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Creating Drama Factory その2

Creating Drama Factory その2

とっておきのワーク「お願いします」はじつは何の変哲もない、俳優学校ではよく見られるワークなのですが、じつはこれ、僕がデモンストレーションさせられます。

というか、これは見てみないとわかりにくいからです。

上手の人が板付きになり、椅子に座ります。そして下手の人は「お願いします」というセリフだけを武器に、上手の人を椅子から立ちがらせる、というゲームです。

もちろんフェアに、そのシーンが成立するようにです。

先週、「待つ」というようなその場に居る理由を俳優が作らなければならない、ということを書きましたが、ここではその創り方を学んでもらいます。

まず戦略があり、戦術があるという話をします。

そして、戦略を当ててもらう、ということをします。

例えば戦略は「同情させる」です。

戦術としては、まずは拝み倒します。

割と優しい人をデモンストレーションでは選ぶので成功することも多いのですが、あえて、二度目は戦術を変えます。

けがをした人を演じたりします。

そうしてから、今度は戦略を変えます。僕がたいてい使うのは「脅す」ですが、他の戦略としては「誘惑する」とか「懐柔する」とかいろいろです。

とにかく他動詞にすることがポイントです。

これはこのCreating Drama Factoryの大きなポイントであり、僕が思う俳優の仕事のすべてです。
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