【BULLET TRAIN】
2022/09/01公開 アメリカ 126分 ※R15+
監督:デヴィッド・リーチ
出演:ブラッド・ピット、ジョーイ・キング、アーロン・テイラー=ジョンソン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、アンドリュー・小路、真田広之、マイケル・シャノン
全車両、殺し屋だらけ――
連結していく10人の因縁
STORY: とにかく運の悪い殺し屋レディバグは、依頼人のマリアからブリーフケースを盗むだけの簡単な仕事を請け負い、東京発・京都行の超高速列車“ゆかり号”に乗り込む。難なくケースを奪ってミッションを終え、あとは品川駅で降りるだけのレディバグだったが... (allcinemaより)
伊坂幸太郎のベストセラー「マリアビートル」を映画化。不運な殺し屋が、同じ東京発・京都行の超高速列車に乗り合わせた一癖も二癖もある殺し屋たちと一つのブリーフケースを巡って壮絶バトルを繰り広げる。監督は『アトミック・ブロンド』『デッドプール2』などのデヴィッド・リーチ。
原作は未読なので映画との違いはどうなのだろう...。日本の新幹線...いや超高速列車を舞台にバトルを繰り広げるという楽しい設定。“ひかり”じゃなくて“ゆかり”なのが良き♪ 日本で撮影したかったけれどコロナ禍で断念してセットを作ったそうだけど、実現してたらどんなだったんだろう。でも観る限り日本で撮影しなかったのが吉と出た気もする。
ブラピ演じる運の悪い殺し屋レディバグ(てんとう虫の意味)の巻き込まれ系の展開で面白かった。列車内にあるブリーフケースを盗み、次の停車駅・品川駅で降りるだけだったのに、なんやかんやで降りられず本当に運の悪さw。
海外の監督が描く、なんちゃって日本は突っ込みどころ満載なのだけれどこちらもそのひとつ。でもここまでぶっ飛んだ展開となるともう気になるどころか楽しくなってくる。車窓からの景色も気になるのと、富士山がなんでそこに?だし、東京京都間はそんな時間に走ってないと思うのだが...第一にそんな状態で列車は走るのかってね、それ以上にこの“ゆかり号”は治安が悪すぎるーっ。
殺し屋さんたちクセが強い人たち、でも憎めないキャラ。みなさん容赦なく暴れまくってて気持ちいいくらい、そして何気にグロい。「きかんしゃトーマス」を力説するレモンがいい味出してた。ブラピのカッコ良いんだかそうでないんだかな感じが好き。ツボだったのは個室トイレの機能をいじってたところはなんか可愛い。巻き込まれて散々な目にあってるのも楽しかったし、老眼ネタは笑った。真田さんが登場すると、やはり作品に重みが出るというか、渋さがカッコいいしアクションシーンも見とれてた。
日本語も多く登場してた。バックに流れる音楽も懐かしいものでまさかの日本語曲は笑ったー。そのせいか、今の日本というよりひと昔ふた昔前の日本という雰囲気。日本といえばゆるキャラ、“モモもん”はどうみても出来の悪い“ソメイティ”にしか見えない 笑。
まぁあの狭い空間でよくこれだけのバトルが繰り広げられたなぁと。好みが分かれそうな作品だけど好きなほう。ブラピがカメオ出演した作品の俳優たちがカメオ出演してる...こういうのいいね。
鑑賞日:2022/09/03
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