を食べるつもりでいたんですが、ネオンが消えている建物が実に暗く不気味に見えてしまいまして、ビビリ屋のワタクシは、
「閉まってるんだよね・・・そうだよね・・・」
とつぶやくと、速やかに牛が乗っかっていた「デルズ」に向かいました。
「デルズ」にも、メキシコ料理があったし、ニューメキシコでメキシコ料理というラインは譲ってないんだから、それでいいのだ!
別に、暗いお店がこわかったとか、そういうことじゃないのだ!
メキシコ料理に何にも知識がないのですが、メニューを見てみてテキトーに「Chicken Quesadilla」というのを注文。
チキンだから、とりあえず鶏肉には間違いないわけだし、そんなに無茶なものは出てこないだろう、ってわけですが、出て来たのはこういうの。
とりあえず生野菜があるのはうれしいね、と、まずはサワークリームの載ったサラダを食べまして、問題の「Quesadilla」に。
これは「ケサディーヤ」って読むのでいいんでしょうか・・・?
皮に具が挟んであるなー、というのは解るのですが、具は皮に隠されているので、内容がよく解りません。
ええい、男は度胸! やったろうじゃないの!
・・・。
ああっ! これ、美味い! 美味いぞお!!
あれですね、ケサディーヤってのは、メキシコのピザなんですね。
鶏肉とチーズとグリーンチリがドッサリ皮の中に入ってまして、アツアツのトロトロ。
癖がなくて、とても食べやすく、本当にピザそのままの味です。
そんなにお腹が空いていたつもりはなかったのですが、すぐに食べるのに夢中になりました。
食べてると、注文を取ってくれたウェイトレスさんが、ハチミツを添えたパンをひとつ持ってきてくれました。
明らかにワタクシの注文はすでに全部そろっていた状態で、なぜか「サービスしとくから」みたいな空気です。
な、なんで・・・?
結局、ケサディーヤに夢中になった結果、それでお腹一杯になってしまいまして、パンは持ち帰りに包んでもらうことになりました。
もしかして、失礼なことをしちゃいましたか・・・?
いや、でも、ケサディーヤは本当に美味しかったんです。
もう大好きになってしまいました。
これ以降も、食事に困ったらメキシコ料理店を探すようになりまして、何度かケサディーヤを食べましたもんね。
ネオンはちょっと残念でしたが、食事には大満足!
ブルースワローに戻って、早めにベッドに入りました。
<つづく>