【RICHARD JEWELL】 公開 アメリカ 131分
監督:クリント・イーストウッド
出演:サム・ロックウェル、キャシー・ベイツ、ポール・ウォルター・ハウザー、オリビア・ワイルド、ジョン・ハム
1996年アトランタ爆破事件の実話
その日、全国民が敵になった――
STORY:1996年、オリンピックが開催中のアトランタ。高齢の母と2人暮らしの不器用で実直な男リチャード・ジュエル。警備員をしていた彼は、多くの人でにぎわうイベント会場で不審なリュックを発見し、中身の爆発物に気づいたことで大惨事を未然に防いだ。マスコミはこぞって彼を英雄として報道するも、捜査に当たるFBIは次第に第一発見者のリチャードに疑いの目を向け始める... (allcinemaより)
1996年のアトランタ五輪で大会期間中に起きた爆弾テロをめぐる実話を映画化したサスペンス・ドラマ。警備員として多くの命を救ったヒーローから一転、容疑者とされた男リチャード・ジュエルの過酷な運命を、捜査機関とマスメディアの暴走によって冤罪が生み出されていく恐怖とともに描き出す。監督は『グラン・トリノ』『運び屋』などのクリント・イーストウッド。
アトランタオリンピック...記憶がいまひとつでしたが、モハメド・アリが聖火台に震える手で点火するシーンに泣けたのを思い出しました。その頃に爆弾テロがあったとは...。
その時にリチャード・ジュエルが爆発物を見つけ大惨事を防いたことで英雄としてマスコミに祭り上げられたかと思ったら、今度はFBIが彼に疑いの目を向けてることを知り確定もしていないのに実名で報道し国民からの激しいバッシング....。FBIも酷いけどマスコミの異常さもかなり酷いし、それに振り回される国民もちょっと...。今も昔も...紙もネットも変わらないのは悲しい。
第一発見者だからとか憶測で犯人像にぴったりとか...よくわからない。ただ真面目に生きてきて正しいことをしたのにこの仕打ちはあんまりすぎる。しかし弁護士のワトソンが無実を信じ救いの手を差し伸べてくれたのは本当に良かった。とはいってもここからがまた大変だったりするんだけど...。
ネット社会の今は当時のマスコミよりももっと過激で恐ろしく、いつどこで自分にもこういったことが起きかねないと思うと恐ろしくなります。リチャードは44歳の時に心臓発作で亡くなってるそうで、劇中でも心臓を抑えるシーンがあったのでこの出来事のせいで負担がかかってしまったのかなと思うと残念です。パンフにはご本人の写真が掲載されているのですが彼を演じたポール・ウォルター・ハウザーがかなり似ててピッタリの役でしたね。
今回もイーストウッドにハズレなしでした★
鑑賞日:2020/01/19
今作もまさにその定説通りでした。
一度、容疑者になったらとことん追い詰められるのは、どの時代も一緒で…
いやはや、FBIのいい加減な捜査も恐ろしいものです。
証拠が出てこなくても、クロだと発言するトムもどうかと思いました。
最後まで見入ってしまう良作でした。
ほんと!イーストウッド監督にハズレ無しですね~
実話物だけれども、淡々とし過ぎず結構ハラハラさせられました。
ご本人に見た目もそっくりだけど、喋り方や仕草を似せたのだそうですね。日本人にはなじみが無いけれど、アメリカの人はそっくりで驚いたらしいです。
「リチャード10L でかい奴だ」
疑がいがある人に対しては追い詰める様子は今も昔も変わらないのは悲しいです。
でも彼を信じた弁護士さんが支えてくれて本当に良かったです。
今回初めてリチャード・ジュエルを知りましたが、アメリカの方はご本人を見てるわけですもんね。かなり研究されたんでしょうね!素晴らしいです。
確かに....でかい人でした💦