さて、WHO、つまり登場人物ですね。Creating Drama Factory※私が生み出した集団創作の方法論です、だと、場所を決めてその次に考えるのですが、小説の場合、語り手の問題にもなってきます。
男性にするのか、女性にするのか。年代は、国籍は、関西出身か関東出身か。
そもそも一人称なのか。1人称だとして読者に語りかける2人称もありなのか。
三人称は挑戦してもいいんですが難しい。きっと。
まず、今まで書いたものでいくと、自分と同年代や経験した年代は書きやすいです。性別はこだわっていません。例えば2012年にノベライズしたハーフはそもそも演じている俳優さんがいるので、その方を想定してかけば良いので極めて楽でした。
「リベカタスク」という小説オリジナル作品では、高校生女子という一人称を用いました。ちなみにリベカというタスクという異性の双子の兄がいる女の子の設定です。女子高校生と思うと書けず、妹と自分に娘がいたら、という感じで書いてみました。
また小学生の時に書いた作品のリライトである「サンディズ」という作品では、12歳という年齢層に主人公たちを設定しました。ベルギーのTinTin(日本語名タンタン)のようなシリーズを書きたくてその前日譚です。僕の妹が生まれたのが12歳であり、責任感を持った大人になったと私が感じているのが13歳からなので、必然的にそうなるわけです。
サンディズは、大好きだったマガーク少年探偵団をモチーフにしていて、ご存じグーニーズとスタンドバイミーのような映画に触発されて書いたものです。
小学生の時に書いているので、リーダーに自分を投影していて、そいつが語るようにしています。
ちなみにマガーク探偵団では、タイトルロールのジャック・マガークではなくて、書記役のジョーイが語っている。
あ、でもリーダーは推理するのではなく、推理役は別の人物に割り振っているのですが。
本当はバルニア・ラウンドという主人公の冒険譚を後々描いていきたいのです。小学校の時は二本書いていて、ほんとはもっとあったはずなんですけど、書いていないので忘れてしまいました。
あんまりオッサンが主人公って、書いてきてないんですが、まあ、そのうち描いてもいいかなあ。せっかくおっさんになってきているんだし。