会合のひとつに『放射線対策委員会』というのがある。しかし、委員長の体調が悪く、どういうわけか私がその代理となってしまっていた。
今日は、朝9時から、その委員会による「ホットスポット」となってしまった町会の、およそ200カ所の地点での放射能値を測定する予定だった。だが、雨のために、明日に延期となった。
そのことはいいのだが、実は、測定のために必要な線量計を15台、昨日、市から借りてきていた。そして、今日の測定のために、任意の3カ所で、線量計ひとつひとつが示す数値を測り、その「誤差」を記録した。同型同種の線量計でも、数値は必ずしも、というか、ほとんど一致しない。15台が15台とも、大幅に、場合によっては微妙に違った数値を示す...、ということを知った。
さて、明日は9時から(すでに去年から定点観測となっている)およそ250カ所の地点を測定する。いずれの地点も、地上から5センチ、50センチ、100センチの高さの3点で測定する。
原発事故から1年7ヶ月、「ホットスポット」といわれ、放射能に対する危機意識が町会のあちこちで芽生えてはいるが、明日、線量計はどのような数値を出すのだろうか。
同社製、同型同種の線量計を15台も並べてみると、何ともひどい世の中になってしまった、とあらためてため息も出るのだが、それらの機器がはじき出す数値を、できるだけ客観的に並べてみたいと思っている。
なにしろ、東電は「すでに流れ出てしまった放射性物質は、本来の持ち主の手元を離れてしまったのだから、どこに付着したとしても、持ち主でない以上その責任は取れない」と〈無主物(無)責任論〉を展開する。
「ホットスポット」であっても、私有地は〈私〉が除染の責任を負う、という理不尽さが大手を振っているのだ。
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