ひきこもりの日常

現在、きまぐれ不定期です。

日本改造計画(小沢一郎)

2006-04-17 11:26:07 | 本・新聞・雑誌
Espresso Diary@信州松本で取り上げられているので、読んでみました。

以前小沢氏のメモをしてみましたが(こちら)、本からはNEET、ひきこもり、フリーターを邪険にしないのでは無いと思いました。
小沢氏の問題提起は今でもそのまま当てはまるように思います。三部からなり、内政、外交、国民生活からなっています。国民生活では自由を提案しています。実際に今13年経ってあまり自由にはなっていないと思いますが、その問題提起は今でも当てはまると思います。予測が当たっているのは凄い。

光ファイバー(インターネット)で便利になる、これは多分アメリカからの流れでスーパーハイウェイが出来ました。当時から続く地域の希薄化、高齢者は家族が施設任せは多いと思います。その通りになってます。でも解決できる道は外圧以外で自発的に今も難しそうです。ありきたりなコメントですが。

『子供は勉強、大人は仕事のしすぎ。老人はすることのなさすぎ。』と書かれてました。これもそんなに変わっていない、多分。ひきこもりの出現まで予想はありませんでしたけれど、ひきこもりも個人の責で勝手にひきこもっている人は構わないと思いますがそうではないひきこもり、結局やることのなさすぎは私も含め多いと思うので、その点をひきこもり論から無視して欲しくないと思います。そして老人より若いし(技術的な経験は置いといて)、時間もある(お金はありませんが)ひきこもりが何か発信出来ればと思うのですが、ひきこもり自身なんとか社会的に適応させようと必死に思わざるを得ない人も環境も少なからず存在すると思うので、その点フランスやかつての学生運動とは違う点。運動だけが発信では無いとしても。
なんで? やはり孤立しているのが原因であり結果なのか。

つまりこの型しかないような環境。
あまり愚痴ばかり言っていてもそれを昇華することが無いので、ひとまずこれは置いておいておきますね。

10年経っても古さを感じない本を別にすれば、正論だけをイイコト言っている政党はあるし、実際には今までどおり諦め感が少しマシになった程度のように感じるくらい。お金の流れも格差は出るとしても、やることは無いというのは高齢者でなくても辛い。地域や人とのつながりが薄い、無いというのも辛い。高齢者はずっと家にいることが多いとしたら別に携帯電話は必要が無いとしても、パソコンを使いこなせないならボーとテレビを見るか、心のオアシス・ラジオ深夜便の人気がますます高まる。(私も2時台からは最近よく聞いています。)

高齢者皆が潤っているわけではないから、実際にお金が高齢者に段々と回らなくなると、そういう時に地域のつながりを10年前から説いている小沢氏が実際に実現が出来るとなると力強いと私は感じるのですが、ロマンチストでしょうかねえ?


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