東電や政府・官庁が、隠さず情報を出すのはいい。しかし問題は、伝える側が、「・・・という暫定基準値を上回る数値が検出されました」という東電や政府の情報をもとに伝える一方で、「でも、健康には大きな影響はありません」などと、専門家に言わせるなど、いわば〈マッチ・ポンプ〉的な報道をしているからだ。
昨日から今日にかけては、金町浄水場で放射性ヨウ素が検出されたというニュースでもちきり。そのせいか、東京・赤坂の表通りの自販機でも、ミネラルウォーターがすべて売り切れとなった。
すべての情報を包み隠さず、とは正論だが、そのことが、結果的には〈マッチ・ポンプ〉を引き起こす。そういう矛盾を伝える側は、一度議論すべきだ。とはいえ、赤坂の小さな駐車場の脇にあった自販機は、人目につきにくいという地理上の理由からかどうか、一度に4本も買えた。そのあとも「売り切れ」の赤マークは付かなかった。
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