以前、番外編で書いた5月祭にこの年も出ました。今回はワークショップ付きでやったことを覚えています。
例によって、企画書から開催趣旨を抜き出します。
演劇ユニットYOU企画は、手紙の朗読をメインに据えた「言の葉(ことのは)」というお芝居の公演を、2003年12月に予定しています。それで、その練習内容に一般の人々が参加する朗読ワークショップを組み入れたいと考えています。これは、ワークショップ=「工房」という言葉通り、みんなが人前で朗読できる場を提供する事を主目的にするつもりです。ただし、朗読には演劇的にアプローチします。人間が書いた本を、人間が読み、人間が聞くという行為は出会いの連続で、演劇も同じ出会いの素晴らしさを持っています。そのことについて少し考える機会になればと思います。このワークショップによって、我々としては、「言の葉(ことのは)」というお芝居をどんな作品にするかについてのヒントを得るつもりです。しかし同時に、参加者が演劇に親しみ、朗読する事を楽しみ、地域の人々との交流を深めるきっかけになればとも考えております。芸術による地域親交の一助になれば嬉しく思います。基本的に、何かを教えたり、と言うよりは、自分で何かを得てもらうというスタンスです。参加者が好きな本を持ち寄って、朗読してみんなで聞くということを基本に置きます。その前に、演劇的遊びを体験していただいたりもして、一緒に“言葉を語る”謎に迫りたいと思います。
地域親交は、振興の間違いなどではなくわざとですね。そんな偉そうに振興しなくとも樟葉がくずはモールによって活気を呈するのはのちに分ったことですが、あくまで村の祭りに参加する一住民でありたいのでしょうね。
プログラムは以下のようなものでした。
日時・内容
5月17日(金)17:30~20:30 「他人を知り、自分を知る」
第一部“手紙” 第二部“声” 俳優によるデモンストレーション
5月18日(土)14:00~17:00 「出会い、そして……」
準備、アップ 発表:好きな本を人に読み聞かせる 15:00~17:00
(5月祭開催期間中につき、一般公開。)
面白いのは、ワークショップで人を集めてそのまま公演しちゃう、というスタイルです。
これ、今もひょっとしたら可能かも。あまり装置をたてこまないなら、ありですよね。
このときは4人の方が出演までしてくださり、実は私も先週の木村さんとやっています。
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