Alright!!~any kind of time...Re-turns~

毎日、ストイックに、でも、楽しく生きる。
最近、更新疎らになりますが、宜しくお願いします。

Sad storage

2009-01-18 | 日々是日記
流星の貴公子と呼ばれた。


鼻筋に通る…白い流星。


君の名は、テンポイント。



今から31年前、粉雪舞い散る京都競馬場で行われた日経新春杯。

このレースを機に、世界へと羽ばたこうとしたテンポイント。

しかし…悲劇は四コーナーで起こった。

皮肉にも、トップハンデ66.5㌔を背負った彼のガラスの脚に、悲鳴が起きた。


普通なら、粉砕骨折くらいならば予後不良にするのが当たり前だった。

しかし、少しでも長く生きようと周囲が一つになったように見えた。


でも……その願いも空しく、テンポイントは帰らぬ馬となった。


競馬にあまり興味を持たなかった母も、テンポイントだけは強く記憶に残っているという。

母の父(私から見ればお祖父ちゃん)にも、テンポイントの雄姿をよく聞かされた。

だから、自然にテンポイントのことが好きになった。

テンポイントの悲しい運命は、サクラスターオーも似たようなものがあった。

世界へ向かわずも、これからという時に彼はガラスの脚を折り、短い命を終えた。



この時期になると、阪神大震災という辛い記憶と共に、彼の悲しい記憶が甦ってくる。


岡潤一郎もその一人だった。

彼も今から17年前の一月の京都競馬場で落馬し、そのまま帰らぬ人となった。

彼も、これからの競馬界を背負って立つ騎手の一人だった。

そんな中での悲劇だった。


彼の訃報を知ったのは、自分が高校受験を終えた直後だった。

そうなって欲しくなかった……彼の早い死に、ひたすら号泣していた。



華やかな競馬の世界。

しかし、華やかばかりではなく、こういった悲しい出来事もあること。

岡さんの死を機に、自分自身、競馬を見る目が変わったのも、言うまでもない。


最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。