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3/6会話って?

 さて。こんにちはC.D.Fアシスタントの弓井です。
 3/6、2回目のワークを行いました。この日のテーマは会話です。
 嬉しいことに、前回の参加者の皆様は全員来てくださって、増えたメンバーもいました。

 まずは、前回と同様、体と心をほぐすべくシアターゲームから始めました。円になり、名前を呼んで相手に渡し、呼ばれた人は受けて場所をぐるぐる変わって行くゲームですね。名前がしりとりになり、連想になり‥…。参加者の皆さんの空気がほぐれた所で、「腰の遊び時間」という腰を中心にしたストレッチを行いました。寝転んだ体勢で膝を立て、左右に揺らし始めます。揺らしながら、自分の今の体の状態をチェックします。自分の体の気持ちの良い方向を自分で探って行きます。寝転んだ姿勢から立ち上がり、上半身を脱力させて上半身を戻し、姿勢を確認して行きます。ストレッチは単に体をほぐす目的としても有効ですが、普段自分では気づかなかった体のコリや、自分の癖を認識できるチャンスでもあります。普段生活してると、ないがしろにしがちな自分の体というものを見てあげると生活する上でも、演技する上でも楽になると思います。
 その後、再びシアターゲームに戻り、「パーマンウキッ」というゲームをしました。
 円になり、パーマン1号が2号を指して、2号が3号を指したら3号の隣が「ウキッ」と猿のポーズをする何とも可愛らしいゲームです。せんだみつおゲームの様な感じです。気を抜いていると対応できないし、集中力が必要なワークです。
 そして前回もやりました、「石積み」のワークをしました。円になり誰からともなく数を順番に数えて行き、誰ともかぶらずに31まで数えきることが目標です。最初はなかなかうまく行かないのですが、円の中心に石があって、石を数を数えながら皆で積んで行くイメージを持ってやってみると不思議にうまく行きました。この発想が創作の基本なんですね。皆で協力して積み上げて行くイメージです。

 5分の休憩の後、エチュードに入りました。
 前回同様、場所は日曜の午後の公園で、各々が具体的に待つ相手(もしくは待つ理由)を持って、上手から人が先に入り、落ち着いたら下手から人が入ります。前回と少し変えて意識するのは、前回よりも少し相手に興味を持つということです。その結果、セリフは使いませんが、声を掛けられそうな瞬間は生まれました。
 更に、ワンステップ進んで、同じ設定で、今度は声を掛けられそうならセリフとして声を掛けてみることをやってみます。自分の待つ理由は設定しながら、相手になるべく興味を持ちます。すると、先程とはまた違った空気が生まれておもしろいです。見ている人にも、伝わりやすくなりました。
 では、もう一歩進んで、さっきは、公園という設定でしたが、知らない人同士の会話が生まれやすい場所はどこか。場所を思いついた人が上手に立ち、先に入り、見ている人と後から入る人は場所を知らないというルールでやってみました。
 上手から入る人は相手に伝わる様に、リードして行きます。下手の人は、相手に話を合わせながら、矛盾が無い様に話を進めて行きます。
 場所が見ている人に伝わるだけでなく、出来れば、どんな状況なのか、どれ位の規模なのかどんな街にあるのかそんなことまで伝わる様に作って行きます。
 やっている内に、人は共通の困難に立ち向かう時会話が生まれやすい、相手の話に同調するばかりではなく、たまに反発してみると話が転がりやすいことが分かって来ました。これをヒントに、最後は二人だけでなく即興で何人か舞台に上がって、複数人でエチュードを作りました。

 参加者の皆さんの感想は、セリフを使いながら相手に伝えようと演技をすることが難しいとの意見や、セリフを使ったこと、場所を明確に決めたことによってキャラクターが見えて来ておもしろくなったや、セリフを使うことによって相手にアンテナを張る様になったなどの意見がありました。このワークでは、実は自分が話すことよりも相手の話を聞くことが重要になって来るんですね。

 この要領でどんどんエチュードを作って行きたいですね。楽しみです!
 
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