どこで?ってことです。結構、芝居の場合はそこから考えます。
今流行りの、異世界ものだけは書く気がないです。
なぎさ高校の生徒たちが王様と騎士たちの話を作りましたが、それを小説化するとしても、中世の話にするつもりです。
話が出来るセミパブリックな空間。
平田オリザさんが言っているやつですね。
内側の人と外側の人がいて、中間ぐらいの人もいる。
そうすると、背景設定を説明しやすくなるので。
中の人ばかりだと、日本だったら「アレは?あーあれはああなった。」とかで終わったり、専門用語ばかりになります。現におそらく若い人のはやりの言葉ばかりで話されると私たちには分かりませんよね。
ただ、小説の場合はそんなの関係ないかというと、そうではありません。
それはおんなじです。何で背景設定を喋り出すのか、そこに理由がないと、私は嫌です。
そこで、主人公たちがたまる場所を考えます。
池波正太郎さんの「剣客商売」で主人公の小兵衛(藤田まことさんが演じていた人物です)が大体蕎麦屋で作戦を練ったり、張り込んだりするんですね。あの感じの応用で、居酒屋とかビール屋さんとか、いろいろ取材をしております。高校生だと吉野家とかなか卯とか松屋とかマクドナルドとかKFCとか。
特定の人物が集まりそうなところを取材しておいて、だいぶん溜まってきているんで、いろんなとこを複合させて書いていきたいな,と思っているんですけどね。
例えば、以前紹介した「リベカタスク」という作品だったりすると、高校生たちなので、母校はもちろん、その近くにある香の川うどんだったりガストであったりといった、高校生が行きそうな、あるいは高校生のお小遣いで行けそうな場所を取材します。
日本ばっかり大阪ばっかりっていうのも何なんで、ぜひとも今まで行った場所は絶対に使います。バルセロナ、ブリュッセル、パリ、ロンドン、トロント、日本国内も。
なので取材に行った時の情報、整理していかんとな、と思ってます。
このブログに、旅行記の情報は残してあるんですけどね。