【The Whale】
2023/04/07公開 アメリカ 117分 PG12
監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:ブレンダン・フレイザー、セイディー・シンク、ホン・チャウ、タイ・シンプキンス、サマンサ・モートン
STORY:恋人を亡くした悲しみから立ち直れずに過食症に陥ってしまったチャーリー。歩行器なしでは移動すらできないほどの肥満となった今も入院を頑なに拒み続けていた。そんなチャーリーが頼りにしているのは、すっかり気心の知れた看護師のリズ。しかし病状は急速に悪化し、死期が近いことを悟ったチャーリーは、離婚して以来ずっと疎遠となっていた17歳の娘エリーとの関係を修復したいと願うのだったが... (シネマトゥデイより)
僕は信じたかった。
心に深い傷を抱え、過食と引きこもりで極度の肥満症となってしまった余命わずかな40代の教師が、自らの死期を悟り疎遠だった娘との絆を取り戻そうする最期の5日間を描く。監督は『レスラー』『ブラック・スワン』などのダーレン・アロノフスキー。本年度アカデミー賞、 主演男優賞・メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞。
思ってたよりもブレンダンが大きくて驚いた。あの大きな身体を作り物には見えない技術もすごい。そしてブレンダンの主演男優賞を獲得したのも納得の素晴らしい演技だった。ほぼというか99%くらい家の中でのシーンなんだけど、最後まで飽きさせず見入ってしまった。
チャーリーは愛する人を亡くしてから歩行器を使わないと歩けなくなるほど肥満症となってしまい、しかも引きこもり。気にかけて看護師のリズが世話をしに来てくれる。ほかにも家に訪ねてくる人はいるけれどやりとりがリアルに感じられる。
娘エリーとの関係も何とか修復したいけれどなかなかうまくいかず...エリーも父親に捨てられたと思ってるから素直になれないのは仕方がないよね。エリー役の子もうまかったな~素直になれないもどかしいところとか。
なんかねチャーリーとブレンダンて心に傷を抱える点で似ているように思うので、だからこそのリアルに感じる演技だったんだろうなぁと。ラスト近くからはうるうるしてしまった、その後も余韻の残るとても良い作品だった。うーん言葉にするのが難しい、、、
鑑賞日:2023/04/12
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