演劇って再演が必要だと思っています。
うちも、2003、2004年と同一キャストでW.サローヤンに取り組みました。
2012、2013年も連続して、G.フォワシイに取り組みました。
作・演出を兼ねる場合が多い小劇場の場合は、新作がたくさん生まれます。
僕の場合は、自分が書く作品はまだまだだ、と言う思いと、他者のことばを扱ってそれを作品化する面白さがありました。
ワークショップで得意とするところですが、簡単な同じ台本を何百万通りでも演出仕分ける、と言うことが好きなんですよね。
乱反射する、万華鏡のような世界、というか。
再演が良いのは、興行としてもです。評判が良かったものを再演するなら、前回行けなかった人たちが見に来られるからです。また最初からある程度の質をきちんと担保できます。
ちなみに僕がいまやろうとしている作業は、YOU企画旗揚げ時の公演の上演台本を基に、全く違う物語を紡ぎだそうとしています。リライトの面白さってあると思っていて、映画の世界でもよくありますけれど、この時代に創るからこその物語になれれば、と思います。
Tomo Matsuura
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