まあ、これはいろんな前提が違うのだが。
たとえば僕にとって一番重要な資産は金銭ではなく時間であったり、
終身雇用制を信じていないばかりでなく、一つ所にだけ勤めているとそこの言うことをいやでもきかなければならなくなるのが嫌で、
複数の仕事を兼ねていたりする、その価値観そのものが違うのだけれど。
そして演劇といっても創作だけでなく、制作・プロデュースであったり、教師としてであったりするのだが。
それにつけても苦闘である。僕の白髪はそのせいじゃないかと思ったりもする。
こころなしか右横の髪の毛が特に白い。右脳を使いすぎなのか・・・。
興行である限り、満員御礼の夢と、無人の客席と交互に夢に見るし、
創作も自分が思っている方向とは全く違うことを俳優さんに言われたりする。
まあ、これは僕自身、歓迎していることなんだけれど。
毎作品、毎作品苦闘の連続で、今回の「ハーフ2」も当初の企画通りに言っているかというと、やっぱりだいぶ異なってきていたりして。
来シーズンの作品製作に実は入っているのだけれど、これもなかなか困難が多い。
でも漫画スラムダンクに出てくる流川選手や沢北選手のように「困難に笑う」人でありたいし、実際そうだ。
今回公演では音響に挑戦してみる。演出者の苦闘の記録をぜひ見に来てください。
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