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「待つ」そして「出会う」

「待つ」そして「出会う」

さて、本格的に再開します。

この連載は、今まで僕がけいこ場で、あるいはワークショップで、そして高校や専門学校でやってきたことを詳細に記していくっていう企画です。
自分のための、あるいは今までの参加者たちが懐かしがるための、あるいは出ることはないっかもしれないけれども、演出松浦友の演劇論としてまとめていくものです。

そして、最初はシアターゲームについて紹介をして、エチュードに入りました。
基本的にはCDFという略称で呼んでいた演劇創作ワークショップの順番でやっています。
そして、「待つ」というエチュードについて説明して前回は終わりました。

今日はそのあとにやる「出会う」です。
「待つ」を振りかえっておくと、上手から一人出てきて、下手から一人出てきて、何のセリフもなく関係性もなく、ただひたすら待つ芝居をしてもらう、ということでした。

そして、この出会うは待つの進化形で、実はやることは同じです。
でも、きちんと「出会って」ください、とお伝えします。

どういうことかというと、一人出てきて二人目が出てきても、結局この二人がかかわらないと何にも生まれてきません。
なので、しっかり相手を意識してもらい、相手の一挙手一投足に反応してもらうのです。

ここがとってもポイントで、僕がよく言うのは「日本人ってあんまり他の人のことをじろじろ見たらだめ!って言う風に言われてきたと思うんですけど、この場面では見ていいです。じっくり見てください。この人の福耳が気になるって思ったら見てください」っていいます。

「待つ」の最大のポイントは『そこに居ること』でした。つまりこの場合、相手を見て、そして見られてどのように反応するのか、反応し合うのかがポイントなのです。
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