研究会のため上京。
7時起床、7時50分頃に家を出て、車で福岡空港へ。さすがにこの時間帯は道が混んでいて、福岡空港に到着したのは8時30分だった。40分ほどかかったことになる。
9時発のJAL便で上京。機材は旧JASの777。JALが
国内線ファーストクラスの導入を発表したが、羽田福岡線にはまだ導入されていないようだ。国際線には、ビジネスクラスとエコノミークラスの中間のプレミアムエコノミーを導入するのだという。このところ、どうもJALの営業戦略はANAの後手後手に回っている感じがする。いっぽうで、ANAも、事故とまではいかないものの、それに近いトラブルは起こしている(システムの故障で発券ができなくなるという大混乱を2度も起こしているし、先日の伊丹空港滑走路誤着陸は、一歩間違えば滑走路上での飛行機同士の衝突という大惨事になっていたはず)のだが、どうもJALのほうがすぐにトラブルの悪評が立つような気がする。これはJALに気の毒だ。
飛行中、揺れはほとんど無し。機内では日本茶を頼んだ。
ところで、9月には、一度も飛行機に乗っていなかったことに気がついた。このところ、月に1回はかならずといってよいほど飛行機を利用する状態が続いていたので、ちょっと意外な感じがする。理由の一つは学内の会議が以前にも増して多くなってきたためである。先週末も、大学の第三者評価に対応するための準備の会議のため、日本政治学会への出席をキャンセルせざるを得なかった。
羽田空港には定刻に到着。「新三浦」で朝食兼昼食。「海老玉丼」を食べる。味のほうは相変わらず。
羽田空港内のJALショップで、
『JALデザイン』というムックを買った。
初期のJALのDC-8(国際線)の機内には、VIP用のラウンジが設けられていたそうだ。
写真を見ると、西陣織のシートカバー、機窓には障子、壁には日本画(前田青邨)。対面式に席が設けられ、桃山風のインテリアである。
また1970年に導入された747の機内デザインは、剣持勇が担当したのだということも初めて知った。
経済性と合理性が強く求められる時代になったのだから仕方がないが、最近はどの航空会社の便を利用しても室内のインテリアはほとんど同じで、つまらない。
13時から情報セキュリティマネジメント研究会に出席。17時前に散会。
研究会の後半は雑談になったが、実はこの雑談が研究会に出席する最大の目的ではないかという気がする。雑談なので、話はあちらこちらに脱線するが、この脱線で得られるところが大きいのである。
羽田空港のターミナル内の売店で妻へのお土産を買って、19:00発のJAL便で帰福。金曜日の夜ということもあり、満席に近かったようだ。帰路は、琵琶湖の上を通過し、広島のあたりで本州を縦断して日本海側の益田あたりに出、秋吉台の上を通過した後、北九州、宗像、志賀島と玄海灘の海岸沿いに南下するといういつものルート。
最近車で空港に行くようになったので、帰りの機内でビールを飲むことができなくなった。以前はこれが楽しみだったのだが・・・。