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日々の小さな出来事の写真日記

2019/03/10 藍染め ―― 大和な雛まつり 番外編

2019-03-10 20:11:33 | Weblog


「タデアイ」の種。

「大和な雛まつり」の最終回は「紺屋」の 藍染め について

「大和な雛まつり」は5回シリーズ。
 第5回 2019/03/10 藍染め ―― 大和な雛まつり 番外編 
 第4回 2019/03/01 町家物語館 ―― 大和な雛まつり
 第3回 2019/02/28 金魚、源九郎稲荷神社 ―― 大和な雛まつり
 第2回 2019/02/26 吊るし雛と藍染め ―― 大和郡山市紺屋町 箱本館「紺屋」
 第1回 2019/02/25 大和な雛まつり  懐かしい人に会う


大和郡山市・紺屋川。

大和郡山市・紺屋町は、藍染めを職業とする人が集まった職人町で、
豊臣秀長の時代(1585-1591)に成立したと考えられている。

東西に細長い町で、東西209mで町の中心には幅1m紺屋川が流れている。
ここに150軒近い家があった。江戸時代の初期から現在まで
町の範囲は大きく変わっていない。


その1軒が箱本館「紺屋」。
江戸時代から続いた藍染め商の町家を藍と金魚が楽しめる空間に
再生された。
本館は( 2019/02/26 吊るし雛と藍染め ―― 大和郡山市紺屋町 箱本館「紺屋」
の通り。


藍瓶は30個ほどあったという。


裏から出ると工房がある。


工房を覗くと手招きされて中に入る。


「藍染め」についての説明を聞く。


この瓶で染められる。
「藍染め」の主な材料は冒頭の「タデアイ」。


このような花が咲く。


このような葉をつける。この葉を刈り取り


細かく切り、乾燥させる。
適量の水をかき混ぜると発酵が始まり、温度が上がる。
時間が経つと温度が下がり、冷える頃にまた水をかけれ、混ぜ合わせ
発酵させる。この作業を20回以上繰り返すと


「すくも」が出来上がる。


「藍染め」の材料の「フスマ」。これは小麦の表皮。
ほかに「灰汁(天然灰汁)」、「石灰」「日本酒」が材料。
これら


「すくも」+「フスマ」+「灰汁」+「石灰」+「日本酒」を
瓶に入れ撹拌する。
「すくも」の中にいる微生物が繁殖し発酵が始まる。
仕込んでから10日くらいで染めることができる。




作品の見本。


   雨

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