幼鈴堂-Yorindo-

ありそうでなかったと思ったら、どこにでもあるようなブログを目指したいです。

卒業の季節

2020-03-07 12:18:31 | 日記
※絵だけ見てください。


どうも、まどと申します。

卒業の季節ですね。

流行り病の影響で延期などされているらしいですが、収まったらみんなを集めて卒業式をやれるといいですね。

さて本題。

僕の中学卒業式当日のお話。


卒業式も終わり各自解散の時、僕を呼ぶ声が聞こえた。

「卒業おめでと~」

クラスで仲が良かった女の子だった。

僕は「おめでとう」と返すと、

「ねね、今時間ある?あったら付いて来てくれない?」

そういうや否や、僕の返事も待たず腕を強引に掴み引っ張って歩く。

連れて来られた場所はグラウンドの端にある桜の木の下。

日光が桜の木を照らし、淡いピンクの花びらは煌びやかだった。

花びらは風を受けて枝から離れ、散り乱れる。

「綺麗だね」

彼女は呟き、僕はそれに同意する。

「ねぇ……あのぉ……なんていうか、楽しかったね、学校生活」

僕は「そうだね」と言う。

……二人は黙り込む。こんなにも話が続かないのは今までで初めてだった。

僕が何か話そうと考えていると、彼女は前に出る。そして、

「あのっ……う~んとねっ…………やっぱ何でもないっ!」

彼女の声は震えていた。

僕はなんとなく彼女の気持ちを察知した。僕は今の気持ちを伝えようとしたが、勇気がなかった。

そしてまた静寂が広がる。……しばらくして彼女は震えた声で、

「別々の学校でも、たまには会って話ができるといいね」

と言った。僕は返事も出来ず、うじうじしていると、彼女が近づいて、

「じゃあねっ!」

と言い、僕の肩を叩いて校舎の方へと駆けていった……。

桜の花びらの様に淡い思い出でした。








うっそぴょ~ん!(イラスト作成中)



そんな思い出、あっりませ~ん!

……😭

間違い探し!

1.仲の良い女友達 → ちょこっと勉強を教えあっていた程度の女の子はいたが、ここまで親しくない。
2.この時期に桜は咲いていなかった。
3.そもそも卒業式後は男友達とバカ騒ぎしていた。


気に入っている文!

・……二人は黙り込む。こんなにも話が続かないのは今までで初めてだった。



さて、ちゃんと締めます。

卒業される方、本当におめでとうございます。

卒業したその後も頑張ってくださいな!

まぁ僕も、いろいろと卒業できるといいですね(?)。

それでは
コメント
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