この時期は、花粉飛散と共に、持病の咳喘息が勃発気味です。
コロナ禍なので、手洗いうがい励行のおかげで、幸いにも風邪を引くことは少なかったのですが、コロナ以外でとんでもない状況に陥ってしまったのです。
夜勤明け、神戸で開催された鬼滅の刃全集中展に出向いた直後から、少しずつ異変が起きました。
異様にトイレが近くなる
膀胱辺りがキリキリする
眠い(夜勤明けで当然やろ、笑い)
帰りの電車の中、ずっと眠っていました。
「きっと月経明けやし、仕事もバタバタしとったから、しゃぁないやろな」
そんな感じで受け止めていました。
ところが、就寝して数時間経過した頃に、激しい悪寒が突如襲いました。
同時の天気は12月の割にはそんなに寒くなかったのですが、毛布に包まるぐらい寒気が強く、ふと頭の中で大きな不安が過りました。
「絶対、熱上がるんちゃうか??」
すぐ様、体温計で計測開始。すると、1時間毎にじわじわと熱が上がってくるではありませんか。
38.3℃……
私が所属するKIX Iの規定では、37.5℃以上熱が計測された場合、一切出入り禁止になります。
更に、1日2回の検温報告が義務づけられ、解熱後、3日経過してようやく出入りが許可されます。
もし、これがコロナウイルスの場合、基本的に14日ですが、3週間程度出勤停止になる場合があり、構内でクラスターが出たら……考えるだけで恐ろしくなります。
医療関係に電話する前に、まず冷静に自分の症状を分析してみます。
悪寒が発生してから発熱している
喉の渇きがあるが痛みはない
風邪などの症状が一切ない
背中から腰にかけて痛みが続いている
膀胱炎と共に頻尿気味、かつ痛みを伴う
ザッと振り返ると、コロナウイルスではないのは確かです。
電話で問い合わせてみると、膀胱炎、あるいは腎盂腎炎の可能性があるとの見解に至りました。
泌尿科と言えば、オッちゃんがよくいるイメージがあります。
ええ歳こいた自分が出入りできるようなところじゃないような感じがします。
取り敢えず、解熱を確認して、近くの泌尿科で診て貰ったのですが……やはり、パッと見て腎盂腎炎との疑いが。
すぐ様、紹介された大きな病院に出向き、CTなどで観てみると、膀胱の腫れ、左側の腎臓か卵巣辺りに小さな影が確認されました。
あと、甲状腺が異様に腫れている……
担当された医師が若い方だったのかもしれませんが、間髪入れず
「腫瘍の疑いがあるので、入院して下さい」
と言ってくるではありませんか。
紹介状の内容をよく理解しないで、普通に泌尿器科に繋いで欲しかったのに、何故に総合診療科なんだ?
発熱しているから、半ば強制的にコロナ検査されるわ、血液検査、尿検査、CTなら分かるが、何故に心電図まで…。
「自宅で治療したいから、抗生物質と解熱剤だけで結構です!」
この病院全体が、利益重視で患者と向き合うのが見え見えだったので、入院拒否しました。
というか、最初の病院がなぜ大きな病院を紹介したのか?
疑問と不満が積もり積もって、薬を貰って帰宅しました。
ここからが大変でした。
抗生物質を貰ってから、膀胱炎から解放されましたが、発熱が一進一退するばかり。
弟に冷えピタやゼリーなど買って貰い、とにかく水分をたくさん摂って、身体中の毒素を吐き出すことに必死でした。
これが功を奏したのか、一旦平熱状態に戻り、会社からも出勤許可を得ました。
ところが、時期は年末。病院は一斉に休診になり、市販の解熱剤も持参して年末年始の勤務に、ほぼぶっつけ本番に挑んだのですが…年が明け3日目を終えてから、微熱気味になり、再び休養を余儀なくされます。
たまたま会社の事務員に、腎盂腎炎と説明すると
「腎盂腎炎なんて、入院せなあかんぐらいやんか。ようそんな状態で出社出来るなぁ。ウチが紹介するから、いっぺん見て貰いや」
と、とある病院に出向いたのです。
年末検査された卵巣辺りの影と、下腹部の微妙な痛みを説明すると、すぐ様検査が始まり、
「これ、石あるんちゃうかな?潰しましょか?」
体温が不安定な状態と腎盂腎炎などの発端が、尿管結石であることが判明したのです。
近年では、女性でも尿管結石が増えているみたいですが、まさか自分が患うなんて。
水分以外摂っていなかったので、日帰りで石を砕く処置をし、暫く投薬で様子を見ながら、閑散期なので無理のない範囲で出勤も減らして、ようやく寛解と診断されたのが、つい最近のことです。
「母ちゃん、尿管結石やったから、石潰して貰うたで」
「言うた通りやろ?お母さんも石出来たから熱出したことあるねん」
……奇遇にも、親子揃って、尿管結石になること、あるんですね。。。